日本国内でも知名度、人気度ともに年々高まっているShopify。No Codeではコーディングスキルがなくても簡単に構築でき、費用もリーズナブルなためShopifyでECサイト構築をしたい方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回の記事では、ShopifyでのECサイト制作や代行してもらう場合の費用相場そして代行先の選び方などを解説していきます。ShopifyでのECサイト構築を考えている、もしくはすでに別のサービスでECサイトは持っているがShopifyにも興味を持っているという方は参考にしてみてください。Shopifyの構築方法と費用相場ShopifyでECサイトを構築するには、以下の3つの方法があります。Shopify構築ができる制作会社Shopify構築ができるフリーランス自分で構築ECサイトの規模感や制作予算次第でどこが最適かはことなりますが、以下にそれぞれのメリットデメリットと制作費用の相場を紹介します。 どの方法で構築するか参考にしていただければ幸いです。方法構築費用所要期間特徴制作会社約100〜300万円2〜4ヶ月クオリティの高いECサイト構築が可能フリーランス約30〜100万円1〜3ヶ月会社の方向性に縛られない柔軟なデザイン・構築が可能自主制作約5〜30万円1〜3ヶ月費用を抑えられるECサイトの制作会社へ依頼する最初にご紹介するのが、最も一般的な方法であるShopifyの制作実績がある制作会社に依頼したサイト構築です。3つの選択肢の中で比較的選ばれやすいものになっているでしょう。WEB制作会社ということもあり、経験豊富な会社も多く、費用は少しかかりますが安心して依頼することができるでしょう。制作会社の多くは、制作だけではなく制作後のEC運営コンサルティングも行っていることが多いです。そのため、制作を任せたい方だけではなく運営面の相談をしたい方にもおすすめです。構築スキルを持ったフリーランスへ依頼するフリーランスや個人事業主、副業で活動している方に依頼する方法が次の選択肢です。この方法であれば比較的費用を抑えることができ、会社の方向性に縛られずクライアントに合わせた柔軟なデザインができるため、自社の要望を比較的取り入れてもらいやすいというメリットがあります。しかし、スキル面でのあたり、ハズレが多いのも事実です。また、運用開始までに時間がかかりやすいというデメリットもあります。実績やスキルを必ず確認した上で依頼するようにしましょう。自分で制作方法を学び構築する最後は、外注業者に委託するのではなく自社や自分でECストアを構築する方法です。ShopifyはECサイト運営に必要な基本機能を備えています。ECサイトのデザインテンプレートもあるので、Web制作の専門的な知識がなくても本格的なECサイトを簡単に構築できます。自分で構築する場合は、外注費用もかからないので、費用を抑えて構築することができるでしょう。しかし、デザインテンプレートでできる範囲以上のEC構築をしたい場合は、WEB制作の知識がないと難しい側面もあるので注意してください。参考:ECサイトの構築費用の相場を制作方法ごとに紹介自分で構築するなら知りたいShopify構築の手順ShopifyでECサイト構築をする手順を解説します。以下がShopifyでECサイトを作る4つの手順です。ご自身で構築する場合でも、外注する場合でも近い手順となることが多くなっていますのでぜひ参考にしてみてください。Shopifyでアカウントを作成する管理画面から商品を登録するサイトデザインを変更するオンラインストアのテンプレートから選ぶページを編集してオリジナルテーマを作成する月商と運営規模に応じて料金プランを決める1.Shopifyでアカウントを作成する・メールアドレスを入力して「無料体験を始める」をクリック・パスワードを入力してログイン・必要事項を入力して「ストアを作成」をクリック終わりましたら「ストアを作成」をクリックしましょう。2.管理画面から商品を登録する・管理画面の「商品管理」をクリックし「商品を追加」をクリックしてください。・該当箇所に、商品情報や画像をいれて商品登録をしましょう。・商品情報の入力が完了したら、商品のステータスを「公開中」に変更し、ヘッダーにある「保存する」をクリックしましょう。これで、商品登録作業は完了です。3.サイトデザインを変更するShopifyにはテーマと呼ばれるテンプレートが数多くあります。 公式テンプレートである無料テーマと有料テーマの2種類です。実現したいサイトデザインに応じてテーマ選定を行いいましょう。3-1.オンラインストアのテンプレートから選ぶShopifyにはテーマと呼ばれるテンプレートが数多くあります。 公式テンプレートだけでも無料テーマは12種類、有料テーマは121種類あります。管理画面内にでてくる無料テーマが全てではないので、テーマ選定は目的や実現したいデザインに応じて慎重に決定するようにしましょう。3-2.ページを編集してオリジナルテーマを作成する・管理画面のサイドメニューにある「オンラインストア」をクリックし「テーマ」をクリックしましょう。・現状はデフォルトのテーマが表示されているので、同ページで下にスクロールし表示されている「テーマ」から好きなテーマをクリックしましょう。・選択したテーマの詳細ページが開かれるので、「テーマを試す」をクリックしストアにテーマを追加しましょう。・テーマが追加されたら、「カスタマイズ」をクリックしましょう。・以上でストアに追加したテーマが反映されます。レフトナビにて編集を行うことができます。不要なコンテンツを削除したり、コンテンツの順番を入れ替えたり、テキストを変更すること等が可能です。・ストアのページ編集が完了したら、ヘッダーにある「公開する」をクリックし、ポップアップの「公開」をクリックしましょう。・以上でデフォルトのテーマからページが編集されたオリジナルのテーマに変更されます。4.月商と運営規模に応じて料金プランを決めるストアの準備ができたら、最後にプランの選択をしましょう。 管理画面のレフトナビにある「ホーム」をクリック、「プランを選択」をクリックしましょう。複数のプランがでてくるので、契約したいプランを選択しましょう。 Shopifyには5種類のプランがあります。Shopifyのプランの選び方は、月商の規模とECサイトの運営スタッフのアカウント数です。自社の月商規模とECサイトの運営スタッフのアカウント数を踏まえてShopifyのプラン内容を確認し契約するとよいでしょう。収益性の高いECサイトをShopifyで構築するコツShopifyの基本機能は非常にシンプルですが、そこにオプショナル機能を追加していくことで、独自性を高めることができます。そのポイントを解説します。独自のドメインを取得するShopifyのストアを作成するときには「○○.myshopify.com」というドメインが自動的に付与されます。しかし、独自ドメインの方が顧客から信頼されやすく、ストア名も覚えてもらいやすくなります。SEOで有利になる可能性もあります。Shopify内でも独自ドメインが購入できますが、すでに持っている独自ドメインとShopifyストアを連携させることもできます。拡張機能やアプリを使って増強するShopifyには8,000以上の拡張機能(アプリ)でストアをカスタマイズできます。例えば、ビジネス向けのECサイトであれば送り状や納品書を発行するアプリを入れたり、ギフト商品に「のし紙」が必要かどうかをユーザーが選択できるアプリが役に立ちます。アクセス分析のためのヒートマップやレビューシステムを追加するといった、マーケティング機能を拡張するアプリもあります。アプリには日本のベンダーが開発したものや無料のものもあります。ほかのEC構築プラットフォームには、多くの機能を基本機能として備えているものもありますが、すべての機能を使いこなすのはなかなか難しいようです。シンプルな基本機能に、自社のECサイトの規模や特徴に合ったアプリを必要に応じて追加できるShopifyの仕組みは、より合理的と言えるでしょう。Shopify構築に強い制作会社へ依頼して知見を学ぶShopifyを使うと、自社でECサイトを制作することによりコストを大幅に削減できるが、社内にプログラミング知識やECサイト構築経験のある専門技術者が必要です。そのため、詳しい人材やリソース不足の場合にはShopify構築に強い制作会社に依頼して知見を学ぶのもよいでしょう。外部に制作を委託する際は、信頼できる制作会社を選ぶことが重要です。選定ポイントとしては、Shopifyの構築実績があるかどうか、またセキュリティ対策をしっかり行えるかどうかをまずチェックしましょう。そのうえで自分たちの実現させたいことを理解して、構築までの過程でもしっかりと社内の事情に寄り添ってくれて、構築後の運用までサポートしてくれるような会社を選ぶと安心です。特に自社商品を消費者に直接販売するD2CのECサイトを構築する場合には、運用後の課題となる集客やCRM(顧客関係管理)に関する知見や実績を持つ会社を見つけるのがおすすめです。Shopify構築を依頼する制作会社の選び方続いてShopifyの構築を制作代行会社を選ぶときの4つのポイントを解説します。制作実績や導入事例が豊富にある構築から維持・管理までにかかる費用が予算内に収まるShopify Expertsに認定されている構築後にも頼れる万全のサポート体制がある制作実績や導入事例が豊富にあるまずShopifyにおける制作実績や導入事例の確認も不可欠です。制作実績の量も大切ですが、チェックする際は、自社が取り組むジャンルにおける実績があるか確認しましょう。Shopifyは、テーマに沿って多様なテンプレートからデザインを選択できます。しかし、自社の商材にマッチしたデザインや機能が構築できないと、自社ストアの離脱や顧客離れに直結します。制作会社の導入事例でサイトデザインがブランドのイメージに適したものかチェックをし、自社サイトのイメージ向上を図れる制作会社を選定しましょう。構築から維持・管理までにかかる費用が予算内に収まるサービス選定時は、構築までの費用と期間の確認も怠らないようにしましょう。先述したように、構築にかかる費用は、制作規模や過去の制作実績や制作体制そしてShopify Experts資格の有無などによって幅があります。そのため、事前に自社でShopify構築にかけられる予算を定めることが重要です。さらに、短い納期での依頼であれば、その分費用も高くなる傾向にあります。委託先を複数検討する場合には、かけられる予算と希望の構築期間を明確に伝えたうえで、見積もりを依頼することで判断がしやすくなるでしょう。Shopify Expertsに認定されているShopifyの制作会社に依頼する場合、信頼性を最も重視したい場合は「Shopify Experts」であるかは重要です。Shopify Expertsとは、Shopifyが認めるShopifyパートナーランクの一種。Shopifyでのサイト構築・アプリ開発・テーマ開発・コンサルティングなどの実績が豊富にあり、厳しい審査を受けた企業のみに与えられる公認のEC制作会社のことです。なお、Shopifyパートナーには、Shopify Experts以外に、「Shopify Plus Partner」と「Shopify Partner」があります。認定を受けていない制作会社やフリーランスと比べると、Shopify構築作業ややりとりに慣れているため安心感があります。また、構築以外においても支援サービスを展開していることが多いため、売上向上に特化したShopifyストアを実現しやすいのが特徴です。なお、認定を受けた制作会社は、公式サイトに掲載されるほか「Shopify Experts」のロゴの使用が認められます。検索する際は、ロゴを目安に確認するとよいでしょう。構築後にも頼れる万全のサポート体制がある制作会社によって、制作後の導入サポートの手厚さは異なります。制作完了後は契約終了という会社もあれば、運用後の操作方法、Web分析と、制作〜運用まで一貫してサポートしている会社もあります。構築後に「どこまでのサポートが必要なのか」また「かけられる予算はいくらなのか」を事前に確認し、依頼先の絞り込みを図りましょう。参考:Shopify制作は代行業者へ依頼すべき?Shopifyを構築する際は不正利用・転売の対策は必須フィッシング(偽物のURLやサイトに飛ばし個人情報を引き抜く手口)の手口です。2020年の調査では、2019年と比較すると約4倍も被害が増加していることがわかっています。なかでも以下のように、被害にあっているのはインターネットショップなどECサイトが多いのが実情です。クレジットカード情報の詐取を目的としたものが多いのは、例年通りであるが、2020 年に最も多くの割合を占めたのは、インターネットショップ・EC サイトであった。その割合は、全報告件数の約 68%を占めており、報告件数増加の要因となっている。原因としては、このコロナ禍において、インターネットショッピング需要が高まっていることが背景にあると考えられ、その利用者を標的としてフィッシングメールや SMS の大量配信が行われている。引用:フィッシングレポート2021そのため、ECサイトを構築する際には、事前に不正アクセスや不正注文を防ぐ対策をしておくことをおすすめします。状況に応じて高精度の不正検知システムなど有料ツールを導入することも検討しておきましょう。Shopify構築に関してお困りごとがあればStart-Xへご相談くださいShopifyでのECサイト制作や代行してもらう場合の費用相場そして代行先の選び方などを解説していきました。ECサイトの制作代行を利用すれば、低コストでクオリティの高いショップを作ることができます。ECサイトを初めて制作する方や、集客・運用のノウハウがない方は、制作代行を利用して、総合的なサポートを受けることをおすすめします。ShopifyのECサイトを成功させるには、制作するだけでなく、Web広告運用などマーケティングの部分も重要です。ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアルをお考えの方や、Web広告などによるプロモーションを行いたいとお考えの方は、ぜひ総合的なサポートが可能な弊社にお任せください。500社以上を超える豊富なマーケティング・制作支援実績から最適なプランをご提案させていただきます。ご興味お持ちの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。