今回は、YouTubeチャンネル運用で重要な指標の1つである総再生時間をYouTubeのプロである弊社の編集部が解説します。YouTube運用は行っているけれども、総再生時間や伸ばすための施策が分からない方は今回の記事を参考にチャンネル運用に役立ててください。YouTubeチャンネルの総再生時間の確認方法YouTubeは動画やチャンネルを評価するための独自のアルゴリズムがあります。アルゴリズムは動画を検索結果や関連動画などに掲載する指標としても活用されており、いかに視聴者に有益な動画をアップロードしているかが基準となっています。YouTubeのアルゴリズムについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTubeの毎日投稿は伸びない!? アルゴリズムを知って効率よく運用しようアルゴリズムで重視されていることのひとつが、各チャンネルの総再生時間です。総再生時間とは動画がアップロードされてから現在まで再生された時間の合計を表すもので、「動画ごと」と「チャンネル全体」の2種類の枠組みで確認できます。動画の総再生時間が長いということは、視聴者にとって有益な動画であることを証明しているため、検索結果の上位表示されやすくなり、関連動画・おすすめ動画としても紹介されやすくなります。動画やチャンネルの分析を行うときは総再生時間も気にかけてみましょう。動画ごとの総再生時間の確認方法動画単位で総再生時間を確認するときは、YouTube Studioの画面を開いて以下の操作を行いましょう。【コンテンツ】ページを開く確認したい動画の【アナリティクス】をクリック任意の期間内の総再生時間などが表示される画面右上にある期間設定(2020年2月~2021年2月などの形式で期間が表示されている部分)で、任意の期間に絞り込んで総再生時間を調べることもできます。チャンネル全体の総再生時間の確認方法総再生時間をチャンネル全体で知りたいときも、まずはYouTube Studioの画面を開き、次に以下の操作を行いましょう。【アナリティクス】を開く任意の期間内の総再生時間などが表示される動画単位よりも短いステップで総再生時間が表示されます。こちらも動画単位と同じく、右上の期間設定を操作することで任意の期間だけの総再生時間を見ることができます。YouTubeチャンネルの総再生時間を伸ばすための施策前述のとおり、YouTubeチャンネルの総再生時間は動画の認知度を向上させるためにも重視すべきポイントです。検索結果や関連動画、おすすめ動画で紹介されやすくするためには、総再生時間を伸ばす施策も行いましょう。YouTubeチャンネルの総再生時間を伸ばす施策は、以下の4つがあげられます。各動画のタイトル・サムネイル・タグを見直す動画を多くのユーザーに視聴してもらうためには、タイトル・サムネイル・タグも工夫しましょう。それぞれ以下のポイントを抑えているか確認して、改善していく必要があります。■タイトルで重視すべきポイント狙ったキーワードは含まれているかターゲットを絞り込むサブキーワードは含んでいるか動画の内容が分かりやすいタイトルかユーザーが見たいと思えるタイトルか狙っているキーワードはもちろん、ターゲットを絞り込むためのサブキーワードも含んでいることが重要です。たとえば道後温泉の動画を探しているユーザーにとっては「四国で人気の温泉」よりも「人気の道後温泉」のほうが目的の内容が含まれていると分かりやすく、クリックされやすい傾向にあります。温泉という大まかなジャンルだけではなく、温泉名などで細分化するほうがターゲットとマッチしやすく、動画を最後まで見てくれます。また、内容が具体的に想像できるタイトルや思わずクリックしたくなる言い回しを考えることも重要です。YouTubeの動画タイトルの付け方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTubeの動画にタイトルを付ける5つの手順!選定方法もご紹介■サムネイルで重視すべきポイント動画の内容に合ったテイストで作るテキストで内容を想像できるようにする動画のジャンルによってサムネイルのデザインも大きく異なります。たとえば料理動画の場合は完成した料理の写真を使用して美味しそうに見えることが重要だが、バラエティ動画の場合は出演者の写真が配置されていることが主流です。アップロードしている動画のジャンルに合わせて、サムネイルのテイストも変えてみましょう。簡単なテキストでどんな動画なのか伝えることも重要です。タイトルをそのままテキストとして入れているだけでは、動画の中身が伝わりにくいです。サムネイルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:【再生回数が増える】YouTube動画に欠かせないサムネイルの作り方とは■タグで重視すべきポイント関連性の強いタグを優先的に設定するタグの数は多くても15個程度に抑える動画と無関係なタグはつけないタグはYouTubeに動画の内容を伝えるためのもののため、関連性の強い単語を優先的に設定することが大事です。ただし多すぎるとスパム扱いされるため注意しましょう。10個~15個程度に抑えるのがおすすめです。動画の内容と無関係なタグもスパム扱いされるので要注意です。タイトルやサムネイル作りで迷ったときは、同じジャンルの競合動画を参考にしましょう。タグも専用ツールを使用すると競合がどのようなタグを設定しているか分かるため、改善の参考にしてみてはいかがでしょうか。YouTubeのタグを効果的に使う方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTubeのタグを効果的に使う為の設定方法とツールをご紹介各動画の終了画面の設定を見直す各動画の終わりに、終了画面を設定しておくと次の動画への視聴やチャンネル登録を促すことができます。終了画面の設定は、YouTube Studio上で以下の手順で行いましょう。【コンテンツ】をクリックする編集したい動画を選択するメニュー欄の【エディタ】を選択する【要素を追加】で終了画面に設定したい要素を選択する保存する終了画面として設定できるのは、次に視聴してほしい動画へのリンクやチャンネル登録ボタンなど、さまざまです。関連性の高い動画を設定したり、まず最初に視聴してほしい動画を設定したりすると、総再生時間を伸ばすことにつながるうえ、ファン獲得も期待できます。注意点として、終了画面を設定するには、動画自体が最低25秒以上のものでなくてはならないことがあげられます。▼参考記事:動画に終了画面を追加するhttps://support.google.com/youtube/answer/6388789?hl=ja#zippy=%2C%E3%83%86%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%92%E9%81%A9%E7%94%A8%E3%81%99%E3%82%8B%2C%E7%B5%82%E4%BA%86%E7%94%BB%E9%9D%A2%E3%81%AB%E8%A1%A8%E7%A4%BA%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E8%A6%81%E7%B4%A0%2C%E7%B5%82%E4%BA%86%E7%94%BB%E9%9D%A2%E3%82%92%E4%BD%9C%E6%88%90%E3%81%99%E3%82%8B%E9%9A%9B%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%99%E3%81%99%E3%82%81%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95同じカテゴリーの動画で再生リストをつくる再生リストとは、動画を視聴し終えた後に次に移動する動画をリストにして指定できる機能です。チャンネル内の同じカテゴリーの動画を再生リストにまとめておくと、動画を視聴したユーザーは再生リスト内の次の動画に自動的に移動するため、総再生時間の増加につながります。また、移動先も自身のチャンネルのため、競合チャンネルにユーザーが流れるのを防ぐメリットもあります。再生リストは、以下の手順でYouTube Studioから作成できます。再生リストのページを開く【新しい再生リスト】を選択する再生リストのタイトルを入力して再生リストを作成する作成した再生リストを開く【動画を追加する】の【あなたのYouTube動画】から動画を追加する作成した再生リストは、前述の終了画面で動画の最後に表示させることもできます。これから伸びそうなジャンルを先に仕込んでおく「月間登録者増加率ランキング」などを参考に、伸びそうなジャンルを調べて動画の企画作りの参考にしましょう。バズるときに早いうちから動画をアップロードしておくと、後続よりも早く動画の認知度を向上させられます。また、早いうちから視聴者を獲得することで総再生時間も伸びやすく、競合の関連動画として紹介されやすいメリットもあります。トレンドを早い段階から知り、動画を仕込んでおくためには、SNSや各ツールなどによる調査に力を入れることが需要です。YouTubeのおすすめジャンルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTubeで今からチャンネルを作るのに、おすすめのジャンルを紹介!YouTubeチャンネル運営を本格的にやるなら、まずは専門家に相談をYouTubeは、総再生時間も評価されるポイントです。収益化を狙っている場合だけではなく、動画・チャンネルを企業や団体のプロモーションとして活用している場合も、YouTubeのアルゴリズム上、総再生時間を軽視するべきではありません。しかしここで紹介したとおり、総正解時間を伸ばすためには動画のさまざまなポイントを見直して改善する必要があります。自力でYouTubeチャンネルの総再生時間を伸ばせず悩んでいる方は、専門家への相談がおすすめです。専門家なら動画制作の段階からアドバイスできるため、チャンネル運営どころか動画制作の経験も少ないという方でも安心してYouTubeに挑戦できます。弊社ではこれまでに数多くのYouTubeチャンネルに対して、コンサルタントを行なっております。今までの経験や知識から作成した、YouTubeに役立つ資料を無料公開しておりますので、ぜひご覧ください。その他にも困りごとがありましたら、お気軽にお問い合わせください。