「SEO=検索エンジン最適化」という言葉を聞いたことがある人は多いかと思いますが、「具体的に何をやったらいいのかわからない」「難しそう」というイメージがありますよね。「SEOはお金がかからないので対策してほしい」と上司に突然言われたもののどうしていいのかわからない、あるいは、SEOをやってみようと思いキーワードをタイトルや文章の中に入れたりしたものの少しも変化しない…等、途方に暮れる方も多いと思います。SOE対策の基本は、良質なコンテンツを目指すコンテンツSEOです。Googleは、ユーザーに有益なコンテンツを提供するサイトが上位に来るように一貫してきたので、SEO対策は今後ますますコンテンツの質の争いになります。ユーザー目線でコンテンツを作りましょう。今回の記事では、SEOの基礎知識やSEO対策の必要性、そしておすすめのツールに関して解説しています。SEO対策の基本を知りたい方は参考にしてみてください。SEOとはなにかSEO とは、Search Engine Optimizationの略語で、検索エンジンの最適化のことです。基本的には、キーワード検索後の表示画面で、自社サイトが上位に来るようにさまざまな工夫を凝らします。そうすることで自社サイトへの訪問者を増やして、そこで展示する商品やサービスの販売の増加に結び付けます。SEO対策の基本とは前述のように、SEO対策の基本は検索結果で自社サイトの表示を上位に押し上げることにあります。そしてそのための手段としてよく知られているのが、被リンク(外部リンク)の数を増やすことです。これは後述するGoogleの検索エンジンが、被リンクを多く集めるページの方が評価が高いと推論する傾向があったからです。しかし、今では単純にリンク数だけを重んじるような推論ではなくなりました。その点についても後述します。SEOの目的上述のように、SEOの目的は自社サイトへの訪問者を増やして、自社の商品やサービスの販売を促進することです。そのために検索で上位に表示されることを目指します。つまり、検索上位がECサイト上での販売という成果に変換されるからこそ、そうするわけです。この変換のことをマーケティング用語でコンバージョン(Conversion、CV)と呼びます。それゆえ、SEOの目的はコンバージョン率を高めることにあるとも言えます。日本で人気の検索エンジンとは日本で人気の検索エンジンはGoogleとYahoo!で、この2つでほぼ9割のシェアを占めています。それゆえ、この2つにSEO対策を施せば良いわけですが、Yahoo!の検索エンジンはGoogleのものを借用しています。したがって、SEO対策はGoogleへの対策が基本になります。ただしYahoo!は、自らのコンテンツや提携先の情報などを検索結果に盛り込むため、それには注意が必要です。Yahoo!が独自に差し入れるものには、「NAVERまとめ」、「Yahoo!知恵袋」、「Yahoo!ショッピング」、「Yahoo!オークション」、「Yahoo!ニュース」などがあります。SEO対策とGoogleの関係性前述のようにSEO対策はGoogleへの対策が基本ですが、Googleの検索エンジンのアルゴリズムは適宜更新されています。しかし、そこに通底する理念は変わっていません。Googleは10の理念を掲げていますが、その最初に来るのが「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」です。それゆえGoogleは、ユーザーの満足を第一に考え、入力された検索キーワードに対して役立つコンテンツを出力することを重視しています。これに呼応して、最近のSOE対策は、良いコンテンツを発信して検索からの流入増を目指すコンテンツSEOが基本となっています。SEO対策の基本知識4選SEO対策は、自社サイトを検索結果の上位に表示させるために、サイトの内外やページなどの要素を調整することが多いですが、その際、4つの基本知識を知っていると、対策がスムースに進みます。ここでは、それらについて見ていきます。SEO対策の基本知識1:外部SEO対策外部SEO対策とは、他サイトから貼られるリンクの数や質を最適化することです。なぜなら、ユーザーがサイトの有益性を判断する場合、被リンクの数が重要な指標となるからです。つまり、被リンク数とサイトの支持は比例すると見なせるため、それがサイトの価値を測る指標となるわけです。しかし、被リンクの数だけではなく、質も重要です。今の検索エンジンのアルゴリズムは、スパムや良質なコンテンツと誤認させるブラックハットSEOを見抜くので、被リンク数を競う時代は過ぎ去りました。内容のない被リンクだけを増やしても無意味です。けれども、自然発生的なリンクやリンク元と内容の関連性が高いリンク、良質なコンテンツのリンクが貼られることはサイトへの賛同と見なせるので、それらを増やすことは今もSEO対策として有効です。SEO対策の基本知識2:内部SEO対策内部SEO対策は、Googleがクロールしやすいようにサイト内部の構造を最適化すること、およびGoogleが判断しやすいように各ページの構造を最適化することから成ります。サイトを公開すると、そのページ情報を集めるためにクロウラーと呼ばれるGoogleのロボットがやって来ますが、一度だけではページ情報のすべてを取り切れません。それゆえ、ページ情報を漏れなく読み込んでもらうために、クロウラーが何度も巡回できるような構造に最適化するわけです。また、クロウラーが集めた情報はGoogleのデータベースにインデックス(登録)されますが、ページの検索順位を上げるには、各ページの情報をランキングエンジンが正確に判断できる形にしてインデックスしなければなりません。つまり、登録情報を整えて、ランキングエンジンが読みやすいように最適化する必要があるのです。SEO対策の基本知識3:Googleの評価基準上述のようにGoogleの理念はユーザーの満足を第一に考えますが、Googleの評価基準も基本的にその理念を反映しています。そして、Googleがユーザーにとって価値があると認めるページは、以下の3つ基準を満たすものです。AuthoritativenessAuthoritativeness(権威性)とは、ページのコンテンツを書いた執筆者の権威を問うものです。例えば、執筆者が公的機関や大学の研究機関である場合は、権威性があると言えます。また、企業や芸能人などが公式ページとして発信するコンテンツも権威性を持ちます。TrustworthinessTrustworthiness(信頼性)とは、ページの執筆者が信頼するに値するかどうかを問うものです。一般的に、執筆者が匿名よりも実名、個人よりも企業である方が信頼されます。また、実績の有無、口コミの数なども信頼性を測る指標になります。ExpertiseExpertise(専門性)とは、ページの執筆者が特定の領域について高度な知識や経験を有するかを問うものです。上述したGoogle の10の理念の2番目は、「1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番」です。つまり、Google自身も専門性を重んじているわけです。実際、専門性のあるサイトは、ユーザーの疑問に対して適切な答えを与えるため、他のサイトと比べて、滞在時間が長い、離脱率が低い、巡回率が高いなどの傾向があります。SEO対策の基本知識4:検索キーワードの理解検索キーワードはどのような単語でも良いというわけではありません。まずは検索エンジンに引っかかりやすいものにしなければ、上位表示は望めません。それゆえ、検索キーワードを理解することが大事ですが、ここではその点を掘り下げていきます。調査し選定する前述にように検索キーワードはどれでも良いわけではないので、自社サイトを上位に表示させるためには、適切なキーワードを選定する必要があります。そして、そのためには、自社サイトに誘導したい人が、どんなキーワードを使って検索するのかを調査しなければなりません。検索ボリュームの確認キーワードを調査する際に基本となるのが、実際にそのキーワードで検索する人がどれほどいるのかという検索ボリュームです。検索ボリュームを確認するには、Google Insights for Searchやキーワードハンターなどのツールが使えます。また、キーワード広告のツールも確認には有効です。検索クエリタイプを理解検索クエリとは、ユーザーが検索するときに入力する単語やフレーズを指しますが、検索エンジンへの入力が前提となっている点がキーワードとの違いです。そして、Googleの検索エンジンがコンテンツと共に、検索クエリに込められたユーザーの意図をも理解できるようになったため、検索クエリのタイプに応じて出力されるコンテンツの傾向も変わります。それゆえ、現在のSEO対策は、検索クエリが含むユーザーの意図を理解してそのタイプを見極め、それを入力したユーザーに役立つコンテンツを作成する施策に重点を置いています。SEO対策の必要性ここまでSEO対策についてさまざまな角度から見てきましたが、そもそもSEO対策はなぜ必要なのでしょうか。それは、自社サイトを検索結果の上位に表示させるためです。通常、人は検索結果の早い順から見るので、上位になればなるほどクリック数が増えて、アクセス数も上がります。どんなに良いコンテンツを作成しても、人の目に触れなければ、存在しないも同然です。したがって、SEO対策の必要性は、膨大な情報空間の中から自社サイトを拾い上げてもらうことにあります。SEO対策においておすすめ検索キーワードツール2つ上述のように、自社サイトを上位に表示させるためには適切なキーワードの選定する必要がありますが、この場合の適切とは、需要が多くよく検索されるという意味です。ここでは、キーワードに関わるツールを見ていきます。Gyro-n SEOGyro-n SEOは検索順位を確認するためのクラウド型のツールです。関心のあるキーワードと対象ドメインを一度登録すれば、そのキーワードの順位を毎日定時に自動で確認してくれるのでとても便利です。Gyro-n SEOhttps://www.gyro-n.com/seo/Google Search ConsoleGoogle Search Consoleは、Googleが無料で提供するSEOツールです。それは、Google 検索の結果でサイトの表示順位を管理することに役立ちます。また、それを活用すれば、外部リンクの詳細状況を把握したり、サイトへの訪問者がどんな検索キーワードを使ったかを知ることができます。さらに、GoogleとSEOに関するやり取りもできるので、SEO対策には不可欠なツールと言えます。Google Search Consolehttps://search.google.com/search-console/welcome?action=messages&hl=ja&utm_source=wmx&utm_medium=report-banner&utm_content=message-listSEO対策のツールについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。おすすめのSEO無料チェックツール16選!無料と有料それぞれのメリットとはSEO対策の基本を理解しよう上述のようにSOE対策の基本はコンテンツSEOです。検索の結果、上位の表示を目指すなら、良いコンテンツを発信しなければなりません。検索エンジンを提供するGoogleの理念がユーザーの満足を第一と考える以上、ユーザーに有益なコンテンツでなければ、上位は狙えません。実際Googleは、常にユーザーに役立つコンテンツを備えたサイトが検索上位に来るようにアルゴリズムを変更してきました。それゆえ、SEO対策においては、今後より一層コンテンツの質が勝敗を分かつと予想されます。SEO対策の基本を理解して、ユーザー目線でコンテンツを作りましょう。弊社では、SEO対策やYouTube SEOやVSEO対策に強みをもっています。SEO対策だけでなく、YouTube SEOやVSEOにお悩みを抱えている方がいましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。また、経営者やマーケターの皆様に好評のお役立ち資料も個人情報入力不要で無料で公開しています。「お役立ち資料」ページより各種資料をお気軽にご覧ください。