普段から目にしているWebメディアは、情報を発信するWebサイトの媒体です。この記事ではそんなWebメディアの種類から、運営する際のポイントまで紹介しています。ニュースや新聞などを公開しているサイトや、まとめサイトなど幅広いWebメディアを解説していきます。Webメディア運用に興味のある方は、参考にしてみてください。Webメディアとは何か?Webメディアとは、Webを使った情報発信媒体のことです。スマートフォンやパソコンから閲覧できるSNSの広告やニュースサイト、ブログなどが該当します。これに対しテレビや雑誌、新聞を使った情報発信媒体はマスメディアといいます。Webメディアは、読者が興味のある情報を自分から取りにいくスタイルです。コンテンツの内容の自由度も高く、いかに興味を惹けるかが重要です。Webメディアの運用を成功に導く9つのポイントここでは、Webメディアを運営する際のポイントを解説していきます。Webメディアは、価値のあるコンテンツ記事を魅力的に配信することが重要です。Webメディアは「効果が表れるまで時間がかかる」「定期的に配信しなければいけない」という一面がある一方、軌道に乗れば莫大な広告効果が期待できます。初期投資として、Webメディアを運営する際のポイントを理解しておきましょう。ポイント1:レイアウトやデザインを決めるWebメディアではユーザーの目を引くデザインを作成することが重要で、スマートフォンやタブレットの普及に伴いWebデザインを取り巻く現環境も大きく変わっています。どの端末を使っても見やすいデザインにしましょう。また、Webメディアのレイアウトでは改行や行間はもちろん、重要なところは太字化するなど読みやすいレイアウト構成にすることが大切です。ポイント2:メディアの方向性を決めるWebメディアを運営する際、ジャンルを決めずに幅広い記事を配信するメディアがあります。しかし、あまりに幅広いと業務量が膨大になり運営する側も大変になってしまいます。できればどんな内容を提供するメディアなのか、目的やコンセプトなどメディアの方向性を決めましょう。読者層を確立することは、その年代・性別に応じた記事が作りやすくなり効率が上がります。メディアの方向性に関してより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。コンテンツ企画の8つの流れを解説|コンテンツ企画のポイントとは?ポイント3:コンテンツを作成するWebメディアを成功させるためには、コンテンツ作成は欠かせません。記事コンテンツに携わる編集者やライター、分析や分析を行うディレクターなどが必要になります。基盤サイトを構築するエンジニアも必要ですし、必要な人材を集めることが大切です。仮に自社スタッフが足りない場合は、外部ライターに依頼したり運用やサイト構築を委託する手もあります。視野を広く持ち、コストと時間をかけない方法を見つけましょう。コンテンツ作成に関してより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。コンテンツ制作をする際のポイント13選!コンテンツ製作の種類とは?ポイント4:コーディネートするWebメディアを運営する際は、テーマ設定や完成イメージなど多面的にコーディネートをする必要があります。対象とする視聴者層のニーズや流行を理解し、完成イメージを構築しておくと良いです。ゴールが分からず作成を初めてしまうと、情報量だけが多くなり分かりにくくなります。もちろん完成イメージを持ちつつ企画・制作をする上で更新し、より良いものにしていく工夫も大切です。ポイント5:デザインに気をつけるWebメディアはパソコンやスマートフォンで見ます。その際、画面の小さいスマートフォンで閲覧された場合文字崩れすることもあります。パソコンでの見方とスマートフォンでの見方は異なるので、どちらのページで見ても文字崩れやデザインのズレが無いように注意しましょう。また、メディアイメージに合わせたフォントやテーマカラーを確立しておくと、サイトの雰囲気や方向性が明確になります。ポイント6:PVの意味を理解するWebメディアを運営するポイントとして、PVを理解しておく必要があります。PVは「ページビュー」と読み、Webページを閲覧した回数をいいます。サイトがどれだけ閲覧されているかを測る指標のひとつで、もちろん数が多ければ多いほど多くの人の目に留まっています。PV数は、SNSや広告を出すことで増やすことができます。ポイント7:UUの意味を理解するPVと似た意味の「UU」というものがあります。UUとは「ユニークユーザー」と読み、期間内にサイトを訪れた人の数を測る指標です。1日、1週間など期間を決めその間に何人のユーザーがサイトを訪問したのかが分かります。ユニークユーザーは固有の人の総数なので、同じ人が1日に何回もサイトを訪れたとしても1カウントにしかなりません。ページビューよりも細かい分析をすることができます。ポイント8:営業活動をするWebメディアを運営、発展させるためには営業活動をする必要があります。広告掲載や有料会員制メディアの場合は、会員数を増やすための営業活動が行われています。営業活動は実際に企業に出向いて営業したり、Web上で案内することが多いです。Webメディアも営利団体なので、利益が出るような活動が必要です。ポイント9:検索順位を上げるSEO対策を施したコンテンツは、検索結果の上位に表示されやすくなります。コンテンツが狙うキーワードにおいて、どの程度の検索順位になっているのかが重要な指標になります。ユーザーのニーズを把握し、よく検索されるキーワードを置くことで検索したときに上位にきます。多くのユーザーは見出しを見て、サイト内を閲覧するかを決めるのでキーワード選びをすることで、検索順位を上げることができます。検索順位向上に関してより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。▶︎参考記事自社サイトの検索順位を上げるSEO施策10個|クリック率を上げるコツとは?Google検索結果で上位にするための動画の作り方6つ|SEO対策の要素3つオウンドメディアの検索順位を上げたい!作り方のポイント16点を解説Webメディアの種類8つWebメディアは、何かしらの情報をWeb上で公開されているもの全般に言うことができます。そんなWebメディアですが、役割や種類ごとに分かれていることをご存じですか。ここからは、Webメディアの種類についてそれぞれ紹介していきます。有名なものだとオウンドメディアや1次メディアなどがあります。詳しく説明するので参考にしてください。オウンドメディアオウンドメディアとは、企業が自社運営するコーポレートサイトやブログのことをいいます。自社で保有している情報発信媒体のため、自由度が高いのが特徴です。オウンドメディアは、ユーザーに有益な情報を提供することで顧客満足度を高めることができます。自社製品やサービスを知ってもらいたいということも前提としてはありますが、まずは知名度を上げるためにWebメディアをうまく使っていることが多いです。一次メディア一次メディアとは、ニュースや記事などを公開しているWebサイトを指し、編集部の機能を有しています。オリジナル記事や転載記事などが発信されており、ジャンルは媒体ごとに分かれています。記事を掲載し、発信元となるメディアです。Webメディアと聞いて一番イメージしやすいのが一次メディアです。二次メディア二次メディアは、一次メディアで書かれた記事を配信するメディアのことを言います。二次メディアは契約に従って行うポータルサイトと、流用して配信するキュレーションやまとめサイトがあります。ポータルサイトはYahoo! Japan!やGoogleなどがあります。閲覧数も多く影響力もあるため、一次メディアにも大きなメリットを与えることができます。ソーシャルメディア(SNS)ソーシャルメディアは、不特定多数の人達が情報の発信・共有・拡散を繰り返すことでメディアとしての性質を持つようになったコンテンツの一つです。ソーシャルメディアの特徴は、誰もが発信者であり受信者であることです。双方向のコミュニケーションを通して、メディアの幅が広がりました。SNSはもちろん、口コミサイトやレビューサイトなどが当てはまります。ソーシャルメディアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:ソーシャルメディアとは?企業の利用でのメリット3つと類語・関連語7つで解説キュレーションメディアキュレーションメディアとは、特定の題材やテーマを元に関連する記事やサイトを見やすい形に編集したメディアのことを言います。キュレーションメディアは溢れる情報の中から取捨選択し、分かりやすいパッケージとして活用されています。自分で探す手間が省け、有益な情報を気軽に取りに行けると好評です。運営する側も、自分で情報を生み出す必要がないため効率よく運営することができます。キュレーションメディアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:キュレーションメディアとは?活用する際のポイント6つ|収入の仕組みは?まとめサイトまとめサイトは、ある特定のテーマについての情報を名前の通り「まとめた」サイトです。まとめサイトは企業が運営しているものもあれば、個人がブログ感覚で発信しているものもあります。テーマは自由で、美容・経済・食など検索するとさまざまな情報が出てきます。まとめサイトは1つのサイトで知りたい情報を幅広く得ることができます。また、情報をピンポイントで引用しているまとめサイトもあるので、手っ取り早く情報を得ることもできます。コンシューマージェネレーテッドメディアコンシューマージェネレーテッドメディアとは、ネット上でユーザーが投稿した内容で形成していくメディアです。例えば、口コミサイトやSNSなどが該当します。以前は、ネット上では企業や団体が一方的に情報を発信し、それを受ける形でしたが今は一般ユーザーが発信した情報がメディアとして掲載されます。コンシューマージェネレーテッドメディアはスマートフォンの普及に比例して増加しており、リアルタイムでの情報発信・収集が可能になります。バイラルメディアバイラルメディアは、FacebookやTwitterなどのSNSでユーザーが共有したくなるコンテンツを発信し、ネット上で一気に拡散させることを言います。バイラルは「ウイルス性の」という意味で、爆発的に情報を拡散させます。情報を拡散することで、多くのユーザーの目に触れます。主に広告収入を目的としており、多くのユーザーに触れさせることが大前提です。ユーザーを惹きつけ、「バズる」記事で成り立つのがバイラルメディアです。バイラルメディアについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:バイラルメディアとはいったい何?3つの特徴と2つの課題を解説!Webメディアの事例サイト3つここからは、Webメディアの事例サイトを紹介します。実際にWebメディアを運用をすることで、ブランディングを行っている事例や海外で活用されている事例など紹介していきます。これから紹介する内容は、企業が独自に運営しているメディアで、企業・商品などのブランディングに広く活用されています。Webメディアの事例サイト1: ITmediaITmediaは、ソフトバンクグループ傘下のITmedia株式会社が運営するIT系のニュースサイトです。国内最大規模のIT総合情報ポータルを持ち、専門記者による信ぴょう性の高い情報を発信しています。ITを中心としたコンテンツがあり個人・法人ともに最適な情報を提供、企業のマーケティングを支援しています。また、ITを活用したマーケディング事業を得意としておりWebメディアの発展に尽力しています。Webメディアの事例サイト2:東洋経済ONLINE東洋経済ONLINEは、東洋経済が運営する国内最大級のビジネスニュースサイトです。企業や経済に関するテーマを扱ったWebメディアです。社内記者はもちろん社外にもジャーナリストやライターが居るため、幅広い情報を発信することができます。また、全記事を無料で読むこともできるので社会人や経営者にも支持されています。日本のビジネス系Webメディアの中でPV数・ユニークユーザー数ともに多いです。Webメディアの事例サイト3:海外ビジネスナビ海外ビジネスナビは、海外展開を検討する中小企業向けに発信するWebメディアです。海外への進出事例や、現地レポートが頻繁に更新されているのでリアルタイムの情報を得ることができます。また、各国の市場情報や実務情報も掲載されているため手軽に有益な情報を得ることができます。Webメディアについて知ろう今回は、Webメディアの種類と運営する際のポイントを紹介しました。Webメディアには構造や特徴の違いがあるため、しっかり理解することで情報の流れを知ることができます。Webメディアを運営しようと思った際には、さまざまな情報がWeb上を流通する仕組みを活用し、戦略的に広告を打つようにしましょう。本記事では、Webメディアの運用のポイントについて解説しました。Webメディアは、「コンテンツを制作すること」「なんとなく長く運用すること」が目的になりがちですが、現状の課題から運用目的を定め、成果指標に沿って運用していく必要があります。弊社では、コンテンツマーケティングの企画や戦略設計・実際の運用のご支援も行っています。無料のオンライン相談を実施していますので、コンテンツマーケティングに課題を抱えている企業様がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。