全世界で多くのユーザーに利用されているTikTok。そのユーザー数の多さから、参入を検討している方も多いのではないでしょうか?もしかすると、この記事を読んでいる方の中には、すでにTikTokに参入されていて、「TikTokで収入を稼ぐ方法を知りたい」「TikTokで収益化する方法を知りたい」といったことを考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、TikTokはYouTubeと異なり広告による収益化ができません。そこで今回は、TikTokでマネタイズを狙う方法を解説します。またTikTokの新しい広告分配方式『Pulse』による収益化の方法についても解説しています。本記事を読めば、TikTokの収益化の現状や今後の可能性が把握できるようになるため、ぜひ参考にしてください。TikTokのマネタイズ方法最近はTikTokに10代以外のユーザーも増加傾向にあることから、多くの企業がプロモーション目的で広告出稿をしています。そのため、個人ユーザーでもTikTokでもマネタイズを狙うことができるような環境が整ってきています。ただし注意したいのが、動画枠で広告動画を流して収益を得る、YouTubeのような方法は現時点では利用できないことです。TikTokをマネタイズする場合、利用できる方法は次のとおりとなっています。ライブ配信の投げ銭機能「TikTok LIVE Gifting」TikTokでもYouTubeのスパチャ(スーパーチャット)のような投げ銭機能「TikTok LIVE Gifting」が、2021年3月より実装されています。ライブ配信中に視聴者からギフト(ダイヤ)を受け取れる機能で、集めたダイヤはTikTokを介して現金化することが可能です。ギフトは購入金額に応じて複数の種類がありますが、配信者が受け取るときはすべて自動でダイヤに変換され、TikTokアカウントに貯められる仕組みです。TikTok LIVE Giftingでマネタイズを狙う場合は、以下の条件を満たしておく必要があります。ビジネスアカウントではない20歳以上である一定数以上のフォロワーと動画投稿実績があるTikTok Creator Nextプログラムに参加しているギフティングの受け取り設定を完了している個人事業主などは、ビジネスアカウントでTikTokに登録していないか注意しましょう。年齢制限は国ごとに異なっており、日本の場合は20歳以上となっています。誰でもギフトを受け取れるわけではなく、まず一定数以上のフォロワーと動画投稿実績を作り、TikTok Creator Nextプログラムに参加しなくてはならなりません。TikTok Creator Nextプログラムの参加はフォロワー数1,000人以上で、アカウント開設から30日以上が経過しており、直近30日以内の動画投稿数が3本以上あることが条件となっています。また、実際にライブ配信を行うときは、ギフティングの受け取り設定を済ませておく必要もあります。忘れると視聴者からのギフトを受け取れないため、ライブ前は必ず設定を確認するようにしましょう。他社SNS・サイトへの誘導による広告収入TikTokを利用したアフィリエイトなどで取り入れられている方法となっています。先にブログや他SNSなど、広告を貼り付けられるメディアを作成しておき、TikTok動画に関連する動画を投稿します。先に作成したメディアのURLを、アカウントのプロフィール欄に貼り付け、動画でユーザーを誘導するのが基本的な流れです。TikTokはURLを貼り付けられる場所が限られているため、代表的なURLをプロフィール欄に貼っておくのが一般的となっています。コメント欄にもURLは貼り付けられますが、動画ごとに他社サービスへ誘導すると、TikTokから不正行為を疑われるためおすすめはしておりません。最悪の場合は再生回数が伸びにくくなるペナルティ(シャドウバン)を受けるおそれがあります。広告目的のアカウントとしてイメージが定着すると、ユーザーからも敬遠されてしまうでしょう。企業案件による報酬獲得企業案件は、商品・サービスをプロモートしたい企業から、イメージに合うTikTokerとして起用されることをさしています。商品・サービスを紹介する動画を投稿したり、企業のタグチャレンジに人気TikToker枠で参加したりする方法があります。企業案件の特徴は、契約方法やフォロワー数によって収益が変わることです。たとえば事務所に所属している場合、会社を介した契約となるため報酬からマネジメント料などが差し引かれます。自分で直接企業から依頼を受ける場合は、マネジメント料が差し引かれない分、手取り額は多くなるでしょう。手取り額が減る分、事務所に所属していたほうが企業案件を紹介されやすかったり、面倒な交渉を任せられたりできるメリットもあるため、自分に最適なほうを選ぶようにしましょう。また、フォロワー数によっても報酬は大きく変わります。報酬の決め方は動画再生回数や成果が出た回数を基準に計算する方法もありますが、もっとも一般的な方法はフォロワー数を基準とするものとなっています。フォロワー数1万人以上:単価2~3円フォロワー数10万人以上:単価3~5円フォロワー数100万人以上:単価4~6円フォロワー数×単価の計算で、多くのファンを有するTikTokerほど単価も高く、高収入になりやすい仕組みです。企業案件は、必ずしも仕事の依頼が来るとは限らないため、安定した収益を狙う人は注意するようにしましょう。新広告サービス「TikTok Pulse」にも注目TikTokは、新しい収益方法として「TikTok Pulse」のサービスを生み出しました。広告主が出した費用を、TikTokとクリエイターで50%ずつ分配する仕組みとなっています。広告動画は上位4%に表示されている動画の後に挟まれており、あらかじめ設定した広告目的を考慮して最適なユーザーに配信されます。TikTok Pulseは2022年5月に発表されたばかりの新サービスであり、6月時点で実装が予定されているのはアメリカのみとなっています。Instagramなど一部のSNSでは同様のサービスがすでに始まっており、将来的に日本もTikTok Pulseを利用できるようになる可能性は高いでしょう。TikTokをマネタイズするための動画制作のコツ前述の3つの方法でTikTokをマネタイズするためには、まずアカウントを育てる必要があります。ユーザーのリピートやシェア、フォローを誘う、魅力的な動画制作を心がけましょう。収益化を狙った動画制作のコツは、次のとおりです。ターゲットを絞ってフォロワーを増やすフォロワー数が多ければ収益が大きくなるとは限りません。重要なのは成果に結びつくユーザーにフォローしてもらうことです。たとえば薄毛治療の広告配信や企業案件で収益を得たいなら、薄毛に興味関心のある層からフォローされたほうが、成果につながります。ターゲットを絞り込み、商品・サービスを購入してくれそうなフォロワーを増やせるよう、動画のテーマも一貫させるようにしましょう。一貫したテーマでイメージ作りできれば、関連する企業案件の話も舞い込みやすくなります。視聴者からのフィードバックやリクエストを取り入れる誰もが最初から高クオリティの動画だけを作れるわけではないため、分析と改善が重要です。視聴者からのフィードバックを参考にしたり、インサートの分析結果を次回作に反映させたりと、ブラッシュアップしていけばクオリティも良くなっていきます。リクエストにも答えていくと、視聴者のファン化につながり、フォロワー数の増加も期待できます。投稿を継続する動画投稿を継続してファンを増やすなど、基本的なテクニックもしっかり取り入れましょう。そもそも収益化の方法によっては、直近30日以内に3回以上の動画投稿など条件が課せられているため、動画投稿の間を開けすぎるとデメリットしかありません。多くの動画を投稿すると、おすすめ表示され、総再生回数や総再生時間を増やしやすいでしょう。継続することで、クオリティが向上するメリットもあります。専門会社のサポートもうまく活用しながら、マネタイズを狙おうここで紹介した、TikTokをマネタイズするための動画制作のコツは、他SNSへの誘導や企業案件、今後実装予定の新広告サービスで収益を狙う場合も活用できます。より本格的に分析や施策を望むなら、専門会社に動画の企画段階からサポートしてもらうのもおすすめです。弊社は、TikTokだけでなくYouTubeなどの動画を活用したマーケティング/PR支援に強い企業です。公式LINEでは、個人のTikToker、YouTuberへのPR案件/アフィリエイト案件紹介や活動サポートを行うサービスも展開していますので、ぜひお気軽に追加ください。▼サービス登録はこちら公式LINEまた、TikTokやYouTube等の動画を活用したマーケティング/PRにお悩みを抱えている企業様に関しては150社以上のアカウントを成功させてきた、動画とSNSプロが、目的に沿った最適なプランのご提案が可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。また、TikTokや動画活用に役立つお役立ち資料も無料で公開しております。