この記事では、企業がマーケティングや事業説明を行う際、IR動画を利用することの目的やメリットについて紹介しています。自社の情報をいかにわかりやすく伝えるかという点について課題を抱えている経営者や役員の方は、IR動画の可能性を知るためご一読ください。IR動画とはどんな動画?現在、多くの企業が広報活動の一環としてIR動画を活用しています。この記事ではIR動画の導入について「IR動画を活用する理由5つ」「IR動画の活用例5選」「IRに動画を活用してみよう」の3点に分けてまとめてありますので、参考にしてください。そもそもIRとはそもそもIRという言葉は、「インベスター・リレーションズ(Investor Relations)」の頭文字をとって作られたものです。言葉の意味としては、主に企業が投資家や株主に向けて業績や経営状況を伝える活動を表しています。簡単に表現すると「広報活動」です。つまりIR動画とは、「企業による動画をベースとした広報活動」を表していると解釈することができます。IRに動画を活用する理由5つ現在では、多くの企業が動画サイトを活用し、自社の情報を文字や画像だけでなく、動画配信という形でIR活動を行っています。動画を用いることで顧客や株主に対して強くアピールすることができ、多くのメリットがあります。ここでは、企業が広報活動の一環として動画を活用する理由を5つ紹介します。IRに動画を活用する理由1:企業の生い立ちを知ってもらうIR活動の大きな目的の1つに、「企業そのもの」について正確に知ってもらうというものがあります。それぞれの企業が設立され、現在に至るまでの歴史を知ってもらうこと、つまりは企業の生い立ちを知ってもらうことで、投資家の心に響く物語を作り上げていくのです。そこにドラマがあれば、相手に深い印象を与えることが可能となり、企業に対するポジティブなイメージを与えることができます。IRに動画を活用する理由2:企業の世界観に引き込めるIR動画を活用すると、視聴している側に、短時間でより効果的に企業の世界観を伝えることができます。企業の説明会や見学会などの場面で活用することにより、配布した資料の文字情報や画像情報では伝えきれなかった内容について補足することができるでしょう。動画を流す場面や方法を工夫することで、強い印象を与えることが可能となります。またオンラインで視聴が可能な場合は、必要な情報について何度でも確認することが可能です。IRに動画を活用する理由3:正確な事業内容を伝達できる動画をサイトや動画配信サービスにアップロードすることで、時間と場所を選ばず、多くの人に最新で、正確な情報を届けることができます。動画の内容を更新し、常にアップデートしていくことで、企業全体が株主や顧客に対して安心感を与えることができるでしょう。環境の変化だけではなく、新規事業や新商品の紹介など、正確な情報を伝えることで、企業への信頼感が強まることにもつながります。IRに動画を活用する理由4:多くの人に見てもらえる動画の配信という形をとることができれば、普段は直接伝えられない内容を広く発信することができます。企業の経営者や役員がイベントや説明会で話す場面は限られてしまいますので、企業理念や経営者の熱意、今後の展望などについてアピールするチャンスは少ないです。また、昨今の感染症予防に対する新しい生活様式が一般的になってきています。時間と場所を選ばず、多くの人が視聴できる媒体として、非接触型によるIR活動は広報活動の中心として活用できることが期待できるでしょう。IRに動画を活用する理由5:強い訴求ができる文字や画像に比べて動画というコンテンツは、消費者に対して商品やサービスの魅力をアピールする力が強いです。情報という意味では文章でも同程度の内容を伝えることができますが、動画の編集方法や音声、効果などを工夫することで、企業の熱意や人柄をより強く伝えることができます。IR動画の活用例5選前述している通り、動画を活用したIR活動にはたくさんのメリットがあり、既に多くの企業が自社のPRを目的としたIR動画の利用を始めています。ここでは、実際にIR動画を活用している事例を確認しながら、その目的や効果について確認していきましょう。IR動画の活用例1:事業や経営方針の伝達動画横浜市では、統合型リゾート事業の実現に向けた横浜市長のIR動画を、市のWEBサイトで紹介しています。市長自らが説明をする動画を用いることで、市長の思いや取り組みへの熱意が伝わるような構成になっています。動画を用いることにより、広く市民へ説明できることや、感染症への感染予防対策にもなるでしょう。また、大手ジムとして有名なライザップグループ(RIZAP)は、各期の決算説明会の様子を動画で紹介しています。IR動画の活用例2:会社の施設の見学動画メディック太陽グループの太陽メディケアサービスは、自社サイトでナーシングホームの施設紹介動画を公開しています。感染症予防の観点から実際に現地へ行って施設の見学ができないため、オンラインでの紹介動画の公開を行っています。社会的なニーズから、動画を効果的に利用している例です。IR動画の活用例3:役員や社員の紹介動画企業の役員や社員にスポットを当てたIR動画も多数存在します。三菱重工のサイトでは、「社長メッセージ動画」として経営戦略や事業説明を公開しています。また、役員や社員の紹介動画は単独でアップされるだけでなく、決算説明会や事業紹介の一部としても紹介していました。また、クラウドワークスやオリックス株式会社などでは、決算説明の前段階として、企業の代表が自身の思いや事業の展望について語っています。IR動画の活用例4:商品やサービスに関する動画大手携帯電話会社のソフトバンクは、新しい料金サービスについての説明動画をWEBサイトで紹介しています。新しい生活様式を意識しながら、新料金体系や5G、販売実績などについて詳しい説明を行い、オンラインサービスの可能性についても紹介している動画です。また、日興アイ・アールのサイトには、IR動画配信サービスの一覧ページが用意されていますし、株式会社ユークスは、新しいゲームタイトルの紹介も行っています。IR動画の活用例5:ブランディング動画ブランディング動画とは、企業の「ブランド力」を向上させたり、視聴者に企業の思いを伝えたりする目的で活用される動画のことです。例えば東急不動産株式会社では、企業イメージをよりわかりやすく伝えるためにIR動画を活用しています。文字や説明による紹介は入っていないものの、音楽とスタイリッシュな街や建物の動画を組み合わせ、企業ブランドのイメージを表現しているのが特徴です。IRに動画を活用してみようGoogleやヤフーといった検索サイトで動画を見つけることができますが、大和インベスター・リレーションズのように、投資家向け説明動画として企業のIR動画を集め、一覧表示しているサイトも存在します。ご自身でIR動画を作成する際に参考にできます。また、実際にIR動画編集をしてくれたり、無料で相談できる企業もあるので、ぜひ参考にしてみてください。動画をIRに上手く活用すれば、今より発信効果をあげられる可能性があります。動画を見る人は増えているため、今後ますます動画でのビジネスの場が増えることが予想されます。いち早く動画を採用して、ビジネスに活用していきましょう。弊社では、動画を活用したマーケティングやIRのご支援をしており、動画制作にはじまりSNS・YouTubeチャンネル運用やインフルエンサーキャスティング・動画広告運用代行等、企業が動画を活用するための総合的な支援体制がございます。動画活用を実施したいすでに動画を活用しているけどうまくいかずに困っているといったようなお悩みを抱えている企業様がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。その他、動画活用に参考になるお役立ち資料も無料で公開しています。