Facebookにアップした動画が思ったように再生されないという方も多いのではないでしょうか?その場合には、Facebookに投稿した動画を分析して、再生回数がアップしない原因を見つけ、動画を修正や改善をして、再生回数のアップを図ることが重要です。Facebookには、インサイトという動画分析機能があるので、これを用いることにより容易に分析することができます。そこで今回の記事では、Facebookの特徴や動画の種類と再生回数のカウント方法、そして動画再生回数アップのポイントと分析方法に関して解説していきます。興味のある方は参考にしてみてください。FacebookとはFacebookは、アメリカ・カリフォルニア州の会社が提供し、世界中で使用されているSNSです。Facebookは、2003年にマーク・ザッカーバーグがサービスを公開したのが始まりです。友達を追加したり、文章や動画を投稿して、コミュニケーションをとることができます。2012年にインスタグラムを買収したため、インスタグラムとの連携がしやすく、Facebook広告をInstagramにも出稿できます。Facebook利用者の特徴Facebookは、実名で登録するので、仕事関係か同級生のような知り合いでつながることが多く、Facebookの利用者には30代、40代の人が多いのが特徴です。Facebookの利用者は、全年代の平均の利用率が他のSNSに比べて高くなっています。特に、30代と40代では他のSNSよりも著しく高くなっています。このことから、Facebookは、ビジネスでの使用に適しているといえます。Facebookの動画広告の種類3つFacebookには、掲載する「配置」が異なる、デスクトップニュースフィード広告、インストリーム広告、インスタント記事広告の3種の動画広告があります。デスクトップニュースフィード広告は、パソコン版Facebookのニュースフィードに流れる広告です。インストリーム広告は、動画再生画面に流れる広告です。インスタント記事広告は、Facebookに高速で読み込むことができるHTMLドキュメントの広告です。Facebookの動画広告について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:Facebook動画広告について紹介!課金方法やメリットについても!Facebookの動画広告の種類1:デスクトップニュースフィード広告デスクトップニュースフィード広告は、パソコン版Facebookのニュースフィードに動画を流す広告です。この広告は、Facebook上の中央カラムのニュースフィードに表示され、インフィード広告とも呼ばれます。ユーザーが最も視線を集めるメインコンテンツの間に配置されるので、多くのユーザーの目に留まります。また、Facebookを開くとデスクトップニュースフィードが表示されるため、目に留まりやすいです。Facebookの動画広告の種類2:インストリーム広告インストリーム広告は、Facebookの記事内にある動画の再生中に流れる動画広告です。インストリーム広告は、Facebookに投稿されている動画コンテンツ内で広告が表示されます。インストリーム広告は、動画コンテンツが再生される前、再生中の動画コンテンツの途中、動画コンテンツの再生後のいずれかに表示されます。インストリーム広告は、15秒ほどの広告で、ユーザーの注意を引くような内容の動画広告です。Facebookの動画広告の種類3:インスタント記事広告インスタント記事広告は、スマートフォンやタブレットなどのモバイル向けの広告です。Facebookの利用者のほとんどがモバイルからアクセスしています。インスタント記事は、Facebook上で高速に読み込まれるドキュメントで、承認された者は自分のインスタント記事に広告を配置できます。利用者がFacebook上のインスタント記事のURLにアクセスすると、インスタント記事が表示され、広告も表示されます。動画の再生回数カウント方法動画の再生回数は、その動画がどれくらい人気があるかを示すバロメーターです。再生回数の具体的なカウント方法は公表されていませんが、動画の再生回数のカウント方法は、メディアごとに違うといえます。Facebook、インスタグラム、YouTubeなどのメディアにおいて、1再生回数としてカウントされる基準が異なります。以下に、各メディアにおいて1再生回数とカウントされる条件を説明します。FacebookFacebookでは、3秒以上再生(音声は不問)した場合、3秒未満の動画では97%以上が再生された場合を1再生回数とカウントします。この条件は、1回のインプレッションごとに満たされなければなりません。1回のインプレッションで、リプレイされて条件を満たした場合は、カウントされません。また、デスクトップ上では動画の100%が、携帯などの端末上では半分以上がスクリーン上に表示されている必要があります。インスタグラムインスタグラムでは、3秒以上再生(音声は不問)した場合を1再生回数とカウントします。この条件は、1回のインプレッションでリプレイされて条件を満たした場合は、カウントされません。また、同じユーザーの再生は、1再生回数にしかなりません。そのため、再生回数=動画を見たユーザーの数と言えます。また、デスクトップ上では動画の100%が、携帯などの端末上では半分以上が表示されている必要があります。YouTubeYouTubeでは、1つのIPアドレスから一定期間に1回しか再生回数がカウントされません。一定期間内に動画を何回再生しても再生回数は1回ということになります。この 一定期間の経過後に再び再生すれば、再生回数にカウントされます。投稿動画がニュースフィードに表示された時点で、カウントされます。なお、YouTube では、動画を再生しているのが人間であることを確認し、確認されない場合はカウントされません。Facebookで動画再生回数アップのポイント6つFacebookに動画を投稿したとき、再生回数が人気のバロメーターになります。一般に、再生回数が多い動画ほど多くの人に視聴されて、広告効果も大きくなります。投稿者はみんな、より多くの人に視聴してもらいたいため、自分の投稿動画の再生回数を増やしたいと考えます。また、宣伝効果を高めるためにも多くの人に視聴してもらいたいと考えます。以下に、再生回数をアップさせるためのポイントを6つ挙げて、説明します。Facebookで動画再生回数アップのポイント1:再生回数や傾向を分析Facebookでの再生回数や傾向を分析して、再生回数のアップの対策を練ることができます。Facebookでは、3秒以上再生した場合、3秒未満の動画では97%以上が再生された場合を1再生回数とカウントします。カウントされた再生回数は、投稿された動画に表示されます。また、Facebookインサイトを用いることにより、動画が3秒以上再生された回数、10秒以上の再生回数、再生時間を知ることができます。Facebookで動画再生回数アップのポイント2:メディアのユーザー層分析Facebookのユーザー層とターゲット層を分析して、再生回数のアップの対策を練ることができます。実名登録を基本としたFacebookでは、ターゲティングに活用するためのユーザー登録情報の精度が非常に高いことがわかっています。ユーザー層の特徴は、30~40代で他SNSより厚く、ビジネスマン同士のやり取りも活発です。このことから、ターゲット層を中年層に絞って対策を練ることが有効な場合もあります。Facebookで動画再生回数アップのポイント3:再編集するFacebookに投稿した動画を再編集することにより、再生回数のアップの対策を練ることができます。投稿内容を分析して、修正したい箇所が見つかったときには、投稿した動画を削除して、編集した動画を投稿して内容を編集することができます。また、公開範囲を変更したり、投稿自体を完全に削除することもできます。投稿内容をターゲット層にふさわしい内容に再編集することにより、再生回数のアップを図ることができます。Facebookで動画再生回数アップのポイント4:テキストを編集テキストのみ投稿した場合には修正はできませんが、画像を入れて投稿した場合には、テキストの修正ができます。テキストを投稿する際には、画像を添付しておけば安心です。投稿したテキストを分析して、誤字脱字や内容を修正したい箇所が見つかったときには、投稿したテキストを編集することができます。投稿したテキストの内容をターゲット層にふさわしい内容に編集することにより、再生回数のアップを図ることができます。Facebookで動画再生回数アップのポイント5:サムネイルを編集Facebookでは、実際の画像からファイルを小さくしたサムネイルが表示されます。サムネイルは読み込みが早く、多数のサムネイルを一度に表示できるので、多くの画像を素早く見ることができます。動画では、冒頭の部分を静止画としたサムネイルが表示されます。再生する動画を選ぶとき、サムネイルを見て判断できます。視聴者が投稿動画を見たくなるようにサムネイルを編集すれば、再生回数のアップを図ることができます。Facebookで動画再生回数アップのポイント6:ユニバーサルな映像を制作Facebookに動画を投稿する際に、年齢や言語の壁を超えて再生されるユニバーサルな動画を制作すると、動画再生回数のアップを図ることができる場合があります。投稿動画のターゲットが年齢に関係しない場合もあります。また、Facebookは世界中で使用されていますので、国や言語に関係しない場合もあります。このような場合には、ターゲットを広くとったユニバーサルな動画を制作する必要があります。Facebookの動画分析方法6つFacebookに動画を投稿する場合、投稿動画の再生回数が気になります。どうしたら再生回数をアップすることができるかを考える際には、投稿動画の分析が必要になります。動画分析により、なぜ再生回数がアップしないか、あるいは再生回数が多い動画はどのようなものかを把握して、再生回数が多くなる動画を制作しましょう。以下に、投稿動画の分析に役立つ動画分析方法を6つ挙げて説明します。Facebookの動画分析方法1:Facebookの人気動画分析再生回数が多い動画には、ある程度特徴があります。再生回数が多い人気動画の傾向を知ることは、再生回数が多くなる動画を制作する際に参考になります。人気動画としては、料理やファッションや女性のメイクなど生活に役立つ動画があります。また、面白い動画や、クリスマスやハロウィンなどの季節やイベントに合わせた動画も人気があります。長い動画は途中で飽きられ易いので、飽きさせないような動画としましょう。Facebookの動画分析方法2:再生数などの内訳確認Facebookでは、ページ運営者向けに「インサイト」という分析機能が設けられています。インサイトを用いれば、再生内容の内訳を確認することができます。再生内容の内訳として、項目別に表示数を確認できます。項目には、セクション(投稿、動画、写真など)、年齢、性別、国、市区町村、デバイス(コンピューター、モバイルデバイスなど)があります。この結果に基づいて投稿内容を分析して、修正を行うことができます。Facebookの動画分析方法3:総再生時間Facebookでは動画の再生回数が表示されますが、3秒間自動再生されると再生1回とカウントされるため、再生回数だけでは実際どれだけ視聴されているのか把握できません。このため、Facebookは、動画コンテンツごとの再生時間の指標を設け、動画再生を回数と時間の2つの視点から確認できるようになりました。さらに再生時間は、任意の日付や期間ごとに示されるので、再生時期の分析も容易にできます。Facebookの動画分析方法4:オーガニックと宣伝の割合「オーガニック」対「宣伝」の再生数の内訳をチェックすることにより、どのように視聴されているのかを分析できます。インサイトを用いると、再生時間、動画再生数、10秒以上の再生数、ユニークビューワーの項目において、オーガニックコンテンツとして視聴された動画と「宣伝」として視聴された動画広告との割合が表示されます。オーガニック動画と宣伝動画との割合があまり違わない場合には、宣伝の効果が少ないといえます。Facebookの動画分析方法5:投稿の詳細Facebookに投稿すると、視聴者の反応が気になります。そこで、インサイトを用いて、投稿の反応を分析し、視聴者の関心が何かを把握します。投稿の詳細を示す指標として、エンゲージ目的では、いいね!やシェアなどのリアクションがあり、どのくらい反応があったかわかります。また、コンバージョン目的では、投稿クリックのクリック数から、記事に興味をもったときの反応の大きさがわかります。Facebookの動画分析方法6:オーディエンスリテンションインサイトを用いると、オーディエンスリテンション(視聴維持)のグラフを表示することができます。オーディエンスリテンションを見れば、視聴者が動画のどこで視聴をやめたのかがわかります。視聴者は、関心がない場合には、冒頭の数秒で動画の視聴をやめてしまうケースが多いです。それ以後にグラフで急な低下が見られた場合には、その時点で動画への関心がなくなったと判断できますので、何らかの対策を講じる必要があります。Facebookの動画を分析して再生回数をアップさせようFacebookの動画を分析し、再生回数がアップしない原因を抽出して、再生回数をアップさせよう。Facebookには、動画の分析機能を有するインサイトがあります。インサイトを用いて動画を分析し、再生回数がアップしない原因や傾向を見つけることができます。あるいは、人気がある動画を参考にして、動画を改善して再生回数のアップを図りましょう。動画をマーケティングに上手く活用すれば、今より利益をあげられる可能性があります。認知度向上や売り上げに悩んでいる場合は、動画マーケティングを活用してみるといいでしょう。動画を見る人は増えているため、今後ますます動画でのビジネスの場が増えることが予想されます。いち早く動画マーケティングを採用して、ビジネスに活用していきましょう。弊社では、動画を活用したマーケティングのご支援をしており、SNS・YouTubeチャンネル運用やインフルエンサーキャスティング・動画広告運用代行等、企業が動画を活用するための総合的な支援体制がございます。動画マーケティングを実施したいすでに動画を活用しているけどうまくいかずに困っているといったようなお悩みを抱えている企業様がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。その他、動画活用に参考になるお役立ち資料も無料で公開しています。