「YouTubeに動画をアップロードしているものの、再生回数が増えない」という悩みを抱えている方も多くいらっしゃると思います。毎日多くの動画が投稿されているYouTubeでは、ただ動画を投稿するだけで再生数を伸ばすことは難しくなっています。それもそのはず、YouTubeには毎分500時間もの動画がアップロードされているのです。参考:YouTube 15 周年を迎えて:これまでと今後について再生数を伸ばすためには、視聴者が流入するルートを意識した対策を行うことが重要です。この記事では、YouTube動画の再生数が伸びる仕組みと動画制作時に注意するポイントを紹介します。YouTubeの再生回数が伸びなくて困っている方は、ぜひ今回の動画を参考にしてみてください。急に動画の再生数が増えた場合に考えられるルートはこの4つ先ほどもお伝えしましたが、2020年4月時点で毎分500時間分もの動画がYouTubeへアップロードされるようになりました。これは仮に5分前後の動画がアップロードされていると考えると、1分あたりに6000本もの動画が新しく追加されていることを意味します。まだ投稿される動画数が少なかったYouTube創設初期では、動画を投稿するだけで再生数を伸ばせる可能性は十分にあったでしょう。しかしYouTube創設より16年経った今、チャンネル数・動画投稿数は増え続け、ただ動画を投稿するだけでは再生数を伸ばすことは難しくなっています。もし動画を投稿した際、急に動画の再生数が伸びた場合には、次に挙げた4つのルートのいずれかに当てはまったと考えられるでしょう。狙っているキーワードのGoogle検索で上位に出ている再生数が増加した理由の1つ目として挙げられるのは、Google検索からの流入者によって動画が再生された場合です。Googleでは検索でキーワードを入力すると、関連性の高いサイトやブログなどと一緒にYouTube動画も一覧表示されます。そのため関連性が高いと判断された動画は検索結果で上位表示されやすくなり、Google検索からの流入者によって動画再生数が伸びることがあります。このようにYouTube検索に対して、狙ったキーワードで動画を作成することによって、Google検索内でも関連性が高いと判断されれば、検索結果で上位表示され再生数を伸ばすことが期待できるでしょう。Google検索で動画を上位に表示する方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:Google検索結果で上位にするための動画の作り方6つ|SEO対策の要素3つ狙っているキーワードのYouTube内検索で上位にいるYouTubeにアップロードされた動画は、キーワード検索ができるようになっています。そのためチャンネル登録をされていなくても、検索キーワードと関連性の高い動画であれば、検索結果一覧から視聴者に認識してもらえる仕組みとなっています。投稿した動画で狙っているキーワードで検索した際、動画が検索結果一覧の上位に表示されることができれば、視聴してもらえる可能性はより高くなるでしょう。YouTube検索で動画を上位に表示する方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTube内の検索上位に出るためのSEO関連項目とは ▶︎参考記事:YouTube動画を検索上位にする7つの方法とは?|重要なSEO対策を解説他のYouTube動画の関連動画に出てきているYouTubeでは自チャンネルだけでなく他チャンネルの動画を視聴している時でも、関連動画として似たような内容やテーマの動画が紹介されるようになっています。そのため視聴者は自分が見たい関連の動画を、いくつものチャンネルを渡りながら視聴することができるようになっています。関連動画の表示はPCでもスマホでも行われており、新しく動画を視聴するために関連動画から流入してくる視聴者は多いです。そのため投稿した動画の視聴回数を上げるためには、関連動画として紹介されるように動画制作を意識しなければなりません。自チャンネルの動画が関連動画として紹介されるためには、内容やテーマがはっきりとわかるようにする必要があります。内容やテーマが定まっていなければ、どのジャンルの関連動画なのか判断することができないため、関連動画として紹介される可能性は低くなるでしょう。YouTubeトップページのおすすめ動画に出てきているYouTubeのトップページでは、個人個人の視聴履歴に応じておすすめの動画が表示されるようになっています。またおすすめの動画はページ上部のタブで、「音楽」「料理番組」などジャンルを大まかに分けて確認することも可能です。投稿した動画が視聴履歴との関連性が高い(視聴者の好みに合う)と判断されれば、直接キーワード検索されなくても、トップページでおすすめの動画として表示してもらうことができます。再生数を伸ばすために動画作成時に注意するポイントYouTube動画の再生数を伸ばすためには、前述した4つのルートを意識した動画作りが必要になってきます。これは企画段階で意識的に考えなければならないため、テーマを決めたり本格的に動画撮影を行ったりする前に、再生数を伸ばすための対策を考えることが大切になります。YouTube動画の企画時からアップロードまでの間にできる再生数アップのための対策として、次に上げる3つのポイントを意識するようにしましょう。近いジャンルで再生数が多い動画をチェックしておくまずは企画を作成する前に、実際にYouTubeで作りたい動画に近いジャンルを検索し調査しましょう。大切なのは再生数が多い動画をリストアップし、どのような共通点や特徴があるのかを把握すること。再生数が多い動画を意識し、関連したジャンルの企画を作成することで、関連動画として紹介されやすくなるため、キーワード検索以外からの流入を期待することができるでしょう。また企画前に近いジャンルを調査しておくことで、再生数の多い動画の良いところを取り入れたり、関連動画にはない特徴を取り入れて個性を出したりすることも可能です。検索キーワードを含んだ、興味を持ちやすいタイトルを付ける動画をGoogleやYouTubeの検索で上位表示させるため、タイトルや概要欄に狙ったキーワードを入れることは基本テクニックのひとつです。ただし、キーワードで関連性をアピールするだけでは、上位表示されても実際の動画再生まで辿り着かない場合があります。数ある動画の中で視聴者に興味を持ってもらうためには、思わずクリックしたくなるようなタイトルを付けることが重要です。動画のタイトルを付ける際のポイントは、以下の通りになります。「ベスト3」「おすすめ5つ」など具体的な数字を入れる疑問符(?)や感嘆符(!)をタイトルに付ける動画の最も衝撃的・魅力的なシーンをピックアップするあえて結論をぼかす複数の商品・サービスを紹介するときは、具体的な数字を入れると期待値が高まりやすくなります。また疑問符や感嘆符で勢いを演出したり、動画内で最も衝撃的・魅力的なシーンをタイトルの一部に加えたりする方法もおすすめです。他にも、あえて結論をぼかすタイトルにすることで、視聴者に結末を考えさせることができ興味を引きやすくなります。視聴者は結末を知りたいため、結論をぼかすタイトルは動画の離脱率も低下させることも可能です。視聴者がクリックしたくなるようなサムネイルを作るYouTubeで動画を検索すると、動画のタイトルと共にサムネイルも表示されます。そのためタイトルだけでなく、サムネイルでも視覚的に訴えかけることでクリックしてもらえるようになります。サムネイルを作る際にも、視聴者が思わず動画の内容を知りたくなるようなものを作るように意識しましょう。単純に派手な画像を使うのではなく、以下のポイントを意識して作ることが重要になります。どんな動画か分かる文字を入れる少ない文字数で動画の魅力を伝える文字のフォントは大きくする人の写真を入れて信頼感を演出するタイムインジケーターに被らないよう文字・画像を配置するサムネイルは画像だけを載せるのではなく、どんな動画か即座にイメージしやすいように文字を入れましょう。その際、文字が多すぎると読みにくくなるため、多くても20文字以下に抑えるのがポイントです(少なすぎる分には問題なし)。また、文字の大きさやフォントは画像のイメージに合うものを選択し、ミスマッチが起こらないように注意しましょう。視聴者はどんな人物が発信しているのかを知ることで信頼感を持つため、サムネイルに動画の登場人物の写真を加えるとクリック率が上がるでしょう。さらに視聴者が登場人物の顔を覚えると、動画が検索欄や関連動画に上がった際にクリックされやすくなります。サムネイルの右下の部分には、動画の長さを示すタイムインジケーターが表示されるため、重要な文字や画像が被らないように配置することも重要になります。YouTube動画の再生数が伸びない際に見るべき原因と対処法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:100回再生いかない!? YouTube動画の再生数が伸びない根本原因と対処法まとめ今回の記事では、YouTube動画が伸びる仕組みと動画作成時の注意点について紹介しました。重要なのは YouTube・Google検索のいずれも、関連が高いと判断されると上位表示されやすくなることYouTubeの関連動画やトップページのおすすめ動画においても、関連性が高い動画が紹介されること動画の再生数を伸ばすためには、動画制作前の企画段階から意識して対策を考えることタイトルやサムネイルは視聴者の視覚に訴えかけ、興味を引くものにすることYouTube動画の再生数を伸ばすためには、今回紹介した視聴者の流入ルートを意識した動画制作を行わなければなりません。労力はかかりますがポイントをしっかりと抑えることで、数多くある動画の中から視聴者に選ばれ、再生される動画を製作することができるでしょう。YouTubeマーケティングに効果的な動画制作は、プロ目線でのアドバイスを参考にしたほうが効率的です。競合チャンネルよりもリードしたチャンネル作りを目指したい方は、ぜひお問い合わせください。その他、SEO対策などYouTubeに役立つ資料も無料公開中です。