YouTubeを運営しているなかで、「クリック率」が大事と聞いたことがある方も多いと思います。クリック率はYouTubeチャンネル動画の再生回数を大きく左右する重要な指標ですので、これを知っているかそうでないかだけで大きく結果が変わってきます。そこで今回は、YouTube動画のクリック率を確認する方法とその他知っておくべき事を合わせて解説します。クリック率についてあまり詳しく知らないという方は、参考にしていただきYouTubeチャンネル運用に役立ててください。YouTube動画のクリック率を確認する方法ユーザーがYouTubeで視聴する動画を選ぶとき、サムネイルが一覧になって表示されている中から気になったものを選んでクリックします。このサムネイルをクリックして動画のページへ移動した回数の割合が、クリック率と呼ばれています。一方、動画のサムネイルがユーザーの画面上に表示されることをインプレッションと呼びます。クリック率を算出するには、このインプレッション数も重要となっています。詳細はアナリティクスのリーチから確認できますアップロードした動画のクリック率を確認するときは、YouTube Studioを活用しましょう。以下の手順でインプレッション数に対するクリック率を見ることができます。YouTube Studioを開く【アナリティクス】のページを開く【リーチ】タブを開く主要指標カードのクリック率を確認する主要指標カードとは、インプレッション数・クリック率・視聴回数・ユニーク視聴者数を表示したもので、基本的にはすり鉢状(台形を逆さにした形)になっています。クリック率は平均3~5%とも3~8%とも言われており、ジャンルによって多少差があります。いずれのジャンルも、クリック率10%を超えればかなり優秀である点は同じです。インプレッション数とクリック率を確認するhttps://support.google.com/youtube/answer/9314486?hl=ja動画を公開して数時間は見れないのでご注意をクリック率に限らず、YouTubeに動画をアップロードして公開した直後は、アナリティクスであらゆる数値を見ることはできません。公開後はYouTubeのシステムが作動しており、計測中のため、クリック率を確認するときは数時間の間を置いてからがおすすめです。また、公開からある程度の期間が経った後も、動画の状況(頻繁に再生されているか、エンゲージメントは発生しているか、など)によっては数値の更新にタイムラグが生じることがあります。これはYouTubeが指標の精度を向上させるための処置のため、動画投稿者側がどうにかできるものではありません。エンゲージメント指標のカウント方法https://support.google.com/youtube/answer/2991785?hl=jaYouTube Studioの使い方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:【YouTube Studio】チャンネルを作るなら知っておきたい機能と使い方を解説▶︎参考記事:YouTubeチャンネルを作成したなら「YouTube Studio」をチェックしよう!クリック率を確認する際に知っておくべきこととは動画のクリック率は、動画のサムネイルやタイトルなどを改善するひとつの目安にもなります。たとえば、インプレッション数が多いわりにはクリック率が3%前後など、低い数値で推移し続けている場合は、サムネイルやタイトルがユーザーにとって魅力的でない可能性があります。YouTubeのサムネイルやタイトルの効果的な設定方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:【再生回数が増える】YouTube動画に欠かせないサムネイルの作り方とは▶︎参考記事:YouTubeの動画にタイトルを付ける5つの手順!選定方法もご紹介このように動画やチャンネル運営の改善にも役立つクリック率ですが、実際に数値を確認する際は、カウント方法に対する注意点を把握しておきましょう。インプレッションとしてカウントされない再生があるまずインプレッションとしてカウントされるのは「サムネイルの50%以上が1秒以上画面に表示されたとき」と定められています。加えて、カウントされない場合がこれだけある。外部サイトやアプリのリンクや埋め込みYouTubeのモバイルサイトアプリ(YouTube Kids・YouTube Music)動画内で表示されたカードや終了画面メールやプッシュ通知での表示バックグラウンドタブで再生される動画TrueViewディスカバリー広告前述とは真逆の、「サムネイルが50%未満もしくは1秒未満しか画面に表示されなかったとき」もカウントの対象外となります。インプレッション数が体感よりも少なすぎる、と感じるときは、上記のようにカウント対象外の状況下で表示されているケースが多くないか見直してみよう。インプレッション数とクリック率を確認するhttps://support.google.com/youtube/answer/9314486?hl=jaこの理由から、アナリティクスの数値と自分の計算が合わないこともある上記のようにインプレッション数としてカウントされない状況下で動画が何度もクリックされたり視聴されたりすると、アナリティクスの数値が予想とは異なるバランスとなることがあります。また、一部のファンが気に入った動画を繰り返し視聴している場合もインプレッション数が伸びない理由のひとつです。カウントされる状況が大半の場合はインプレッション数よりクリック数や再生回数が少なくなりますが、カウントされないケースが続くと、インプレッション数によりもクリック数などが大きくなります。動画の合計視聴回数をインプレッション数で割った場合、計算結果とアナリティクスで表示されるクリック率が同じ値にはならない理由も、カウントの仕組みによるものです。インプレッションとクリック率に関するよくある質問https://support.google.com/youtube/answer/7628154?hl=ja#zippy=クリック率も重要だが、再生時間と視聴維持率も重要YouTube動画の再生回数やチャンネル登録者数を増やすためには、クリック率など主要指標も参考にしつつ、定期的な改善が欠かせません。また、再生時間と視聴維持率も重視したいポイントです。再生時間とは動画が公開から現在まで視聴された時間の総数で、長ければ長いほど多くのユーザーに視聴されたりリピートされたりした証拠です。視聴維持率は、ユーザーが動画を再生してからどこまで見続けてくれたか、その割合を表す数値です。視聴維持率も高ければ高いほど、飽きることなく最後まで動画を見てくれたユーザーが多いということになります。このように、再生時間と視聴維持率はどちらもユーザーの行動を指標としており、動画の質を評価する要素でもあります。再生時間や視聴維持率の数値が高いほど、ユーザーにとって有益な動画ということになるため、YouTubeからの評価にもつながります。YouTubeが有益な動画と認識すれば検索結果や関連動画などでおすすめされやすくなり、更にクリック率の増加が期待できるという相乗効果もあります。YouTubeチャンネル運営を本格的にやるなら、まずは専門家に相談をYouTube動画やチャンネル運営は、新しい動画を定期的にアップロードする根気も重要だが、こまめに分析を行い、既存動画を改善していくことも重要です。分析の指標のひとつとなるのが、サムネイルのインプレッション数やクリック率です。インプレッション数やクリック率の改善方法が分からない方や、既存動画にどのように手を加えれば良いのか悩んでいる方は、専門家のアドバイスを参考にしてみてはいかがでしょうか。YouTube動画の専門家ならサムネイルや動画の作り方はもちろん、分析方法や改善方法まで一貫して頼ることができます。弊社では現役YouTuberがYouTubeマーケティング戦略策定から、動画企画・撮影・編集・投稿・分析・その後の改善まで一貫した業務を代行させて頂くことが可能です。また、YouTubeマーケティングのみならず、SNS活用などのWebマーケティングにも精通しているため、SNS単独のマーケティングだけでなくYouTubeとSNSを組み合わせてより効果的に宣伝したいなどございましたら、ぜひお問い合わせ窓口より相談ください。その他、YouTubeに役立つ資料も無料公開中です。