YouTubeの動画投稿は、いざやってみると企画・撮影・編集・投稿・アップロード後の改善と非常にやることが多いです。また、初投稿までにしなければいけないことは多く戸惑ってしまう方も多いことでしょう。「YouTubeの動画を作りたいけど、どのようにすればいいのか?」「編集ソフトって何がおすすめ?」「自己流でやってきたけど結果を出すための効率のいい方法を知りたい!」というようなお悩みを抱えている方に向けて、YouTubeの動画の作り方や気を付けるべきポイントとおすすめの編集ソフトをご紹介します。YouTubeの動画編集で重要なのが「カット」「テロップ」「BGM・効果音」YouTubeは視聴者が自由に途中離脱できるため、最後まで見てもらうための工夫が必要です。動画作りで取り入れるべき工夫は、「カット」「テロップ」「BGM・効果音」の3つです。適度にカットしたりテロップやBGM・効果音を入れたりと動画にメリハリをつけることで、集中して見てもらえるようになります。ここでは、動画編集で抑えておくべき「カット」「テロップ」「BGM・効果音」それぞれの目的やポイントについてご紹介します。動画編集1:カットでテンポを良くする動画編集でカットを取り入れる最大の理由は、動画のテンポを良くすることです。たとえば動画のテーマを「心霊物件で幽霊が出るのか、泊まって検証してみた」としたとき、何もない画面が何十分も続くと視聴者は退屈になり、途中で見るのをやめてしまうでしょう。カットを入れて「1時間後」「2時間後」と省略することで、意味のない沈黙や動きのないシーンを適度に抑えることができます。テンポの良い動画は、視聴者を退屈させずに済みます。テレビでも旅番組の移動シーンや料理番組で材料を寝かすシーンなどがカットされているように、動画の無駄を省くカットは必要不可欠なテクニックです。カットする方法は、使用している動画編集ソフトごとに異なるため、マニュアルや解説動画を活用して優先的に覚えておくようにするのがおすすめです。動画編集2:テロップでわかりやすくする動画の内容を伝えやすくするのが、テロップ(字幕)です。YouTubeで再生数が伸びている動画を見ても、適度にテロップで内容を強調しているものが主流となっています。テロップを入れると、以下のメリットがあります。内容を誤解なく伝えられる視覚的なメリハリができる音声ミュート時でも視聴してもらえる音の似ている単語を言っても、テロップがあればどちらの単語を口にしているのか誤解なく伝わります。商品レビュー動画の商品名など、耳慣れない単語は聞き間違える可能性が高いです。テロップを入れることで間違えられないうえ、文字のフォントや色、大きさを変えると画面にメリハリも出すことができます。また、音声の有無に関わらず内容を伝えられるため、ミュート状態でYouTubeを利用している人にも動画の内容を理解してもらうことができるでしょう。テロップは使用している動画編集ソフトで入れるほか、YouTubeが提供する字幕機能を利用する方法があります。YouTubeの字幕機能は動画の音声を自動で文字化してくれる「自動字幕起こし」と、自力で入力する「手動で入力」がありますが、音声認識の精度が低いため、手動がおすすめです。字幕の追加方法は、下記Googleの公式ヘルプを参照してください。参考:字幕を追加するhttps://support.google.com/youtube/answer/2734796動画編集3:BGM・効果音で雰囲気作りをするYouTubeの動画にメリハリをつけるために、カットやテロップに加えてBGM・効果音も必要です。人気YouTuberの動画やテレビ番組を見ても、演出であえて静かにする場合以外は何らかのBGM・効果音が随所に入れられています。BGM・効果音を入れるメリットは、以下の通りです。印象づけたいシーンを強調できる視聴者を退屈にさせない場面転換をスムーズにする極端な例をあげると、笑いどころで人の笑い声を入れる方法などもシーンを強調するための工夫です。意識して見てほしいところや強調したいところにBGM・効果音を入れると、言葉やテロップで伝えなくても自然に注目してもらえます。また、単調な動画は退屈を感じやすく、飽きられやすいです。料理動画も淡々と料理をする音だけがかすかに聞こえる動画よりも、料理を盛り上げてくれるBGMやシーンに合った効果音を加えた動画のほうが、退屈を感じにくくなります。シーンを強調したり盛り上げたりするほか、場面転換をするときのアクセントとしても活用できます。BGM・効果音は無料配布されているものも多いため、各サイトの規約を守ったうえで使用するようにしましょう。市販されているCDから音源を借りたり、広告収益を得ている動画に商用利用不可の音源を使ったりなど、著作権侵害にあたる行為は絶対にNGです。著作権侵害にあたる行為は避け、適切にBGMや効果音を活用するようにしましょう。おすすめの無料動画編集ソフトを紹介YouTubeで再生数を伸ばしている多くのYouTuberに共通することは、大まかに言うと「継続して動画をアップロードしていること」と「編集に力を入れていること」の2つです。子どもを中心に高い人気を誇る某YouTuberも、継続して動画をアップロードしており、動画ひとつひとつにアニメーションやBGM・効果音、テロップなど手を抜かず入れています。しかしYouTube用に限らず、動画編集の経験がない人や始めたばかりの初心者にとっては、編集作業自体が難しいでしょう。動画編集で困っている方は、まず無料で使える動画編集ソフトで、カットやテロップ、BGM・効果音を入れることを経験していきましょう。ここではおすすめの無料動画編集ソフト3つをご紹介します。YouTube StudioYouTube Studioは、動画をアップロードしたい人のために、YouTubeが提供している動画編集・管理ツールです。動画をカットしたりテロップやBGM・効果音、エフェクト(ぼかしなど)を入れたりすることが可能です。また、無料で使えるBGM・効果音を取得できるオーディオライブラリ機能もあります。YouTube Studioでできる編集を簡単にまとめると下記の通りです。動画の一部分をカット・削除する音楽(BGM)挿入・入れ替え・ミックス動画にフィルタ(特殊効果)を入れる動画の任意の箇所にぼかしをかける終了画面、すなわち他の動画やチャンネル登録への誘導画面を追加するYouTube動画の終わり頃になると表示される、チャンネル登録や次のおすすめ動画へのリンクを表示する「終了画面」の追加もできます。YouTube Studioを利用すると、動画編集ソフトだけではなくBGM・効果音もある程度無料で用意できるため、とにかく予算をかけずに動画作りをしたい方におすすめです。注意点は、YouTube Studioで編集できる動画は、一度チャンネルにアップロードした動画に限られている。10万回以上の再生数となった動画など、一部はアップロード後の編集ができないものもあるので注意しましょう。無料のため本格的な動画編集ソフトとしては物足りないですが、アナリティクスで動画ごと・チャンネルごとに分析できる機能もある点は心強いです。DaVinci ResolveDaVinci Resolveは、オーストラリアの映像メーカーであるBlackmagic Design(ブラックマジックデザイン)社が開発している映像編集ソフトで動画編集のほかにカラーコレクションやVFX(ビジュアルエフェクト)など合計17の機能が無料で活用できるツールです。有料版もあり、無料版との大きな違いは利用できる機能の数ですが、無料のソフトでもさまざまな活用ができます。オーストラリアの企業が開発していますが、多言語対応しており、日本語版も提供されています。プロ向きに提供されている業務用の高機能タイプなので、本格的に動画作りを経験しつつ学んでいきたい方向けです。初心者の場合は操作方法が複雑に感じる可能性がある点に注意です。無料版もバージョンアップが適宜行われており、過去に使い勝手が悪いと感じた方も、再度使ってみると便利に感じます。その他、Adobe PhotoShopとの連携もできるため、文字の色やフォントにこだわりたい方にもおすすめです。iMovieiMovieは、Apple社がiOSまたはmacOSユーザー向けに提供している、無料動画編集ソフトです。指先で動画の各クリップに操作を加えることで、カットしたりテロップやBGMをつけたりできます。4Kビデオにも対応しているため、最新のiPhoneで撮影した高画質のビデオも映画のような高クオリティで編集が可能です。10種類のフィルタと80種類以上のサウンドトラックがあり、指で直感的に編集できるiMovieは、動画作りの知識がまったくなくても編集できる手軽さが最大の魅力です。また、YouTubeへのアップロードが手軽にできる点も特徴のひとつです。iPhoneやiPADの場合、iMovieの操作画面で「共有」ボタンをタップするとYouTubeへアップロードするための動画設定画面に飛ぶことができます。動画設定画面ではタイトルや概要などを設定できますが、「タイトル名」が「プロジェクト名」表示されるなど、YouTubeとiMovieでは項目の表記が異なるため、間違えないように注意しましょう。まとめいかがでしたでしょうか?今回の記事では、YouTubeの動画の作り方や気を付けるべきポイントとおすすめの編集ソフトをご紹介してきました。今回の記事を参考に、ぜひ自分たちや自社で品質の良いYouTubeの動画作りを行ってみてください。YouTubeの動画作りは、編集だけでなく企画・撮影・投稿・アップロード後の改善と非常にやることが多くなっており自分たちだけで継続したりすることが難しいケースも多くなっています。そういった際には、動画編集や企画・投稿・分析から改善などをまとめて行ってくれる代行会社を活用するのはも一つの手です。特にYouTuber専門の代行会社であれば、チャンネル運用に関するノウハウも豊富なため、安心して任せることが可能です。弊社ではYouTubeのチャンネル開設から動画の撮影や編集だけでなく、企画・分析・投稿・その後の改善まで一貫した業務を代行させて頂くことが可能です。チャンネルの運用方法がわからない、自社の業務とYouTubeの運用や動画制作の並列が難しいなどの困りごとがありましたら、ぜひお問い合わせ窓口より相談ください。その他、YouTubeに役立つ資料も無料公開中です。