国内の月間アクティブユーザー数が6,900万人(2021年10月時点)を超え、近年YouTubeの人気が注目を集めていますが、個人だけでなく企業でもチャンネルを開設して、YouTubeでの動画投稿を始める人が多くなっています。理由としては、従来YouTube上にあったエンターテイメントよりの娯楽コンテンツだけでなくニュースをはじめとした情報取得メリットの高いお役立ち情報動画が多く見受けられるゆようになり、加えて若者を中心にテレビ離れという現象が起こったため、テレビよりYouTubeを見る人が増えたためで、そこにビジネスチャンスがあると感じたためです。さらに新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響で、家にいる時間が多くない、拍車をかけるようYouTubeを見る人も爆発的に増えたため、今こそ個人だけでなく企業でもYouTubeを使って集客するチャンスなのです。そこで今回はYouTube初心者向けに、ジャンル別のYouTubeのポイントと始め方、YouTube初心者向けの本をご紹介します。この記事を読むことでYouTubeのチャンネルを開設し、見込み客やファンを増やすことができるでしょう。ぜひ、参考にしてください。ジャンル別YouTubeチャンネルのポイントと始め方YouTube動画は大まかに分けるだけでも複数のジャンルが存在します。音楽やゲームなどの配信系や料理系、大食い系など多岐にわたるため、YouTubeに動画をアップロードするには、まずチャンネルの具体的なジャンルを決める必要があります。ジャンルを決めたら、次はジャンルに合ったYouTubeチャンネルの運用や動画の制作方法を理解しましょう。YouTubeでおすすめのジャンルについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTubeで今からチャンネルを作るのに、おすすめのジャンルを紹介!ここでは代表的な音楽配信とゲーム配信2タイプを例に、それぞれのYouTubeチャンネルを開設・運用するためのポイントや必要な機材について紹介します。音楽配信のYouTubeチャンネルを作るときのポイント音楽配信のYouTubeチャンネルを始める場合は、最初のうちは以下のポイントを意識しましょう。企画・台本をあらかじめ用意しておく同ジャンルの他のチャンネルや動画を分析する編集は最低限(カットとテロップ入れ程度)にする定期的に動画をアップロードするプロのMCであっても、ある程度の流れを台本で用意しているのが一般的です。素人の場合は企画をしっかりと練り、台詞も細かく書いた台本を用意したほうがまとまりのある動画に仕上がります。具体的な企画も台本もないまま撮影を始めると、話が変な方向へ進んだり間延びした動画になってしまうため、企画と台本作りは必ず行いましょう。視聴者やチャンネル登録者を獲得するためにはトレンドも重要なため、同ジャンルの他のチャンネルや動画を分析し、参考にすることもおすすめします。企画自体が二番煎じになっても、個性のある動画なら再生されやすいです。また、人気YouTuberの動画を見ると編集に力を入れておしゃれな仕上がりにしているものが多いが、初心者のうちは編集作業に時間をかける必要はありません。まずは定期的に動画をアップロードして認知度向上を目指すことが大切です。YouTubeは世界中でなんらかの動画がアップロードされており、最初のうちは再生数が伸びなかったりチャンネル登録者が増えにくかったりします。そのため定期的に動画をアップロードして、チャンネルの存在を知ってもらうことから始めましょう。音楽配信YouTubeチャンネルを始める際に必要な機材音楽配信系のYouTubeチャンネルを始める場合は、以下の機材が必要です。カメラ三脚マイク照明動画編集ソフトただし最初から本格的な高額アイテムを購入する必要はありません。カメラは高画質撮影できるスマホで十分代用できるうえ、近年はスマホ内に動画編集アプリが最初からインストールされている場合もあります。三脚はなくても良いですが、野外など撮影場所によってはあると便利です。スマホ用なら自撮り棒として兼用できるような、ワンコイン程度で購入できるものも多いです。マイクは必要に応じて用意しましょう。重要なのは照明で、安くても良いのでできる限り用意しておくこと(明るい場所で撮影したつもりでも、実際に映像を見てみると暗く映っていることが多い)をおすすめします。動画編集ソフトも無料のものである程度のクオリティは確保できるので、無理に有料版を購入する必要はありません。YouTubeが無料で提供するYouTube Studioも、テロップ挿入など基本的な編集機能はついています。ゲーム配信のYouTubeチャンネルを作るときのポイントゲーム配信は主に、プレイ内容を実況する動画のことです。リアルタイムで視聴者の反応を見ながら進められるライブ配信と、あらかじめ撮影した動画を編集してアップロードする動画配信の2タイプがあります。ライブ配信はコミュニケーションを取りつつ配信したい方におすすめですが、配信中に何が起こるか分からないため、機材の異常などトラブルをある程度想定しておく必要があります。動画配信は音声やテロップ挿入など編集したい方におすすめですが、ライブ配信のようにリアルタイムで視聴者の反応を見ることができません。必ずしもチャンネル内の動画をすべてライブ配信もしくは動画配信のどちらかのみに固定する必要はありません。通常は動画配信を行いつつ、ボス戦やストーリーの盛り上がり部分のみライブ配信にするなど、両方を楽しむスタイルもあります。YouTubeでライブ配信した場合は自動的に動画のアーカイブが保存されるため、過去の配信を見逃した視聴者に見てもらうことも可能です。目的に応じて、以下の操作でアーカイブを保存もしくは削除しましょう。そのまま動画として残したい:【ライブ配信を終了】をクリックするだけ一部を編集したい:一度非公開にして編集する視聴できる人を制限したい:【限定公開】設定にする動画として残したくない:コンテンツページで【完全に削除】を選択する注意点は、ライブ配信直後に動画のすべてが視聴できるわけではないことです。途中までで途切れていたり、最後のほうだけアップロードされていたりしますが、数時間待つと最初から最後まできちんと動画として残されるので待ちましょう。また、ライブ配信自体が12時間を超えている場合は、アーカイブ自体が作成されない点にも注意です。アーカイブは一部を編集することもできますが、配信中にもらったコメントは表示されなくなります。コメントを表示させるためにあえて編集を行わないか、気になるなら限定公開で視聴できる人を制限する方法も検討しましょう。限定公開は動画のURLを知っている人だけが視聴できるもので、完全にクローズドというわけではありませんが、ある程度は視聴者を絞ることができます。放置していても自然に消えるものではないため、アーカイブを動画として残したくない場合はきちんと削除しましょう。ゲーム配信のYouTubeチャンネルを始める際に必要な機材ゲーム配信はライブ配信で行うか、動画配信で行うかで必要となる機材が異なります。また、使用するゲームのプラットフォーム(ゲーム機本体の種類)によっても機材の数が変わるため、まずはどのゲーム機でどのような配信を行いたいか決めましょう。たとえばPS4などは本体にシェア機能が搭載されており、ライブ配信に特別な機材を必要としないですが、Switchの場合はPCを介して配信する必要があります。ちなみにPCで配信を行うと、ゲーム機を問わずライブ配信にも動画配信にも対応できます。そのためゲーム配信を行いたい場合は、以下のものを用意しておきたいところです。ゲーム機本体配信したいソフトPC(配信用)スマホ(アプリゲームを配信する場合のみ)キャプチャーボード(一部のゲーム機では不要)スマホはアプリゲームのプレイ動画を配信したい場合のみに必要となり、据え置き型のゲーム機を使用する場合は不要です。ゲーム機本体にシェア機能など直接動画を配信できる機能がある場合は、ゲーム機とソフト以外は不要だが、Switchなどの場合はPCとキャプチャーボードの両方が必要です。キャプチャーボードとはゲーム機とPCをHDMI端子で接続して、ゲーム機の画面をPCに出力するための機材です。キャプチャーボードがなければHDMI端子でゲーム機とPCを接続しても映像は出力できないため、使用するゲーム機によっては必ず用意しましょう。これからYouTubeチャンネルを作る人におすすめの本さあ、これからYouTubeチャンネルを開設して動画をアップロードするぞ、とスタート地点に立ったばかりの方に、おすすめの本をご紹介しますYouTubeに動画をアップロードしたり人気コンテンツに育てたりするためのコツはインターネット上でもさまざまなメディアで取り上げられていますが、本を読むことも大切です。きちんとした出版社が発行している本は専門家と出版社の両方が名前を出して情報提供しているため、信頼性が高いです。YouTubeで人気チャンネル・動画となるためのコツはもちろん、根本的なマーケティング手法に触れている本も多いため、幅広い場面で活用できるのもメリットです。ここで紹介する本は手軽に読める電子書籍版も販売されているので、場所をとる心配もありません。改訂 YouTube 成功の実践法則60%3Ciframe%20style%3D%22width%3A120px%3Bheight%3A240px%3B%22%20marginwidth%3D%220%22%20marginheight%3D%220%22%20scrolling%3D%22no%22%20frameborder%3D%220%22%20src%3D%22%2F%2Frcm-fe.amazon-adsystem.com%2Fe%2Fcm%3Flt1%3Dblank%26bc1%3D000000%26IS2%3D1%26bg1%3DFFFFFF%26fc1%3D000000%26lc1%3D0000FF%26t%3Dstartx2020-22%26language%3DjaJP%26o%3D9%26p%3D8%26l%3Das4%26m%3Damazon%26f%3Difr%26ref%3Dasssli_til%26asins%3DB07CJVQK25%26linkId%3D5608f755598010f04b92f5943a0676d6%22%3E%3C%2Fiframe%3Ehttp://www.sotechsha.co.jp/pc/html/1204.htm・出版社:株式会社 ソーテック社・著者:木村 博史・価格:税抜1,580円(税込1,738円)テレビ番組の制作やマーケティングツールの作成などを手掛けた著者による、実践的な YouTubeチャンネル運用の教科書です。番組制作の経験や広告会社で得たノウハウを活かした YouTubeチャンネルの運用方法はもちろん、基本的な動画の作り方・編集方法なども網羅しているのが魅力です。中級者以上にとっては基礎に重点を置きすぎて物足りなさを感じる内容ですが、言い換えると初心者向けに丁寧に解説されているため、最初の取っ掛かりとして目を通しておきたい一冊です。特徴は、多くのハウツー系サイトなどで詳細が濁されている「台本の書き方」「絵コンテの描き方」についても解説しているところです。台本を作れと言っても何をどのように作れば良いのか、と企画段階から頭を悩ませている方におすすめです。仕事に使える動画術 成功例に学ぶYouTube活用とオリジナル動画作成法%3Ciframe%20style%3D%22width%3A120px%3Bheight%3A240px%3B%22%20marginwidth%3D%220%22%20marginheight%3D%220%22%20scrolling%3D%22no%22%20frameborder%3D%220%22%20src%3D%22%2F%2Frcm-fe.amazon-adsystem.com%2Fe%2Fcm%3Flt1%3Dblank%26bc1%3D000000%26IS2%3D1%26bg1%3DFFFFFF%26fc1%3D000000%26lc1%3D0000FF%26t%3Dstartx2020-22%26language%3DjaJP%26o%3D9%26p%3D8%26l%3Das4%26m%3Damazon%26f%3Difr%26ref%3Dasssli_til%26asins%3DB0113J5V1O%26linkId%3Dce1a6e4638cf161c44ad02198a4ee5ab%22%3E%3C%2Fiframe%3Ehttps://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798141640・出版社:株式会社 翔泳社・著者:家子史穂・千崎達也・価格:税抜1,800円(税込1,980円)2人の映像ディレクター(動画ディレクター)による、ビジネス目的でのYouTube活用をメインとした一冊です。YouTubeの動画撮影や編集方法など基本的な手法に加えて、よくある質問やトラブル例の解決方法も紹介してくれるため、初心者にも優しい内容となっています。初版の発行から5年以上経過していますが、内容の変更点(紹介しているソフトや動画のサービス終了情報など)は出版社の書籍ページで解説されています。特徴は、巻末のよくある質問やトラブル例がQ&A形式で書かれているため、本当に困ったときにサッと必要な情報を引き出しやすいことです。マーケティング手法の本というよりも、動画制作段階で悩んでいる方向けといったところです。YouTubeチャンネルの運用を効果的に行いたい方ではなく、どちらかというと困ったときに素早く回答を得られる動画制作の辞書が欲しいと考えている方におすすめです。YouTube完全マニュアル[第2版]%3Ciframe%20style%3D%22width%3A120px%3Bheight%3A240px%3B%22%20marginwidth%3D%220%22%20marginheight%3D%220%22%20scrolling%3D%22no%22%20frameborder%3D%220%22%20src%3D%22%2F%2Frcm-fe.amazon-adsystem.com%2Fe%2Fcm%3Flt1%3Dblank%26bc1%3D000000%26IS2%3D1%26bg1%3DFFFFFF%26fc1%3D000000%26lc1%3D0000FF%26t%3Dstartx2020-22%26language%3DjaJP%26o%3D9%26p%3D8%26l%3Das4%26m%3Damazon%26f%3Difr%26ref%3Dasssli_til%26asins%3DB08FD4HPMZ%26linkId%3Dd8caf89837f29a33d479958f699e389a%22%3E%3C%2Fiframe%3Ehttps://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798061832.html・出版社:株式会社 秀和システム・著者:桑名由美・価格:税抜1,380円(税込1,518円)YouTubeの他にも、スマホやPC関連のソフト・サービスに関する著書を数多く執筆している著者による一冊です。写真や図解を多用しているページもあり、視覚的に操作方法やポイントを学べます。ただしマーケティングのプロが執筆したものではないため、YouTubeチャンネルで本格的にマーケティングを行いたい場合は物足りなさを感じる可能性があります。特徴は、YouTube Studioなど比較的新しい機能やサービスについても触れられていることです。動画編集やチャンネル開設方法など、基本的な操作方法の解説も細かくなっています。また視聴者視点の解説も含まれているため、動画投稿者としてだけではなく視聴者としてもYouTubeを活用したいときに役立つ一冊です。動画の投稿も視聴もステップごとにこまかく分けて解説されており、目次で知りたい手順のページをピンポイントで見つけられる使いやすさが魅力です。どのチャンネルをやるにしても、最初にチャンネルのゴールを決めようチャンネルはジャンルによって準備する機材や環境が異なる場合もありますが、どのようなチャンネルを開設するにしても、最初に行うべきことは変わりません。チャンネルや動画で視聴者にどのようなアクションを望むのか、どのような効果があったら嬉しいのか、まずはゴールを決めましょう。たとえばレビュー動画を見て紹介した商品を購入してほしいのか、まずは資料請求してほしいのか、ゴールが異なれば適切な動画の内容も変わってきます。チャンネルのゴールを決めてから動画作りを始めると、内容がブレないためファンを獲得しやすいです。運用方法や動画制作で困ったときは、プロの動画制作会社やコンサル会社に相談する方法もおすすめとなっています。弊社Start-X(スタートエックス)では、YouTubeのプロが企業のYouTube活用を支援しております。主な特徴は下記の通りです。・YouTubeのプロによるマーケティング支援・プロのクリエイターがアドバイス・動画制作を行う・YouTube広告によるマーケティングの企画・制作・運用代行を一括サポート・YouTube用以外の動画も任せられる現在YouTube活用の無料相談を実施しています。また、YouTube活用の参考になるお役立ち資料も無料で公開しています。ぜひチェックしてみてください。無料相談はこちらお役立ち資料はこちら