最近YouTubeを見ていると、「short 」「shorts」や「YouTube ショート」という1分ほどの動画をよく見かけませんか?「YouTube shorts (ショート動画)」とは、1分以内の短い動画を作成、編集、共有できるサービスとなっておりスマートフォンからも手軽に投稿できるため、多くのYouTuberや企業が活用し始めています。YouTube版TikTokと表現したほうが、わかりやすい方も多いかもしれません。今回は「そもそもYouTube shorts(ショート動画)とは何か」「ショート動画は取り組むべきなのか」「ショート動画の投稿方法が分からない」といった疑問をお持ちの方に向けて、YouTubeのショート動画の概要や利用のメリット、スマホやPCからアップする方法などを解説します。YouTube shorts(ショート動画)とは先ほどもお伝えした通り、YouTubeショートとは最大60秒までの短い動画を投稿・視聴できる比較的新しいサービスのことです。現在リリースされている (2021年10月時点)のはYouTubeショートのベータ版で、スマートフォンからのみ視聴・投稿できます。ショート用に投稿された動画はYouTubeアプリの「YouTube ショート」という部分から視聴可能です。2021年7月頃にショート専用のタブが追加されたため、ショート動画への流入経路が一つ増えました。YouTubeのショート動画は、通常のYouTubeの動画と同じく「高評価ボタン」「低評価ボタン」「コメント」機能もついています。下記の画像は、YouTubeショートと表示されているYouTubeホーム画面です。特徴は、TikTokのように縦長の画面で撮影した動画(正方形のアスペクト比にも対応)をアップロードすると、スマートフォン画面いっぱいに動画が表示され、スクロールすることで次の動画へとすぐに切り替わります。従来のYouTubeでは、ユーザーは動画のサムネイルを見て、興味のある動画をタップ・クリックし再生していました。一方、YouTubeショート動画においてユーザーは見たい動画を選択する必要がなく、興味のない動画はすぐにスキップできます。不特定多数のユーザーに視聴してもらえるという特徴もあるため、その活用が日々広がっています。YouTubeにショート動画を上げるメリットYouTubeショート動画はスマホとアプリさえあれば、専用の機器を用意することなく手軽に動画を撮影できます。最大60秒とごく短い動画ですが、YouTubeで企業アカウントを運用している場合は、以下のようなメリットがあります。どのような動画がおすすめに出やすいか試せるチャンネル登録者との接触回数を増やせる本格的にYouTubeショートでファンを増やすというよりも、企業アカウントやチャンネルのファンを獲得するために活用できるツールといったところです。YouTubeショートの活用で期待できる上記2つのメリットについて、以下で詳しく解説していきます。どのような動画がおすすめに出やすいか試せるYouTubeショートは最大60秒までの動画がアップデートできますが、実はよく視聴されている動画の長さは15~40秒前後の短いものとなっています。YouTubeアプリでも、デフォルト設定は15秒までの撮影となっています。ごく短いショート動画は通常のYouTube動画と比べると、編集に時間をかける必要がなく、手軽に数を増やしやすいでしょう。ちなみにPCでは、一度に最大15本までまとめてアップロードすることが可能です。気軽に多くのショート動画をアップロードできる分、工数やコストを割くことなく動画ごとの傾向を分析したいときに効果的です。どの動画がおすすめとして表示されやすいか、ユーザーの反応が良いかを調査したいときは、ショート動画の投稿を試してみてはいかがでしょうか。チャンネル登録者との接触回数を増やせるYouTubeのアルゴリズムは新しい動画が上位表示されやすい一方で、再生回数の少ない動画やチャンネル登録者数の少ないアカウントの動画は、おすすめ動画などに表示されにくい傾向にあります。そのため従来はタイトルやタグなどにキーワードを盛り込んだり、サムネイルを改善したりとさまざまな対策を施したうえで動画やチャンネルの認知度を上げる必要がありました。しかしYouTubeのショート動画は競合がまだ少ない分、不特定多数のユーザーに表示される可能性が高いです。企業によるYouTubeのチャンネルや動画は数多く存在しますが、ショート動画を使いこなしている企業はまだ多いとは言えない状況です。競合が少ないうちにショート動画でチャンネル登録者を獲得し、コアなファンへ育ててみてはいかがでしょうか。YouTubeアプリでショート動画が撮れない場合はアップデートを確認アップロードはPCからでもできますが、撮影はアプリ内のYouTubeショートカメラを使用することも可能です。YouTubeアプリであれば、iOSとAndroidのどちらからでもショート動画を撮影することができます。ただし、アプリ上に【ショート動画を撮影】ボタンが表示されないときは、端末にインストールしているYouTubeアプリ自体が古いバージョンの可能性がありますのでご注意ください。ボタンが表示されていない場合には、各端末の一般的なアプリ更新手順に沿って、YouTubeアプリを最新バージョンへ更新してみましょう。スマホから動画をアップする方法に関しては、下記YouTubeヘルプの公式情報をご参照ください。■iPhoneとiPadhttps://support.google.com/youtube/answer/10343433?hl=ja&ref_topic=10343432&co=GENIE.Platform%3DiOS&oco=1■Androidhttps://support.google.com/youtube/answer/10343433?hl=ja&ref_topic=10343432&co=GENIE.Platform%3DAndroid&oco=1PCからショート動画をアップロードする方法アプリで撮影したショート動画を編集してから後日アップロードしたいというときは、PCからのアップロードも選べます。PCからショート動画をアップロードするときは、通常の動画と同じくYouTube Studioを利用し、以下の手順で行いましょう。YouTube Studioの【作成】をクリック【動画をアップロード】をクリックアップロードしたいショート動画を選ぶ動画のタイトルか説明に#Shortsと記載する公開範囲などを設定して【アップロード】をクリック最大15本までの動画を一度にアップロードできますが、複数をアップロードするときも各動画の【編集】をクリックして、タイトルや説明、#Shortsを記載しましょう。動画の長さとアスペクト比に注意まず、ショート動画は最大60秒のため超えないよう注意しましょう。また、YouTube のライブラリの音楽や他の動画のオリジナル音声を使用する場合、 アプリでは15 秒までしか録画できない仕様になっています。ショート動画は通常のYouTubeと異なり、縦向きの動画のため、アスペクト比も縦向きもしくは正方形になっている動画を選びましょう。動画タイトルに #shorts をお忘れなくPCからショート動画をYouTubeにアップロードするときに忘れてはならないのが、 #shortsの記載です。公式ではタイトルもしくは説明欄のどちらかに記載すれば良いとなっていますが、区別しやすいようタイトルに記載するほうがおすすめです。#shortsと記載することで、PCからのアプロードであってもYouTubeがショート動画だと判断して、おすすめ動画に表示してくれるようになります。YouTubeにはショート動画のタブも設置されているため、 #shortsを忘れずに記載してきちんとショート動画の一覧でおすすめしてもらいましょう。ショート動画を含めたチャンネル運用にお悩みなら、ご相談下さいショート動画のアップロードは、通常の動画やYouTubeチャンネルの認知度を上げるためにも積極的に取り入れたい手法です。リリースしてさほど経っていない今なら競合も少なく、多くのユーザーにチェックしてもらえる可能性が高いです。ショート動画や通常の動画について、制作方法や分析、チャンネル運用などに悩んでいるなら、専門会社のコンサルも検討してみてはいかがでしょうか。弊社ではYouTube shorts(ショート動画)の活用など、トレンドを踏まえたYouTubeチャンネルの企画から、撮影・編集・投稿・分析・その後の改善まで一貫した業務を代行させて頂くことが可能です。チャンネルの運用方法がわからない、自社の業務とYouTubeの運用や動画制作の並列が難しいなどの困りごとがありましたら、ぜひお問い合わせ窓口より相談ください。その他、YouTubeに役立つ資料も無料公開中です。