ABテストのとは何かを紹介しつつ、それを動画広告にも活用できることを紹介します。メリットとして、『お試しとして利用できる』『内容を改善していける』『数値化できる』の3点のほかにデメリットをあげて、その他4つポイントと3つのツールをご紹介していますので、動画広告のABテストに興味のある方は参考にしてみてください。そもそもABテストとはWebマーケティングでのコンバージョン率(CVR)を上げるひとつの手法として、このABテストは使われています。ABテストとは、元のページに変更を加えたいくつかのパターンを用意し、ユーザーをそれぞれのページに振り分けて見てもらうことで、どれが一番優れたCVRを得れたかを調べるというものです。ABテストの対象最近では、NetflixやHuluなどの定額制動画配信サービスが増え、スマホ片手に気軽に映像作品を楽しめる時代になりました。ニコニコ動画やYouTubeなどで、自らが動画を投稿し生計を立てる方も増え始めており、将来の夢はYouTuberだという子供も多いと、情報番組などで紹介されています。先補で説明したABテストは、動画広告にも利用できます。以降、それについての説明をしていきます。動画広告にABテストを活用するメリット3つ動画広告にABテストが利用できるのはご説明しましたが、いざ始めるという時に『本当に必要なの?』と考える方が多いのではないでしょうか。メリットを紹介いたしますので、ぜひとも一読ください。動画広告にABテストを活用するメリット1:お試しとして利用できる本番広告1本を公開しても、売上に貢献できないものであった場合、それにかけた費用や時間は無駄になってしまいます。ABテストの場合は元ページの他に、複数のテストパターンを公開し、それらの良し悪しを判断するため、ひとつが悪いものであったとしても、それの公開を簡単にやめることができますし、ユーザーの傾向を調べる糧にできます。『失敗は成功の母』です。本格的な動画広告作成を行う判断基準として参考にできます。動画広告にABテストを活用するメリット2:内容を改善していける上記でも少し触れましたが、複数のテストパターンを公開してる以上、CVRの差が出てきます。その良し悪しを確認することで、悪い動画の傾向が理解できます。四捨五入と一緒で、CVRの高いものをどんどん取り入れていけば良いのです。そうすれば、良いものが加えられたページはより良くなります。ある程度、良いと結果が分かっていれば、本番広告の最終決定にも自信をもって判断できます。動画広告にABテストを活用するメリット3:数値化できる視聴時間、再生回数、リンクへのクリック数などが数値化され情報として取得できます。それらを元に、CVRを確認しましょう。その数値は、複数パターンの良し悪し判断に非常に役に立ちます。「これ面白かったよ。」「これ良かったよ。」などの言葉だけだと分かり辛いです。ABテストのデメリットメリットを書いていきましたが、デメリットもあります。やはり、複数パターンを用意する方法ですので時間がかかります。長い期間がかかることを念頭に置きましょう。複数パターンと言っても、どれも真逆な内容ではなく、ここの色だけが違うだけ、ここの言葉が違うだけなどのように要素をひとつに絞らなければ、どれがCVRを上げたのか分かり辛くなるため地道な作業が必要です。ABテストを行う際のポイント4つ動画広告にABテストを活用する際のメリット、デメリットを紹介してきました。次からは、実際に行う際のポイントを紹介します。これらを知れば、それが心強い味方になります。ABテストを行う際のポイント1:目的を明確にするどんな時にも、目的が必要です。「みなさんに、この素晴らしさを伝えたい!」「みなさんに、ぜひとも買って頂きたい!」さまざまな熱い思いがあるかと思います。認知をあげたいなら視聴数を、売上を上げたいならクリック数をといったように、どの要素が必要かわかってきます。複数パターンの有意差を比べて、どちらの動画が目的に沿うものかを考えましょう。ABテストを行う際のポイント2:あらかじめ結果を予測する動画広告は、静止画広告に比べてより多くの情報をユーザーに与えることが出来ます。それらの情報が、どうユーザーが受け取るのか考えましょう。複数パターンを用意する際、これは不適切なんじゃないかと判断すれば、選択肢が減り作業の時短にも繋がります。ABテストを行う際のポイント3:スムーズにテストできるようにするデメリットにある通り、時間がかかる作業です。事前の準備と計画が必須です。事前準備としてあらかじめ複数のサンプル動画を用意しておきましょう。ABテスト毎に、動画をちょこちょこと作るのは大変です。そして、変更点を事前に計画しておくのも良いでしょう。進行中のテストが終わりそうなとき、次の変更箇所に関してのサンプル動画を並行して作成するなど、無駄ない作業が可能です。ABテストを行う際のポイント4:優先順位を決めて取り掛かる『あらかじめ結果を予測する』でも触れましたが、冒頭の印象でユーザーの意識をこちらに向けることが出来ます。後半に力を入れても、前半がお粗末では視聴を止めてしまうでしよう。前半を良くするという優先順位ができれば、そのためにはどうするかと考えることになるでしょう。「特徴的なBGMを用意しよう。」「可愛いキャラクターをアップで出そう。」など目標が決まればアイデアが出てきやすいです。ABテストに利用できるツール3選ABテストについての説明は終わりです。ここからは、実際のABテストで利用できるツールを紹介していきます。自分にあったツールで、より良いABテストを行ってください。ABテストに利用できるツール1:Google マーケティングプラットフォームさまざまな機能が使えるツールです。無料で利用可能ですが、有料プランもあります。Googleアナリティクスでサイトの滞在時間や使用言語などの訪問ユーザーの情報を調べることが出来ます。それらを、Googleデータポータルで表やグラフにして可視化することも出来ます。そして集めた情報をGoogleオプティマイズで、ABテストできます。有料版ではそれらの機能をアップグレードしたものが利用できますが、大企業用とされておりとても費用が掛かります。ABテストに利用できるツール2:YouTubeアナリティクスYouTubeに投稿した動画をみたユーザーの、詳細な情報を知ることが出来ます。例えば、ユーザーの年齢、性別、地域。さらには、どこのサイトからこの動画を観たのかもわかります。これらから、どんなユーザーに人気なのか理解できます。また、どのタイミングで視聴をやめたのか、リンク先をクリックしたのかなどの反応もみれるので、動画を改善する際にとても便利です。先ほどご紹介した、Googleマーケティングプラネットフォームとの連携が可能なので、併せて利用したいツールです。ABテストに利用できるツール3:VimeoVimeoは、YouTubeと違い動画の合間に広告が流れません。そのため、Vimeoは投稿者側から月額料金を払ってもらい利益を得ています。無料で利用することも出来ますが、週全体の統計情報のみとなっておりますので、より詳細な情報が欲しい方は、有料版への登録が必要です。より高いプランだと、それに伴い使える機能が増えるため、現状に合ったプランを選択すると良いでしょう。このツールも、Googleマーケティングプラネットフォーム、そしてYouTubeとも連携が可能です。動画広告にABテストを活用しよう最後になります。動画広告にABテストが活用できる事を、メリットデメリット、そして活用時のポイントと、使用できるツールについて説明してきましたが、ここではABテストのある話をします。ABテストの有名な事例として、『オバマ大統領が、選挙資金を集めるためのWebサイトにABテストを活用し、200億円の資金を集めた。』というものがあります。ABテストを活用していなければ、140億までしか集まらなかったといいます。ABテストをしたら60億円のプラスになったというのは、すごい事です。皆さんも、うまく動画広告にABテストを活用し、よりCVRが上がるよう検証されてみてはいかがでしょうか。動画をマーケティングに上手く活用すれば、今より利益をあげられる可能性があります。認知度向上や売り上げに悩んでいる場合は、動画マーケティングを活用してみるといいでしょう。動画を見る人は増えているため、今後ますます動画でのビジネスの場が増えることが予想されます。いち早く動画マーケティングを採用して、ビジネスに活用していきましょう。弊社では、動画を活用したマーケティングのご支援をしており、SNS・YouTubeチャンネル運用やインフルエンサーキャスティング・動画広告運用代行等、企業が動画を活用するための総合的な支援体制がございます。動画マーケティングを実施したいすでに動画を活用しているけどうまくいかずに困っているといったようなお悩みを抱えている企業様がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。その他、動画活用に参考になるお役立ち資料も無料で公開しています。