YouTubeの再生回数を大きく左右するサムネイル。せっかく作った動画も、見られなくて悲しい気持ちになった経験をお持ちの方も多いと思います。YouTubeの月間利用者数は6,900万人を超えており、1分あたり400時間以上もの動画がアップロードされているため、自分が投稿した動画を再生してもらうためには検索結果画面や関連・ブラウジング画面に表示された際にユーザーの目を引くサムネイルを作ることが非常に重要です。今回の記事では、「YouTube動画の再生回数が伸び悩んでいる」「より見てもらいやすいYouTubeサムネイルの作り方がわからない」という方に向けて、クリックされやすいサムネイルの作り方をご紹介します。YouTubeのサムネイルサイズは1280×720ピクセルYouTubeの動画で再生回数を増やすためには、効果的なサムネイル作りが重要です。サムネイルとは、YouTube検索などで動画が一覧表示されるときに、タイトルとセットで表示される画像のことです。ユーザーの興味をひくデザインのサムネイルは、動画へのアクセスや再生回数を増やしてくれるだけでなくYouTube SEO(YouTubeの検索対策)でも非常に重要な要素のため、手を抜かずしっかりと制作することをおすすめします。実際にサムネイルを制作するときのサイズは、1280×720ピクセルを目安とし、以下のようなカスタムサムネイルを作成するとよいでしょう。解像度: 1280×720(最小幅が 640 ピクセル)アップロードする画像ファイル形式: JPG、GIF、PNG など画像サイズ: 2 MB 以下アスペクト比: できるだけ 16:9 を使用する(YouTube プレーヤーやプレビューで最もよく使われるため)(YouTubeヘルプの「カスタム サムネイルのベスト プラクティス」より)サムネイルを作れる無料ツールを活用しようYouTube Studioには、動画内のワンシーンをカットしてサムネイルとして利用できる機能がありますが、画像に何の手も加えず利用するのはおすすめできません。サムネイル制作用のツールはよくAdobe Photoshopが活用されておりますが、無料のもので十分です。1からオリジナルのサムネイルを作ることを強く推奨します。無料で使えるサムネイル制作ツールは、CanvaやFotoJet、Crelloなど複数種類あるため、自分に合う操作性や機能のものを選べるでしょう。メールアドレスの入力など会員登録を必要とするものもありますが、中にはFotoJetのように会員登録の手間もかからないツールもあります。無料ツールのなかでのおすすめはCanvaです。Canvaであれば、豊富なYouTubeサムネイルテンプレートから簡単に作成することが可能です。スマートフォンアプリも用意されていますが、PCよりブラウザでCanvaにアクセスして利用したほうがレイアウトなど細かな調整がしやすいため便利です。YouTubeのサムネイルを作る際のコツとはYouTubeのサムネイルは、店舗で言うところの看板や本の表紙、CDのジャケットなどと同じ役割を担っています。個性的で分かりやすいサムネイルデザインほど、多くのユーザーに興味を持ってもらいやすいです。では、どうやって魅力的なサムネイルを作るのか、ここではYouTubeのサムネイル作りで押さえておきたいコツをご紹介します。同じジャンルのトップYouTuberのマネをする大まかなデザインのイメージは、YouTubeで同じジャンルの動画を主にアップロードしているトップYouTuberのスタイルを参考にするのがよいでしょう。同じジャンルのトップYouTuberのサムネイルデザインを参考にするメリットは、以下の2つです。既視感のあるデザインに仕上がるジャンルごとの傾向が把握できるトップYouTuberが使っているサムネイルは、そのジャンルをよく視聴するユーザーにとって既視感があるものとなっています。それに寄せてデザインを制作することで、おなじみの(ユーザーの好みに合う)動画だと思ってもらえる可能性が高まります。また、サムネイルの基本的なデザインは、ジャンルごとに傾向が異なっています。ビジネス向けとキッズ向けはもちろん、美容やゲーム実況など趣味別のジャンルでもそれぞれサムネイルでクリックされやすくなるデザインの基本的な形があります。いくつか事例を出すと下記のようになっています。スポーツ関連のYouTubeサムネイル選手の決めカットの画像などが使われていることが多いです。赤や黄色など躍動的な色を効かせるとよいでしょう。ビジネス関連のYouTubeサムネイルタイトルとして、ビジネスに関連する数字を訴求すると効果的です。青や黒など、落ち着いて理知的な色を効かせるとよいでしょう。キッズ向けのYouTubeサムネイルキャラクターや子供の顔など、子供が興味を持つグラフィックが効果的です。ポップな色使いがおすすめです。解説およびニュース関連のYouTubeサムネイルイメージは夕刊紙です。赤や黄色、白抜きの文字を活用してインパクトを出すとよいでしょう。ハウツー関連のYouTubeサムネイルクリックしたくなるような、キャッチーなテキストが重要です。料理関連のYouTubeサムネイルなんといっても食べたくなるような画像が不可欠です。シズル感のある写真選びがポイントです。フィットネス関連のYouTubeサムネイルフィットネスされた美しい体の写真を見せることで、説得力につながります。美容関連のYouTubeサムネイルビフォーアフター画像で印象づけたり、おすすめのコスメアイテムを前面に出したりするのがおすすめです。ゲーム解説のYouTubeサムネイル・ゲーム実況関連ゲームのタイトルとシリーズ名を明記することと、印象的なシーンを抜き出して使うことがポイントです。動物関連のYouTubeサムネイル可愛い、キュートな写真でクリックを誘うのが定番かつ効果的です。おもしろ動画やハプニング関連のYouTubeサムネイル動物関連の動画と似た手法で、動画の中の決定的な瞬間を抜き出し、クリックを誘うアプローチがおすすめです。やってみた関連のYouTubeサムネイル方向としてはおもしろ動画やハプニング関連に近いですが、「やってみた」内容を白抜き文字などで大きく記載することで、インパクトを高めるとより効果的です。まずはすでに該当ジャンルで人気を得ているトップYouTuberから、サムネイルデザインの基本を学んでいきましょう。サムネイルから動画の内容がイメージできるものにするサムネイルと動画の内容に、ずれがないようにすることも非常に重要です。ユーザーがずれを感じないために、デザインに盛り込むべきポイントは以下の4つです。伝えたい商品・人物のインパクトのある写真目立つ背景興味を引く文字視認性が高くデザインされている誰が出演するのか、何を取り扱った動画なのかが視覚的に分かりやすい写真と、何を知ることができるのか、もしくはどんな見るメリットがありそうかが分かる文字を入れて、ユーザーの興味をひくサムネイルにしましょう。たとえば美容グッズのレビュー動画なら、使用前後の出演者の写真と商品写真を入れると瞬時にどんな動画かイメージできます。このように、動画の内容に沿った内容でありながら視聴者の興味を引くサムネイルを作り、「これはどんな内容の動画なのか」ユーザーがイメージできるようにすることが重要です。また、よくある失敗としてあるのが動画内容とサムネイルが合っていないケースです。この場合には、動画を見る前の視聴者の期待と動画視聴直後で期待値ギャップが生じてしまうため、動画に対する滞在時間や再生時間が短くなってしまいます。アクセスしても即座に他の動画へ離脱するユーザーが多ければ、ユーザーにメリットがないコンテンツと判断され、YouTubeから動画そのものの評価が下げられる可能性もありますので注意しましょう。自社のブランディングと乖離しすぎないデザインにする企業アカウントの場合は、自社のブランディングも重視しましょう。ブランドイメージやターゲット層と乖離しすぎるサムネイルは、想定したターゲット層に動画を視聴してもらえなくなる可能性が高いです。企業アカウントがYouTube運用を行う最終目的は、自社製品の認知度を上げたりファンを増やしたりなどのマーケティング目的が多いことでしょう。しかし自社製品やブランドのイメージと乖離しすぎたサムネイルデザインを利用すると、最終目的とずれた結果となりかねないため要注意です。YouTubeの運用相談はマーケティングに強い会社がおすすめYouTubeで動画の再生回数を伸ばし、自社のアカウントや製品のファンを増やすためには、サムネイル以外にもさまざまな工夫や対策が必要です。自社に最適なサムネイル画像のイメージが固まらない方や、その他の部分も含めてYouTubeの運用に不安がある方は、プロのアドバイスも参考にしてみてはいかがでしょうか。特に、マーケティングに強い会社へコンサルなどのサポートを依頼すれば、サムネイルの作り方はもちろん、あらゆる角度からYouTube運用の対策ができる。弊社では、YouTubeを活用したマーケティングのご支援をしており、YouTubeチャンネル運用やYouTuberキャスティング等、企業がYouTubeを活用するための総合的な支援体制がございます。YouTubeマーケティングを実施したいすでにYouTubeを活用しているけどうまくいかずに困っているといったようなお悩みを抱えている企業様がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。その他、YouTube活用に参考になるお役立ち資料も無料で公開しています。