YouTubeに動画を投稿したにも関わらず、検索結果の上位に表示されず再生回数がまったく伸びないなんてことありませんか?実は、Web記事だけでなくYouTubeに投稿する動画にもSEO対策は必須となっています。YouTubeは、2021年で日本国内の月間ユーザーは6,900万人、アップロードされた動画の総再生時間は80%アップと、年々その存在感を増しています。しかし、多くの企業がこのYouTubeのSEO対策を軽視しているため、結果が出ずに悩んでいるのも事実です。今回の記事では、YouTubeをマーケティングで活用する方法を「SEO対策とアナリティクス」の観点から解説します。そもそもSEO対策って何?SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、インターネットの検索エンジンで上位表示される為のアルゴリズムです。SEO対策はデジタルマーケティングの主流といえ、重要な手法です。YouTubeでSEO対策は必要?日本国内の月間ユーザーは6,500万人に達したYouTubeは、2019年と2020年同月を比較すると、YouTubeにアップロードされた動画の総再生時間は80%アップとなりました。YouTubeは世界第2位の検索エンジンとも言われておりサイトやアプリ内にも検索窓があります。現在ではグーグルの検索結果に動画も反映されるため、自分のチャンネルを運用される方にとって、YouTubeにおけるSEO対策は必要な活動と言えます。YouTubeのSEO対策について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTubeのSEO対策のやり方8つ!便利なツール7つも紹介▶︎参考記事:YouTube内の検索上位に出るためのSEO関連項目とは マーケティングにおけるYouTubeの活用方法とは?年々増加傾向にあるYouTubeは、企業や個人でも活用されているマーケティングツールです。顧客に対して動画を視聴してもらうことで、自社ホームページへの誘導や、商品のより詳しい解説、集客活動など、多くの利用価値があります。YouTubeでできるSEO対策11選ここでは、YouTubeでできるSEO対策を紹介します。通常のSEO対策ではコンテンツそのものの質の高さが関わっていますが、YouTubeにおけるSEO対策はコンテンツだけでなく周辺情報も整えることが重要とされています。YouTubeのSEO対策方法1:タイトル動画を検索した場合に最初に出てくるタイトルを見て、視聴者が自分の探している動画かどうか、課題解決につながるかを判断してクリックします。そのため、ここでクリックされないと動画が見られることはありません。つまり、このタイトルはYouTubeのSEO対策としては重要な対策となります。また、タイトルはPC、スマートフォン両方の検索結果に表示されます。キーワードを含むようにし、視聴者の興味に刺さる簡潔なタイトル付けを心掛けましょう。YouTubeのSEO対策方法2:ファイル名YouTubeをアップロードする際には、そのファイル名もSEO対策に関わってきます。動画のキーワードをファイル名に加えるようにし、検索時にヒットしやすくしましょう。なお、動画のファイル名は視聴者側には表示されることはありません。YouTubeのSEO対策方法3:ハッシュタグYouTubeには、他のSNS同様、関連キーワードとしてハッシュタグを活用するとSEO対策に効果があります。ハッシュタグは説明欄に入力することができ、視聴者が検索をした際に見つかりやすくなります。ただし、15個以上のハッシュタグが掲載されているとすべてのハッシュタグが無効となるため、ハッシュタグの数は多くならないように注意しましょう。また、動画に関係ないハッシュタグを掲載すると違反行為となるため、併せて注意が必要です。YouTubeのSEO対策方法4:説明文YouTubeの動画をアップロードすると、説明文を入力できる説明欄があります。5,000文字まで入力が可能ですが、検索時には冒頭の2行程度しか表示されません。そのため、検索時点で表示されることを想定して、冒頭はその動画の概要をコンパクトで魅力的に表示させることが重要です。YouTubeのSEO対策方法5:サムネイル画像サムネイル画像はYouTube内で検索する際に表示される画像で、タイトルと一緒に表示されます。サムネイル画像は視聴者へのクリック率を高めるために重要な対策です。YouTubeが自動でサムネイルを生成する機能がありますが、多くの動画では自作のサムネイルが使用されています。一目でコンテンツ内容が分かり、魅力のあるサムネイル画像を作りましょう。ポイントとしては、続きを見たくなるような文字を含むといいでしょう。また、顔を載せると信頼を得やすくなる傾向もあります。YouTubeのSEO対策方法6:カテゴリー分類YouTubeでは、アップロード時の詳細設定で動画のカテゴリーを選択することができます。作成した動画に適したカテゴリーを選択することで、興味・関心のある視聴者に表示される可能性が高くなります。 設定は動画毎に変えられるので、複数のコンテンツ動画をもつ場合、手軽で有効的なSEO対策と言えるでしょう。YouTubeのSEO対策方法7:終了画面YouTubeでは、動画の終了間際になってくると、画面上に次のアクションを促すクリックアイコンを表示させることができます。終了する5~20秒前で選ぶことができます。チャンネル登録、再生リスト、おすすめ動画などへの動線を作ることができるので、ぜひ活用しましょう。自分のチャンネルの総再生時間が長いと優良なチャンネルとみなされるため、SEO対策に有効です。YouTubeのSEO対策方法8:カードカードとは、動画の再生中に指定する別の動画や、再生リストなどへの誘導ができるバーを表示する機能です。カードを設定すると視聴者がYouTube内を回遊しやすい環境、つまり長くYouTubeに留まる環境となるため、積極的に活用するとSEO対策への効果が期待できます。また、一定の条件をクリアしてYouTubeパートナープログラムを利用すると、自社ホームページなどへのリンクを設定こともできます。YouTubeのSEO対策方法9:更新頻度クリエーターはYouTubeに動画をアップロードしていると、適正な更新頻度も気になるところです。毎日更新して視聴者の目に届きやすいようにしたいところですが、YouTube側では更新頻度に関する重要性は伝えていません。一方でYouTubeでは、定期的な公開スケジュールにすることで、視聴者に再訪してもらいやすいと説明しています。更新頻度が高い方が、視聴者との接触回数が増えるでしょう。また、視聴者がどのような動画をどのくらい長く見ているかなどを調べやすくなります。無理のない頻度で、視聴者に価値のあるコンテンツを、公開スケジュールを決めて更新することが重要です。YouTubeのSEO対策方法10:関連のあるチャンネルYouTubeの関連動画セクションでは、それまでの視聴者個人の閲覧動向に基づいて、次に見たくなると予測される動画を表示し、おすすめの動画として表示させます。これには、自分のチャンネル、外部チャンネルが関係なく表示されます。つまり、おすすめに表示される動画にどのような傾向があるか、それらの動画にどのようなキーワードを採用しているかなどを分析し、対応することで、SEO対策の効果が高まります。YouTubeのSEO対策方法11:再生リストYouTubeの再生リストを活用することもSEO対策には有効です。再生リストは自分のチャンネル内で、同じグループの動画を順番にまとめ再生することができる機能です。関連動画がまとめられた再生リストを作成すると、視聴者は長くYouTubeを楽しむことができるため、YouTube側のアルゴリズムでも評価が高いと考えられます。再生リストには外部の動画を加えることもできるため、評価の高い外部のチャンネルをリストに加えることで、自分の動画の視聴回数も向上する可能性が高くなります。また、検索や関連動画セクションでも表示されるため、ある程度の動画がアップロードできたらテーマごとにまとめるようにしましょう。YouTubeアナリティクスのチェックポイント3つここまで、YouTubeのSEO対策を具体的に解説しました。YouTubeでマーケティングを進めていく上で、アナリティクスの活用は欠かせません。YouTubeアナリティクスは自分のチャンネルを開設すると使うことができる分析機能です。YouTubeアナリティクスでしっかり自分の動画を分析して、次の動画作成や更新時に活かしていくことで、再生回数やチャンネル登録者数を積み上げることができます。ここでは、SEO対策の観点から活用すべきアナリティクスの3つのポイントをご紹介します。YouTubeアナリティクスのポイント1:トラフィックソーストラフィックソースは、その動画に対する流入状況を分析することができます。関連動画やおすすめ動画から視聴されたブラウジングの割合の他、YouTube検索では検索されたキーワードがわかります。また、外部サイトからの流入元を調べることができます。このトラフィックソースは、検索キーワードへの取り組みや関連動画への表示を改善した場合の効果を計るのに役立ちます。YouTubeアナリティクスのポイント2:視聴者維持率視聴者維持率は、視聴者がその動画を最後まで見た場合100%となり、この数値が高いほど動画が最後まで視聴された割合が高いという事になります。YouTubeでは、この視聴維持率と総再生時間が動画の評価につながる可能性が高くなるという説明をしているので、この視聴者維持率を高く保つことを一つの指標として動画作成の工夫をしていきましょう。また、視聴者が離脱しやすい箇所を確認することもできるので、次の動画作成の改善にも役立ちます。YouTubeアナリティクスのポイント3:ユーザー層YouTubeアナリティクスでは、動画ごとに視聴したユーザー層の詳細を確認することができます。ユーザー層レポートでは、地域・性別・年齢など確認することができ、自分の動画作成時のターゲット通りの視聴者が観ているかを知ることができます。また、このユーザー層の分析を複数の動画に対して行う事で、チャンネル内のユーザーの傾向を得る事もでき、動画作成のアイデアにもつながっていきます。YouTubeはSEO対策をしてマーケティングに活用しよう今回は、YouTubeにおけるSEO対策とアナリティクスの活用方法を解説しました。これからも利用者数の増加が見込まれるYouTubeは、マーケティングツールとしての重要度も増していくと考えられます。今回解説した内容を実践して、効果的なマーケティングを行いましょう。弊社はYouTubeマーケティングのプロフェッショナルです。今回ご紹介させていただいたYouTubeのSEO対策では、再生回数400%アップなどの実績もありその他多くのYouTubeチャンネルをご支援しております。企業に特化したYouTubeチャンネル運用支援を実施していることから、企業がYouTubeマーケティングを実施していく上でのノウハウも蓄積しておりますのでYouTube活用でお悩みを抱えている方はぜひ一度、お気軽にお問い合わせください。その他、YouTube運用の参考になるお役立ち資料も無料で公開しております。