レスポンシブデザインでサイトを作りたいがレスポンシブデザインはどんな特徴があるのかを知りたいという方も多いのではないでしょうか。そこで今回の記事ではレスポンシブデザインのメリットや特徴、テンプレートに関してご紹介していきます。レスポンシブデザインを導入したい方は是非参考にしてみてください。レスポンシブデザインとはレスポンシブデザインとは、画面やブラウザの横幅に依存しないウェブサイトのデザイン手法であり、コーディング技法です。パソコンとスマートフォンはそれぞれの表示幅が大きく異なります。レスポンシブデザインが考え出される前は、パソコンでの表示用とスマートフォンでの表示用、それぞれのディバイスに合わせたページを用意していました。レスポンシブデザインでは表示幅にかかわらず、単一のHTMLファイルで表示できます。レスポンシブデザインのメリット5つレスポンシブデザインを導入するときの利点は、制作者は表示するすべてのディバイス用の記述を一つのHTMLファイルにまとめられることです。制作者は単一のHTMLファイルを作るため、検索エンジンの評価が上がりやすくなるモバイルファーストなデザインをするときの工数削減の効果があります。また、単一のURLのため、SEOの要素である被リンクが分散されません。そして、画像の表示幅もブラウザが自動調整してくれます。レスポンシブデザインのメリット1:管理しやすいレスポンシブデザインを導入すると、作られるHTMLファイルは表示する各デバイス共通になります。制作者が内容の更新や修正をするときに編集するHTMLファイルは一つのみなので、工数の削減や編集漏れを防ぐことができます。レスポンシブデザインを導入しないときは、ディバイスごとのHTMLファイルの編集が必要になり、画像もそれぞれのディバイスに最適な表示となるような加工が必要の場合もあります。レスポンシブデザインのメリット2:同一のファイルを利用できるレスポンシブデザインを導入すると、制作者は表示する各ディバイスに共通する一組のファイルでウェブサイトを運用できます。HTMLファイルがレスポンシブデザインに対応していれば、新しいタイプのディバイスが登場しても、制作者はそれまでのページに簡単な修正をするだけか、場合によっては編集を一切せずに新しいタイプのデバイスに対応できます。レスポンシブデザインのメリット3:ディバイスに合わせて画像サイズが調整されるブラウザが画像ファイルの表示幅を自動的に調整するため、制作者は表示する画像をそれぞれのディバイスごとに用意する必要はありません。そのため、レスポンシブデザインでは、制作者は画像をディバイスの幅に応じて表示するように設定できます。また表示するディバイスのうち、一番大きな画素数に合わせた画像を一枚使用し、表示するディバイスに合わせた表示を指定すればよくなります。必要であれば、ディバイスごとに表示する画像を指定することも可能です。レスポンシブデザインのメリット4:シェアされやすいレスポンシブデザインでは、制作者は各デバイスに共通のHTMLファイルを作成します。任意のページをシェアするとき、シェアしたい側は該当する一つのHTMLファイル名のみを送ればよくなります。必要とするすべてのデバイス用のURLを送るという手間もなく、単一のURLのためユーザーにもシェアされやすくなるでしょう。レスポンシブデザインのメリット5:SEO対策の効果が期待できる各デバイスに共通する単一のHTMLファイルが作られるため、そのサイトや各ページはSEOにとって大事な要素についての利点が出てきます。このHTMLファイルにより、ページアクセス数が分散しなくなります。また、スマートフォンやタブレットPCなどを優先するモバイルファーストな設計が可能となり、これらの点はSEOの効果が期待できます。レスポンシブデザインのデメリット3つレスポンシブデザインを導入すると、作られるHTMLファイルが表示するディバイスに共通となることで起こるデメリットがあります。制作者が表示するそれぞれのディバイスの特性を生かしたデザインにするのが難しくなります。また、ブラウザは表示するデバイスに関わらずそのページで指定されたすべてのファイルを読み込むので、その結果、ブラウザはそのディバイスで使用しない画像も読み込み、表示に時間がかかることがあります。レスポンシブデザインのデメリット1:デザインが限られているレスポンシブデザインを導入するとデザインに制限が生じることがあります。表示内容が単一のHTMLファイルに記述されるため、制作者がディバイスごとに内容の表示順を大きく変えることは困難になるでしょう。それ以外にも、文章や画像を表示する際の指定が複雑になることがあります。また、スマートフォンでは物理的に画面が狭いため、横長のテーブルの表示に適さなくなってしまいます。レスポンシブデザインのデメリット2:ディバイスごとの配慮が難しいレスポンシブデザインを導入すると、制作者は表示を想定しているすべてのディバイスのどれにでも合うようにデザインする必要があります。そのため、制作者はそれぞれのディバイスに特化した、または特性を生かしたHTMLファイルを作りにくいという面が現れます。ディバイスの特性を生かしたデザインにするには、表示しようとするディバイスの判定が必要となり、また、そのディバイスで表示しない要素が増えることもあります。レスポンシブデザインのデメリット3:スマートフォンでの表示に時間がかかるレスポンシブデザインで作られたページをスマートフォンで表示するときに、時間がかかることがあります。なぜなら、ブラウザはそのページで指定されているファイルを使用する、しないにかかわらずすべて読み込むからです。例えばスマートフォンでは物理的に画面が小さいため、制作者が専用の小さな画像を用意することがあります。このときブラウザは、表示しないにもかかわらずパソコン用のファイルサイズの大きな画像も読み込みます。レスポンシブデザインのテンプレート4つ制作者がレスポンシブデザインを利用してウェブサイトを作成するには、二つの方法が考えられます。一つは、制作者がHTMLやCSSを何もない状態から手打ちで構築する方法です。もう一つは、製作会社などが公開や販売しているテンプレートと呼ばれる型枠で、最小限の内容のファイルを作り、そのファイルに表示する文章や画像を盛り込み、必要な設定を記述していく方法です。ここではテンプレートを4つ紹介していきます。レスポンシブデザインのテンプレート1:無料ホームページテンプレート.comこのサイトには主だった画面幅の画素数に応じた、表示のシミュレータが用意されています。利用者はシミュレータでディバイスの縦置きと横置きでの表示状態を事前に見られます。制作者はこのサイトのテンプレートを無料で使用できますが、テンプレート内のクレジット表記の表示が必要です。このクレジット表記は2,980円のシリアルキーの購入で消すことができます。《無料》ホームページテンプレート.com | 商用可能なホームページテンプレート・レスポンシブWordPressテーマが完全無料https://f-tpl.com/ レスポンシブデザインのテンプレート2:Template Partyこのサイトはビジネス向けや個人サイト向けなどのカテゴリ別、医療や介護、飲食店などの業種別にテンプレートを用意しています。また、カスタマイズ用の各種ファイルもあります。制作者はテンプレートを無料で使用できますが、ページ下部の著作表示(Web Desigh:Template-party)を消すには使用するテンプレート数に応じて3,190円か22,000円のライセンスを購入する必要があります。無料ホームページテンプレート Template Partyhttps://template-party.comレスポンシブデザインのテンプレート3:クラウドテンプレートクラウドテンプレートではテンプレートを販売しています。利用者は一度購入したテンプレートを何度でも使用でき、また購入したテンプレートを自由に改変できます。用意されているテンプレートは、個人の利用から制作会社のプロが使用するものまで幅広く想定されたものになっています。また、デザインも簡素なものから賑やかなものまで多彩です。クラウドテンプレート | ウェブ制作会社も使用できるWordPressテーマhttps://c-tpl.com/レスポンシブデザインのテンプレート4:TempNateTempNateでは400を超える種類、1,200を超えるテンプレートを提供しています。利用者は、多くのテンプレートから導入するサイトに合ったデザインを見つけられるでしょう。利用者はこれらのテンプレートを無償で使用できますが、著作権者(design by tempname)を表示したままにしなければなりません。この著作権者の表示を消すには、導入するサイトごとに3,900円のロイヤリティを支払う必要があります。TempNate - HTML・CSSテンプレート&ホームページ作成素材の無料配布http://tempnate.com/レスポンシブデザインを活用してみようレスポンシブデザインを使うと複数のディバイス用のHTMLファイルを作成できますが、各ディバイス共通のため、意図した表示にならないことが起こりえます。テンプレートファイルを使用すればファイルを自動生成してくれるうえに、有償のものでも数千円で導入できます。製作者はデザインの検討や新しいディバイスに対応するときの工数削減、SEOの対応のためにもテンプレートファイルの導入を考える価値は十分にあるでしょう。弊社では、これまで500社以上の企業様の支援実績があります。どのようにサイト制作をしていくかであったり、マーケティングやクリエイティブ制作に関して何かお悩みを抱えている企業様がいらっしゃいましたら、無料相談も承っておりますのでぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。