YouTubeに投稿した動画への反応の高さやコアなファンの多さといった指標となるのが「エンゲージメント率」です。ここでは動画やチャンネルのファン獲得に有効となる、重要なエンゲージメント率の計算方法やエンゲージメント向上のための方法をご紹介します。YouTubeのエンゲージメント率とは?YouTubeの動画の質や効果を判断する指標のひとつが、エンゲージメント率。エンゲージメント率とは、投稿したコンテンツを閲覧したユーザーの中で、どの程度の割合が反応したかを示す数値のことです。YouTubeの動画のほかにも、SNSの投稿などで重視とされている指標です。YouTubeにおけるエンゲージメント率の特徴は、必ずしもチャンネル登録者数の多さが直結するものではないことです。チャンネル登録者数が少なくても、ファンが高い関心を持っている動画はエンゲージメント率が高い傾向にあります。エンゲージメント率の計算方法エンゲージメント率は、YouTube Studioのアナリティクス上でも表示されていないため、自分で計算する必要があります。詳しい計算方法は、以下の通りです。エンゲージメントは高評価数とコメント数の合計で算出できます。YouTubeのエンゲージメント率を上げるための方法とはYouTubeのエンゲージメント率は、前述の計算式からも分かるとおり、チャンネル登録者数や再生回数ではなく視聴維持率と高評価率が重要です。エンゲージメント率を上げるためにも、この2つに注目しよう。高評価してもらえる動画、コメントを積極的にしてもらえるような動画を作ることがエンゲージメントの向上につながります。具体的な対策は、以下の4つの方法があげられます。チャンネルのターゲットを明確にする高評価やコメントにつながる動画は、万人受けよりも特定の層に深く刺さることを意識して作ったほうが良いです。そのため、チャンネルのターゲットを明確にすることをおすすめします。ポイントは、「学生」「20代」など大まかなカテゴリーにするのではなく、ペルソナを作成してコアなファン作りに注力することです。競合の高評価動画を調査し、自社で企画する競合他社の動画を調査して、施策に活かすことも重要です。どの動画でも良いわけではなく、高評価動画を中心に調査して分析することで、自社の現状(強み・弱み)を知ることにもつながります。競合による高評価動画の良いところ・良くないところを両方分析しましょう。基本的に高評価動画はどれもクオリティが高く、出演者のパフォーマンスが優れているものだが、特にどこがユーザーの高評価につながっているのかを見つけて活かしたいところです。高評価・コメントを促す内容を動画に含める人気YouTuberの動画を視聴してみると分かるように、最近は多くの動画でエンディングに「高評価お願いします」「コメント待ってます」など、アクションを促しています。単純な対策ですが、多くの人が実践していることからも効果があることは証明されています。あえて高評価やコメントを促すことで、「好きな配信者が言っているのだから」とアクションへ前向きになってくれるユーザーもいます。コメントの返信をこまめにするコメント欄を盛り上げることもエンゲージメント率の向上につながります。前述のとおりコメントを動画のエンディングなどで求めることは効果的ですが、求めておいてなんのリアクションもない配信者よりも、こまめに反応する配信者のほうが印象は良いです。下記3つが、コメント欄で実施すべき施策のポイントです。返信をこまめにする気に入ったコメントにはハートマークをつける悪意のあるコメント・スパムもこまめに削除するコメントの返信をこまめにすることに加えて、ユーザーが自分も書き込みたくなるようなコメント欄を維持することが重要です。配信者が反応を返してくれるコメント欄や、ネガティブなコメントのないコメント欄は雰囲気が良く盛り上がりやすいです。自社で向上が難しい場合はコンサルティング企業に依頼しようエンゲージメント率の向上は分析と対策が重要です。動画内で高評価やコメントを促したり、コメントに返信したりと手軽にできる対策もあるが、専門的な対策が必要な場合も少なくありません。自社で十分な分析と対策ができていないと感じるなら、専門知識を有するコンサルティング企業に依頼することもおすすめです。YouTube動画配信に詳しいコンサルティング企業はエンゲージメント率向上以外にもチャンネル改善やファン獲得につながる分析・対策を熟知しているため、頼りになります。弊社ではエンゲージメント率向上を踏まえたYouTubeチャンネルの企画から、撮影・編集・投稿・分析・その後の改善まで一貫した業務を代行させて頂くことが可能です。チャンネルの運用方法がわからない、自社の業務とYouTubeの運用や動画制作の並列が難しいなどの困りごとがありましたら、ぜひお問い合わせ窓口より相談ください。その他、YouTubeに役立つ資料も無料公開中です。