YouTubeの企業チャンネルについて、みなさんは詳しくご存知でしょうか?今回の記事では、YouTubeの企業チャンネルのメリットと注意点を解説していきます。ここ数年、マーケティングや広報・PR手段として企業がYouTubeチャンネルを開設するケースが非常に増えてきました。それもそのはず、YouTubeは世界中で20億人以上のアクティブユーザー数を持つ超巨大な動画プラットフォームであり、YouTuberの活躍も著しく日本国内で月間アクティブユーザーが7,000万人を超えてきています。そのような背景の中、企業がYouTubeに着目するようになったのは当然の流れでしょう。これからYouTubeを始めたいけど迷っている企業の担当者は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。YouTube企業アカウントを作成する2つのメリットYouTubeで企業アカウントを作成すると、マーケティングにおいてさまざまなメリットが期待できます。特に多くの企業が感じることができるメリットは、以下の2つです。購入を見込める層に直接アプローチできる既に商品を購入したファンをよりコアなファンにできるもちろん、アップロードする動画が一定以上のクオリティを実現できていることが前提の話ではありますのでご注意ください。ここでは、上記2つのメリットについて詳しく解説していきます。購入を見込める層に直接アプローチできる某大手携帯キャリアが2021年1月に行った調査では、10代~70代にわたってすべての世代でYouTubeの認知度が90%以上にまでおよんでいました。利用率のみを見ても、10代~40代は男女ともに65%を超えており、50代以上の層も半数近くの割合を見せていることから、幅広い世代でYouTube動画が視聴されていると分かるでしょう。そのため、YouTubeに企業アカウントを作成したり動画をアップロードしたりすると、さまざまな世代の購入を見込める層へアプローチできます。ユーザーごとの視聴歴などを参考に、興味のありそうな動画を紹介してくれる「関連動画」などの機能もあるため、類似した他の動画にアクセスした見込み客にもアプローチできます。一方的に放送や掲示をする従来の広告手法と比べると、興味を持ってくれる(購入を見込める層)へ直接アプローチできるのが大きなメリットです。参考:YouTube認知率96.9% 利用率6割超え:一方、投稿率は5%程度https://www.moba-ken.jp/project/movie/mov20210609.html既に商品を購入したファンをよりコアなファンにできるYouTubeは同一のアカウントがアップロードした動画をまとめられるチャンネル機能があり、動画を気に入った視聴者はチャンネル登録できるようになっています。チャンネル登録をすると、新しい動画がアップロードされたときにすぐにチェックできるなど視聴者側のメリットがあるだけではなく、企業側にもファン獲得のメリットがあります。チャンネル登録するほど企業や製品に興味を持ってくれた分、よりコアなファンへ育てやすいです。動画を継続的にアップロードすれば、囲い込んだユーザーは新商品やキャンペーンに積極的に興味をもって検討や参加してくれます。YouTubeの企業アカウントを作成するメリットについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTubeチャンネルを開設するメリットとは?アカウント作成方法から解説YouTube企業アカウントを始める際の注意点YouTubeで企業アカウントを作成する際、いくつかの注意点があります。知らないままでYouTubeにアカウントを作成したり動画をアップロードしたりすると、マーケティング効果が最大限に引き出せず、プロジェクトが失敗してしまうことが非常に多いです。YouTubeを企業アカウントで始めるにあたって、注意しておきたいのが以下の3つです。個人のGoogleアカウントで開設しない短期的な成果を求めすぎない場当たり的な運用体制でスタートしない以下の項目で、それぞれの注意点を解説していきます。個人のGoogleアカウントで開設しないYouTubeでアカウントを作成するときは、必ずGoogleアカウントが必要となります。このとき、うっかり個人用のGoogleアカウントでYouTubeに登録しないよう注意しましょう。個人用のGoogleアカウントでYouTubeに登録したものを、企業アカウントとして運用することとなれば、メールアドレスやパスワードをチームメンバーに共有しなくてはならなりません。Googleアカウントにはメールやカレンダーなどが紐づいており、下手をすると個人情報漏洩につながります。まずはYouTubeに登録するための、企業のGoogleアカウントを用意しましょう。特に業務で個人用のGoogleメールアドレスなどを利用したり、複数のアカウントを所持したりしている方は、アカウントを混同しやすいため要注意です。短期的な成果を求めすぎないYouTubeの動画やチャンネルは、作成・開設すれば即座に認知度が上がるとは限りません。成果が出るまで半年や1年かかるケースも多いです。また、SNSで拡散されて突然、爆発的にチャンネル登録者数が増えることもあれば、少しずつ増えていくこともあります。そのため、ある程度は長期的な目で成果を待つことが求められます。ただし、YouTubeチャンネルや動画の良いところは、アップロードした動画が半永久的に残り、企業にとっての資産となることです。しかし短期的な成果を求めれば「この広告手法は効果がない」と中途半端な状態で打ち切られてしまい、十分な資産に育たない可能性があります。企業アカウントの成果を得るためにも、動画を資産として育てるためにも、YouTubeでの成果は長期的なプロジェクトとして考えましょう。場当たり的な運用体制でスタートしない企業アカウントによるYouTubeチャンネルの運用は、動画をアップロードするだけではありません。基本的なフローだけを挙げても、以下のとおり複数の作業が生じています。チャンネルや動画の企画構成や絵コンテなどの作成動画用素材の撮影録音動画編集YouTubeへのアップロード効果の分析分析結果に基づいた改善策の実行タレントなど自社メンバー以外の出演者を使用する場合はキャスティングが、イラストやアニメーションを使用する場合はイラストレーターなどの手配も加わります。このように10分前後の動画ひとつ制作・アップロードするだけでも、複数のフローがあるため時間がかかります。動画制作のノウハウがない企業では、担当者が本業の合間に手探りで取り組まねばならず、低クオリティやアップロードの停滞、本業への影響なども生じやすいです。動画のクオリティやアップロード頻度の維持、本業との両立を求めるなら、場当たり的な作業ではなく、きちんとした運用体制の構築が必要です。必要な工数を割り出し、本業として担当する人材やチームを決定しましょう。YouTubeにの企業アカウントを作成する際の注意点ついて詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。▶︎参考記事:YouTube企業アカウントを作成するメリットと注意点とは社内で運用体制が組めない場合は外部のサポートを検討しよう前述のとおり、YouTubeに企業アカウントを作成してチャンネル運用をするには、ある程度の期間や工数が必要となります。自社で運用体制を構築できないのであれば、思い切って社外に頼ってみるのもおすすめです。YouTubeマーケティングの専門会社なら、企画段階からアップロード後の分析、改善策の提案まで一環してサポートを受けられます。自社で人材を育てる手間なく、高クオリティの動画でYouTubeの企業アカウントを運営できるので、一度専門会社の利用を検討してみてはいかがでしょうか。弊社ではYouTubeのチャンネル開設から、動画の撮影や編集だけでなく、企画・分析・投稿・その後の改善まで一貫した業務を代行させて頂くことが可能です。チャンネルの運用方法がわからない、自社の業務とYouTubeの運用や動画制作の並列が難しいなどの困りごとがありましたら、ぜひお問い合わせ窓口より相談ください。その他、YouTubeに役立つ資料も無料公開中です。