YouTubeは、国内の月間アクティブユーザーが6,500万人を超え10-20代の若者だけでなく子供から大人まであらゆる年齢層に人気の動画共有サービスです。YouTube にアップロードされている動画は、2019 年までに 30 億本を超えており、エンターテイメント、ニュース、スポーツ、趣味、お笑い、教育など、ほぼすべてのジャンルを扱っています。YouTubeはもともと一般ユーザーの投稿が多くなっていましたが、近年は芸能人のYouTube参入や企業の活用の発展からわかるようにプロの投稿も多くなってきました。そのような環境の中で、クオリティの高いYouTube動画を編集するにはどうしたらいいでしょうか?実際に動画編集を始めるとわかるのですが、動画編集ソフトや動画編集アプリが多く存在していて「どの動画編集ソフトやアプリを使ったほうがいいのか?」お悩みの方も多いと思います。今回はそんなお悩みを抱えている方に向けて、おすすめの動画編集ソフトの情報をおまとめしました。ぜひこの記事を参考にして、ご自身に合った動画編集ソフトや編集アプリを探していただけたら幸いです。これから始める方にもおすすめの、無料動画編集ソフトYouTube動画を多くのユーザーに視聴してもらうためには、動画編集によるクオリティの向上が欠かせません。YouTubeの動画編集で気をつけるべきポイントについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。▶︎参考記事:YouTubeの動画は作り方が違う!? 気をつけるポイントとおすすめ編集ソフト 公式が無料提供しているYouTube Studioでも、ある程度の編集作業はできますが、より個性的な動画に仕上げたいのであれば、他社が提供する編集ソフトの活用もおすすめです。しかし有料の動画編集ソフトはけして安くないうえ、購入したものが自分や自社に合わなくては、無駄なコストをかけただけで終わってしまいます。そこで今回は、初心者の方にも使いやすい無料動画編集ソフトをご紹介します。【iPhone・Mac向け】iMoviehttps://www.apple.com/jp/imovie/iMovieは、Appleが開発したiOS端末やMac向けの動画編集ソフトです。iOS端末やMacには標準装備されているため、ユーザーであれば改めてダウンロードする必要はありません。iMovieのメリットは高い操作性と素材の豊富さにあります。ユーザーにとって使いやすいUIで編集をサポートしてくれるのはもちろん、端末も提供するAppleならではの連携機能も便利です。iOS端末とMacは連携できるため、編集内容や作業環境に合わせて「出先で手軽にiPhoneで編集」「仕上げはMacでじっくりと作業」など、端末を使い分けて作業できます。エフェクトやフィルタ、サウンドなど使用できる素材も豊富で、標準装備のものを使用しただけでも高度な動画に仕上がります。デメリットとしては字幕の場所を調整できないことや選べるフォントが少ない点が挙げられていますが、強いこだわりがなければ問題なくiMovieを活用できます。【Windows向け】AviUtlhttp://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/AviUtlは、個人クリエイターによって開発されたWindows専用の動画編集ソフトです。高度な編集はできないが基本的な機能は揃っているため、動画編集の知識がない初心者の方でも簡単に操作できるメリットがあります。また、有志による解説動画やまとめサイト、コミュニティが複数存在しており、操作に迷ったときは参考にできるのも嬉しいところです。編集機能を増やすためのプラグインが有志によって数多く公開されているので、ある程度AviUtlの操作に慣れた後は、機能の拡張でより高度な動画編集にも挑戦してみてはいかがでしょうか。デメリットはユーザーの自由度が高い分、「有料ソフトでは1つの指示でできることが、複数の指示を必要とする」ことです。細部までこだわりたい方には使い勝手の良いソフトですが、高度な編集を手軽に行いたいという方にとっては、操作が若干面倒に感じる可能性があります。【Windows・Mac向け】Lightworkshttps://www.lwks.com/Lightworksは、もともとプロの動画クリエイターのために提供されていた有料ソフトです。現在はプロに限らず、会員登録さえすれば誰でも無料で利用できるようになっています。(高機能な有料バージョンもあり)無料版は一部の機能が制限されていますが、100種類以上のエフェクトやカラー補正など、高クオリティの動画を作成するには十分な機能が備わっています。AviUtlと比較すると、直感的に操作できる手軽さを求めるなら無料版Lightworksが、機能性を重視するならAviUtlがおすすめです。WindowsでもMacでも利用できる点もメリットの1つです。ただし注意点として、アメリカ発ソフトのため公式サイトもソフトも英語表記になっていることが挙げらます。ソフト内の表記は最初に日本語化設定を行うことで対処できるため、使用に関して不便さを感じる心配はないでしょう。日本語化設定の方法設定の【Wording..】を選択【Import wordings..】を選択【Japanese.LwWords】を選択テキストファイル【Rewording.txt】を開く【システムサウンド】を【SystemSound】に書き換えるファイルを上書き保存して閉じるYouTuberがよく使っている、有名編集ソフト多くのYouTuberが使用している動画編集ソフトが気になるという方へ、最後に人気YouTuberも使用している有名編集ソフトをご紹介します。動画編集に慣れた人気YouTuberが使用しているといっても、手軽に操作できるソフトもあるため、初心者の方にもおすすめです。有名ソフト1:Adobe Premiere Prohttps://www.adobe.com/jp/products/premiere.htmlAdobe Premiere Proは、写真やイラストの編集ソフトで有名なAdobeが開発した動画編集ソフトです。無料版と有料版があり、有料版は世界的に有名な劇場版アニメーションの制作現場でも使用されるなど、高クオリティかつ長尺な動画制作にもおすすめです。Adobe Premiere Proのメリットは、色調補正や映像の切り替わり、映像のトリミングなどこまかな部分の調整も高精度でできることです。無料版も有料版と同じ機能を制限なく使用できますが、あくまで「無料体験版」として提供されているため、7日間しか無料にならない点に注意しましょう。ダウンロードから7日経過すると、自動的に有料版に切り替わるため、有料版を契約するか迷っている方は期限内に解約手続きが必要です。有料版を購入するタイミングによっては個人・法人問わずセールが開催されているため、無料版で気に入ったら有料版の購入も検討してみてはいかがでしょうか。有名ソフト2:Final Cut Pro Xhttps://www.apple.com/jp/final-cut-pro/Final Cut Pro Xは、Appleによる動画編集ソフトです。基本は有料版のみですが、体験版として無料で90日間使用できます。コンピュータグラフィックスAPIのMetalとあわせて使用すると、更にスピーディーに動画編集作業ができるようになります。Final Cut Pro XそのものはMacのみの対応ですが、iOS端末でも使用できるiMovieのファイルも読み込めます。簡単な動画編集をiMovieで行った後、iPhoneやiPadから動画データをMacに送信して、エフェクトなど最後の仕上げをFinal Cut Pro Xで行うこともできます。1,300以上の無料でダウンロード・使用できるサウンドエフェクトや100以上のオーディオフィルタなど、音声面のサポートや機能も充実です。Final Cut Pro Xの注意点は、Adobe Premiere Proに比べるとユーザーによる使い方の解説動画など、初心者にとって参考にしやすい教材が少ないことです。操作が特別難しいソフトではないが、いざというときに手軽に問題を解決できる参考元を複数確保しておきたいなら、ユーザー数の多いAdobe Premiere Proのほうがおすすめです。有名ソフト3:Vegas Prohttps://www.vegascreativesoftware.com/jp/Vegas Proは、Windows向けの動画編集ソフトです。有料ソフトですが、英語版の公式サイトから30日間試せる無料体験版をダウンロードできます。機能の豊富さが多くのプロから評価されており、他社ソフトにはあまり見られない機能も搭載しているのが特徴です。たとえば動画のタイムラインを入れ子構造に(ネスト化)できるため、動画の一部を他のメンバーに振り分けてチームで作業することができます。注意点は、日本語対応しているのは有料ソフトのVegas Proのみで、同梱ソフトや無料体験版は英語表記となっていることです。また、プロ向けのため、ある程度の動画編集やPC操作に関する知識が求められます。本格的にYouTubeチャンネルを始めるなら、まずは戦略を決めましょう本格的にYouTubeチャンネルでファンを増やしたり商品・サービスの集客やブランディングを行ったりしたいのであれば、高品質な動画を制作するだけでは不十分です。動画やチャンネルの魅力を最大限に引き出すためにも、戦略を決めることが大切です。戦略を決める際に自社にノウハウがない場合には、YouTubeマーケティング支援会社に相談してみましょう。弊社ではYouTube動画の編集だけでなく、企画・撮影・編集・投稿・分析・投稿・その後の改善まで一貫した業務を代行させて頂くことが可能です。チャンネルの運用方法がわからない、自社の業務とYouTubeの運用や動画制作の並列が難しいなどの困りごとがありましたら、ぜひお問い合わせ窓口より相談ください。その他、YouTubeに役立つ資料も無料公開中です。