YouTubeに投稿をしている人にとって必要不可欠なツールであるYouTube Studio。自分自身のYouTubeチャンネルのデータ分析と管理ができる無料のアプリです。YouTube Studioの機能を利用することにより、投稿動画の視聴数や視聴者分析などもでき、チャネルの改善や、効率的な収益化につながります。この記事では、YouTube Studioの機能や使い方解説します。YouTube Studioをしっかり活用していきたい方は参考にしてください。無料のYouTube Studioを使った動画編集でできることを解説YouTubeの動画を多くのユーザーに視聴してもらうためには、動画を高クオリティなものに仕上げる必要があります。動画のクオリティアップには編集作業が欠かせませんが、すでに動画編集ソフトを所有している企業でなければ、まずはソフト購入からはじめなくてはなりません。そんな予算はない、という方におすすめなのが、YouTubeがあらかじめ用意している「YouTube Studio」です。YouTube Studioは動画の分析や管理だけではなく、編集作業もできる無料ツールです。YouTube Studioでは動画の分析においてチェックすべき項目があります。詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。▶︎参考記事:YouTubeチャンネルを作成したなら「YouTube Studio」をチェックしよう!ここではYouTube Studioでできる動画編集の種類や具体的な手順、作業時のポイントについてご紹介します。一部の操作はPCでしか行えないため、ここではすべてPCでの操作のみを解説します。カット編集を行うカット編集とは、録画した映像の中から不要な部分を取り除いて必要なシーンだけをつなぎ合わせる、動画編集の基本的な手法です。基本的な手順は、以下のとおりです。左側のメニューの【コンテンツ】を選択カット編集を行いたい動画を選ぶ左側のメニューの【エディタ】を選択【カット】を選択して青いボックスを表示させる残したい部分を青いボックスでドラッグして囲む途中をカットする場合は【分割】を選択白いボックスでカットしたい部分を囲む【プレビュー】で内容を確認し、保存するあえてカットしない動画もありますが、そのような企画でない限りは、カット編集で無駄なシーンを省いて動画をコンパクトに仕上げることが大切です。たとえば料理動画では生地を半日寝かしている間など、何の作業もないシーンはカット編集で取り除いたほうがテンポの良い動画になります。必要な部分だけを残した動画は情報密度が高く、途中離脱のリスクを軽減させましょう。また、動画は尺の長さを意識することも大切です。意味もなく再生時間が長い動画は途中離脱や低評価につながりやすいため、適度な長さに整える必要があります。カット編集で、動画の尺も適度な長さに縮めましょう。参考:動画をカットする(YouTubeヘルプ)https://support.google.com/youtube/answer/9057455?hl=ja音楽を追加するYouTube Studioでは、動画に音楽を追加することも可能です。人気YouTuberの動画を見ると分かるように、効果音や音楽を適度に入れたほうが盛り上がりやすく、淡々とした印象を防げます。基本的な手順は、以下のとおりです。左側のメニューの【オーディオライブラリ】を選択【無料の音楽】のタブ内で好みの音楽を検索する日付部分をクリックして【ダウンロード】を選択クレジット表示が必要な曲は、【帰属表示】のテキストをコピーするYouTube Studioの【コンテンツ】で音楽を追加したい動画を選択【エディタ】で【トラックを追加】を選択【追加】で青いボックスを表示させる音楽を再生させたい位置にボックスをドラッグで調整する保存する音楽を追加するうえで注意しなければならないのが、著作権侵害のリスクです。著作権フリーのものを使用しましょう。YouTube Studioからアクセスできる「オーディオライブラリ」では、無料で使用できる効果音や音楽が自由にダウンロードできるため、活用してみてはいかがでしょうか。音楽を入れるときは、シーンによってボリュームの調整も必要です。登場人物が話している間はボリュームを抑え、ナレーションのときはボリュームを少し大きくするなど、シーンに合わせた調整を行いましょう。参考:オーディオ ライブラリの音楽と効果音を使用する(YouTubeヘルプ)https://support.google.com/youtube/answer/3376882?hl=ja参考:動画に音声トラックを追加する(YouTubeヘルプ)https://support.google.com/youtube/answer/94316?hl=ja&ref_topic=9257784人の顔などにぼかしを入れる意図せず映りこんでしまった人の顔や、不適切なものにはぼかしを入れて、視聴者に特定できないようにしておきましょう。ぼかしを入れる基本的な手順は、以下のとおりです。左側のメニューの【コンテンツ】で動画を選択【エディタ】の【動画の一部をぼかす】を選択顔をぼかす場合は【顔のぼかし】を選択ぼかしたい顔を選択して【適用】させる表示された四角形の大きさをドラッグで調整する保存する【カスタムぼかし】も同じ要領で行う街中など第三者が映りこみやすい場所で撮影を行った場合は、肖像権の侵害にも配慮しましょう。肖像権は人物の容姿を撮影した時点で侵害していますが、動画編集によって「個人が特定できない状態」にしたうえでの配信であれば例外とされ、問題となる可能性は少なくなります。多くの人が行き交う道で偶然歩いているところが映りこんだ程度では、ダメージが小さいため問題ないと判断されることもあるが、本人から動画削除を求められる場合もあるため、事前に対処しておきましょう。顔の他、制服の名札など個人を特定できる部分や不適切な部分には、動画編集でぼかしを入れたうえでアップロードするのがおすすめです。参考:動画にぼかしをかける(YouTubeヘルプ)https://support.google.com/youtube/answer/9057652?hl=ja終了画面を追加するチャンネル登録者数や高評価数を増やしたり、チャンネル内の他の動画へ誘導したりしたいときは、終了画面の追加が効果的です。終了画面とは、動画の最後に挟む画面のことで、誘導したい動画へのリンクを入れる他にチャンネル登録ボタンなどの表示もできます。基本的な手順は、以下のとおりです。左側のメニューの【コンテンツ】を選択編集したい動画を選択【終了画面】ボックスをクリック終了画面に追加したい要素を選択保存する要素とは動画やチャンネルなどのことで、たとえば動画を選んだ場合、「最新のアップロード動画」「ユーザーに適した動画」「特定の動画」のどれを表示させるかカスタムできます。動画のあるチャンネルだけではなく、他のチャンネルや他のユーザーがアップロードした動画も表示させられるため、子会社や姉妹ブランドなどの紹介にも役立ちます。終了画面は、動画の長さが25秒以上なければ追加できない点に注意しましょう。最新のアップロード動画を表示させられる設定もあるため、古い動画へのアクセスが、新しい動画の視聴につながることもあります。参考:動画に終了画面を追加するhttps://support.google.com/youtube/answer/6388789?hl=jaYouTube Studioで編集を行う際のポイントYouTube Studioを使用した動画編集も、基本はユーザーへ継続的に動画を視聴してもらうことを意識する点は他の動画編集ソフトと変わりません。チャンネル登録や高評価につながるような、テンポの良い動画になるよう編集しましょう。また、YouTube Studioで編集を行ううえで注意しておきたいのが、以下のポイントです。・YouTube Studioでできることは限られている・編集内容が即座に反映されるわけではない・自動保存機能がないため手動保存が必須より高度な動画編集は、有料のソフトがなければ難しくなっています。YouTube Studioだけで動画編集自体は可能ですが、求める動画が高クオリティな場合は有料のソフトなど他の選択肢も検討しましょう。YouTube Studioで動画編集を行うと、反映までに時間がかかる場合がある点にも注意です。たとえば決定的な編集ミスがあったり、編集前の動画をアップロードしたりしている場合は、反映までに編集前のそれらがユーザーに視聴される可能性があります。視聴してほしくない動画の編集時は、一時的に公開設定を非公開にしておく方法がおすすめです。YouTube Studioには自動保存機能がないため、手動で保存する必要があることも忘れずに。本格的な動画を作りたいなら、制作代行会社に依頼しようYouTube Studioでも動画編集そのものは可能ですが、クオリティを上げたい場合やエフェクトにバリエーションを増やしたいなら、有料の動画編集ソフトが必要です。しかし有料の動画編集ソフトは種類が多く、それぞれ使い勝手も異なるため、安易に選ぶと使いこなせないリスクもあります。編集作業を熟知しているわけではない方は、思い切って制作代行会社に動画編集を依頼する方法もおすすめです。制作代行会社なら企画段階から相談に乗ってくれるため、ネタ切れになったりクオリティにムラのある動画を乱発してしまったりという失敗も避けられます。高度なエフェクトを効果的に取り入れた、高品質の動画を安定して制作してくれるため、動画編集で悩んでいる方は一度制作代行会社へ問い合わせてみてはいかがでしょうか。弊社では現役YouTuberと150名以上の動画クリエイター・マーケター集団が、YouTubeマーケティング戦略策定から、動画企画・撮影・編集・投稿・分析・その後の改善まで一気通貫でサポートしております。年間10,000本以上の動画を作成しており、BtoC・BtoCなどの業種不問でYouTube活用の設計が可能です。また、YouTubeマーケティングのみならず、SNS活用などのWebマーケティングにも精通しているため、SNS単独のマーケティングだけでなくYouTubeとSNSを組み合わせてより効果的に宣伝したいなどございましたら、ぜひお問い合わせ窓口より相談ください。その他、YouTubeに役立つ資料も無料公開中です。