YouTubeやTikTok、InstagramをはじめとしたSNSの普及により、インフルエンサーマーケティングを導入している企業も多くなりました。インフルエンサーマーケティングは、比較的新しい手法ですので、社内に運用の経験やノウハウが少なく、専門のマーケティング会社に運用代行を依頼するのが一般的です。本記事では、インフルエンサーマーケティングの施策を検討してる企業の担当者に向けて、おすすめのマーケティング会社や選ぶ際のポイントについて解説します。【関連記事】▶︎インフルエンサーマーケティングの依頼にかかる費用|ケース別にメリットと注意点を解説インフルエンサーマーケティング会社とは?インフルエンサーマーケティング会社とは、企業からのPRの依頼に対して、インフルエンサーを活用したマーケティングを企画〜実行してくれる企業です。たとえば、新しく開発した化粧品のPRを依頼する場合、InstagramやTikTokなどでフォロワーや発信力の高いインフルエンサーをキャスティングして、マーケティング企画を立案、施策を実行してくれます。インフルエンサーマーケティング会社の種類は大きく3つインフルエンサーマーケティング会社には、大きく分けて3つの種類があります。プラットフォーム型ツール型コンサルタント型自社でどのようなマーケティングを展開したいのかを考慮した上で、適切な会社を選びましょう。①プラットフォーム型プラットフォーム型は、インフルエンサーマーケティング会社が、多くのインフルエンサーの情報が掲載されているプラットフォームを提供しています。依頼する際には、プラットフォーム上に公開されているインフルエンサー情報の中から、企業が自由に依頼する相手を選びます。中には先に企業側が募集案件を提示して、参加したいインフルエンサーからの応募を待つタイプもプラットフォームもあります。専門サービスを利用する分、インフルエンサーをイチから探す手間は省けますが、プラットフォーム上でのやり取りは自ら行わなくてはならないため注意しましょう。使いこなすには、ある程度のインフルエンサーマーケティングに関する知識が求められますが、キャスティングや交渉自体は自社で行うため、コストを抑えやすいといった特徴があります。②ツール型プロフィール情報などを参考にするだけでは、「最適なキャスティングができるか不安」という場合に役立つのがツール型です。インフルエンサーとのやり取りではなく、最適な人物を選ぶためのツールを提供するタイプとなっています。フォロワーの男女比、エンゲージメント数など、さまざまな情報を分析できるツールで、自社に最適なインフルエンサーを見つけることが可能です。あくまでサポート用のツールのため、インフルエンサーの選定や交渉は企業側の担当者が行う必要があるでしょう。③コンサルタント型(ディレクション型)コンサルタント型は「ディレクション型」とも呼び、インフルエンサーの選定から交渉、分析まで一貫して依頼できるタイプです。ノウハウを身につけたスタッフがキャスティングや企画を行うため、自社にインフルエンサーマーケティングに詳しい人材がいない場合に非常に便利です。まるごと依頼する分、コストが高くなりやすいですが、自社のリソースを割く必要がない点はメリットとも言えるでしょう。はじめて実施する場合はコンサルタント型がおすすめはじめてインフルエンサーマーケティングを実施するなら、企画ごと依頼できるコンサルタント型が安心です。プロならインフルエンサーについて熟知していることはもちろん、他の広告とは異なるインフルエンサーマーケティングならではの傾向やトレンドも理解しているからです。一方で、プラットフォーム型やツール型を利用する場合、自社スタッフのリソースを割くこととなってしまいます。ノウハウや専門チームがない状態でインフルエンサーマーケティングを始めると、スタッフの誰かが通常業務の合間に作業しなくてはなりません。通常業務を圧迫するうえ、十分な調査や準備ができないまま広告を打ってしまうおそれがあります。効果的にインフルエンサーマーケティングを行いたいなら、コストが多少かかってもリソースの心配をしなくて済むコンサルタント型がおすすめです。インフルエンサーマーケティング会社を選ぶポイントインフルエンサーマーケティング会社を選ぶときは、コスト面以外も確認するようにしましょう。ここでは、自社に最適なインフルエンサーマーケティング会社を選ぶために押さえておきたい、4つのポイントをご紹介します。フォロワー分析など、詳細な分析が可能か自社に合ったインフルエンサーをキャスティングしてもらうためには、フォロワーなど詳細な分析が欠かせません。単純にフォロワーが多い・少ないだけではなく、性別や年齢などの属性、エンゲージメント率も含めて分析できるインフルエンサーマーケティング会社に依頼するようにしましょう。フォロワー全員が投稿内容を必ずチェックしているとは限らないため、フォロワー数だけでは影響力は測れません。エンゲージメント率(投稿にコメントや「いいね!」するなどの反応率)を見ることで、実際にどの程度のフォロワーがPRを見てくれる可能性があるかが分かります。インフルエンサーの普段の投稿内容に加えてフォロワーの性別、年齢などの属性も、どのような層にリーチできるか判断材料となります。影響力の高いインフルエンサーをキャスティングし、ターゲット層にしっかりとアプローチするために、詳細な分析ができるかどうかでインフルエンサーマーケティング会社を選ぶようにしましょう。分析結果を元に、最適なインフルエンサーをキャスティングできるかインフルエンサーのフォロワーを細かく分析できても、自社が求めるインフルエンサーをキャスティングしてくれなければ意味がありません。インフルエンサーマーケティング会社は、それぞれ得意な分野やSNSが異なります。たとえばTwitterでPRしてもらいたい企業が、Instagramやその他SNSを主要の場としているインフルエンサーマーケティング会社に依頼しても、期待どおりの結果は得にくいでしょう。また、提携や在籍しているインフルエンサーが少ない企業も、選択肢は狭まってしまいます。多くの選択肢がある中から、自社の商品、サービスに最適なインフルエンサーを見つけられるインフルエンサーマーケティング会社を選ぶようにしましょう。施策と費用が明確になっているかインフルエンサーにどの媒体でどのようにPRしてもらうか、具体的な施策を提示できることも重視したいところです。SNSごとにメイン利用者層は異なっており、施策にもきちんと反映されているかどうかを確認する必要があるためです。PR方法や内容も、商品やサービス、企業のイメージを大きく左右しかねない部分です。得意な施策や事例を事前に確認できると、自社が意図したとおりのPRを依頼できる確率が高くなります。費用面も、具体的な料金システムやオプションの有無、追加料金が発生する条件などが明確になっているところなら安心です。目安としてはフォロワー1人あたり0.5~5円程度ですが、別途キャスティングなどの中間マージンが発生することも念頭においたうえで予算設定するようにしましょう。サポート体制がしっかりしているかインフルエンサーマーケティング会社を利用する最大の目的は、自社で行うよりも高いPR効果を得ることです。ノウハウがしっかりと構築されていることはもちろん、企画からPR、分析、改善まで一貫してサポートしてくれるかどうかが大切です。更にステルスマーケティングなど、炎上トラブルに対する防止策や管理体制も求められます。インフルエンサーに対してリスク管理がきちんとできているか、万が一のときにサポートしてくれる体制はあるかも確認しておきましょう。おすすめのインフルエンサーマーケティング会社:5選Start-X(スタートエックス)スタートエックスは、提携しているインフルエンサーが4,000名を超え、年間で10,000件以上のクリエイティブ制作を行なっているマーケティング / PR会社です。事務所に所属しているインフルエンサーだけでなく、独自のコネクションを通じたキャスティングを行なっており、フリーのインフルエンサーやタレントに依頼をかけることも可能です。過去の多くの実績からデータドリブンな施策を展開し、ROASやLTVを最大化するためのマーケティング施策を実行可能。データをもとに自社事業をグロースしていきたいと考えている企業におすすめです。▶︎お問い合わせはこちらCROSSRING(クロスリング)出典:インフルエンサーマーケティングの専門会社|株式会社クロスリングクロスリングは、KDDIのグループ会社で2003年の創業当初からインフルエンサーマーケティングを専門で行なっている会社です。専門のチームが対面でインフルエンサーの審査を実施。日本最大級のインフルエンサーネットワークである「winsta」や分析ツール「SPRAY」を提供しており、キャスティングから施策の立案〜分析まで一気通貫で行なってくれます。UUUM(ウーム)出典:UUUM(ウーム)UUUMは、YouTuberの事務所として非常に知名度の高い会社です。HIKAKINやはじめしゃちょーといった有名インフルエンサーを活用することが可能です。また、インフルエンサープラットフォーム「LMND(レモネード)」を運用しており、Instagramで影響力のあるインフルエンサーと自社の商品をPRしたい企業をマッチングすることができます。Find Model出典:すべての案件に専任担当者フルサポートのインフルエンサーキャスティング | Find ModelFind Modelは、デジタルPR事業等を手掛けるソーシャルワイヤー株式会社が提供するインフルエンサーキャスティングのサービスです。初期費用や固定の月額費用がかからず、フォロワー単価1.5円〜から依頼をすることが可能です。20〜30代のインフルエンサーを多く抱えており、Z世代への効果的な訴求をすることができます。3MINUTE出典:株式会社3ミニッツ|ソーシャルメディアマーケティング支援サービス3MINUTEは、ソーシャルメディアのマーケティングを行う会社です。戦略構築からインフルエンサーのキャスティング・分析や改善を一気通貫でサポートしてくれます。花王や丸井・ルート製薬といった大手企業との取引実績が豊富にあるのが特徴です。キャスティングのみならず、動画クリエイターやカメラマンなどのクリエイティブチームを抱え、強いコンテンツ制作能力があります。適切なインフルエンサーマーケティング支援会社を見つけて最適なマーケティングを実施しようインフルエンサーマーケティングは、SNS時代に沿った広告手法のひとつです。最近は「いかにも」といったウェブ広告は敬遠されやすく、中には専用アプリでブロックしているユーザーもいますが、SNSを活用したインフルエンサーマーケティングなら多くの層にリーチする可能性があります。ただし、先ほどもお伝えした通りフォロワー数だけ多いような有名なインフルエンサーなら誰でも高い効果が出るわけではない点を理解しておかなくてはなりません。取り扱う製品・サービスとのイメージのブレや、ターゲット層とファン層の相性などを考慮したキャスティングを行い、効果を分析しつつ最適なアプローチ方法を模索することが重要です。インフルエンサーマーケティングや効果測定・分析で不安がある場合は、コンサル型やディレクション型の専門家のサポートを受けることをおすすめします。弊社では、YouTuberをはじめTikTokerやインスタグラマーなどのインフルエンサーとタイアップした動画の制作やその他企業のYouTubeやTikTokを活用したマーケティングのサポートが可能です。有名なインフルエンサーからフリーランスで活動している方まで規模感に関わらずキャスティングすることも可能ですので、企業案件やインフルエンサーマーケティング活用を検討されている企業様は気軽にお問い合わせください。