インターネットやデバイスの普及により多くの人がGoogleやYahoo!等の検索エンジンを通じて検索をするようになっているため、SEO対策によるWEBサイトの検索順位を上げる重要性は増しています。最近では、若者がYouTubeやInstagram等のSNS内において検索しているので、重要度は昔より下がっているのでは?と思われる方もいるかと思いますが、そうではありません。SNS検索とWEB検索はそもそも目的が異なっており、かつSNS上において若者は検索を行うが合わせてGoogle検索も実施するため、検索回数が増えているというデータも上がっていたりします。SEO対策の重要度は下がっていないのです。そんな中、「SEOには タグにキーワードをいれればよい」 など 、漠然と聞いたことがあるかと思います。しかし、 どのタグをどのように設定すればよいか、正確にご存知でしょうか。検索エンジンに対して自社サイトを正しく伝えて評価してもらうためには、適切にタグを設定することが重要です。この記事では、タグを有効に使った効果的なSEO対策をご紹介します。SEO対策を行うことで、ユーザーメリットも増えてサイト全体の価値が高まるでしょう。SEOって何?SEOとは「Search Engine Optimization」の頭文字をとった略で、「検索エンジンの最適化」のことです。GoogleやYahoo!といった検索エンジンにおけるキーワード検索で、サイトが検索上位に表示されるよう施策することです。オーガニック検索からの流入は、目的を持った質の高いユーザーが見込めます。SEO対策は、Webサイト運用の成功の大きなカギを握っています。タグって何?タグとは、HTMLファイルに書かれたWebページを表示させるための命令文です。また、タグ付けしたキーワードによって関連する記事を属性化し、まとめることができます。タグを効果的に使うことにより、SEO効果が期待できます。ページをタグ付けすることにより、ユーザーがサイト内の記事を探しやすくすることができます。結果としてサイト価値を高め、検索順位が上がります。タグページは必要?SEO対策を行い検索順位で上位を狙うには、タグページの作成が大変有効です。タグページとは、キーワードタグで紐づけた記事の一覧ページのことです。属性強化を行うことでユーザーの回遊性がアップするとともに、検索エンジンがユーザーが求める内容の網羅性の高いページと認識し、検索順位が上がるケースがあります。しかし、タグの盛りすぎは逆効果です。多すぎるタグはユーザーにとって不親切であると検索エンジンが判断します。SEO対策に効果的なおすすめのタグ6選ここでは、SEO対策に特に効果があると思われるおすすめのタグを6つご紹介します。様々なSEO診断ツールがありますが、この6つのタグはどのツールでも重要度が高い必須タグです。SEO対策として、またユーザービリティの向上面でも、大変重要なタグなので、ぜひ覚えて使ってみてください。1:meta「metaタグ(メタタグ)」とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンやブラウザ等のシステム向けに書くタグのことです。metaタグは、メタデータと呼ばれるシステム用の情報なので、ユーザーが見るブラウザの画面には基本的に表示されません。しかし、検索エンジンはmetaタグの情報を収集し検索順位の参考とするため、SEOに大きく影響を及ぼします。WordPressなどのCMSでは簡単に設定できますが、自分でhtmlコードから書く場合はしっかりと入れ込みましょう。ユーザーの興味を引く要約文検索結果ページに表示される、120文字程度の要約分をメタディスクリプション(meta description)タグで設定できます。ここに記載する文章が検索順位に直接関係するわけではありませんが、ユーザーの興味を引くものにすることで、クリック率を高める効果があるでしょう。metaキーワードとはmetaキーワードとは、HTMLのheadの中に記述するmetaタグの一つです。メタキーワードは、そのページがどういったキーワードに関連しているかをheader部分に記述し、GoogleやYahoo!などの検索エンジンやブラウザ等のシステムに伝えるものです。metaキーワードは以前ほどSEO効果がなくなりました。検索エンジンが進化し、metaキーワードを記述しなくても何が重要なキーワードかを認識できるようになったからです。しかしながら、記事を作成するうえでキーワードを設定し、そのワードに対してユーザーが求めるコンテンツを作成する重要性は不変です2:title「titleタグ」は、HTMLのheaderにその記事のタイトル情報を簡潔に記載したものです。titleタグはSEOに直接影響する重要な要素です。必ず対策キーワードを入れて検索エンジンにコンテンツを正しく認識させましょう。また、titleタグは検索結果ページでユーザーの目に入る最初の情報です。他サイトと比べてよりユーザーの興味を引くかどうかが、クリック率に大きく影響します。ペルソナをしっかりと行い、ユーザーの性格を緻密に計算した上で決定しましょう。タイトルの文字数は30文字以内SEO対策に有効なタイトルの文字数は30文字以内です。PCで検索した場合に表示される文字数は、ブラウザなどの条件によって変わりますが、約30文字です。モバイルで検索した場合は、デバイスによって違いますが概ね30文字~40文字です。つまり、PC、モバイルどちらにも最適化させるためには、30文字以内が最適といえます。ページタイトルの重複はNGページタイトルの重複は、検索エンジンがキーワードを認識しづらくなりますのでSEOとしてはNGです。ページごとに固有のタイトルを付けることで、検索エンジンがサイト上のページの違いを認識しやすくなり、結果として上位表示につながります。対策キーワードはタイトルの前半に検索順位の上位を狙うキーワードは、できるだけタイトルの前半に入れましょう。ユーザーが検索したキーワードは、検索結果画面で太字でハイライト表示されます。キーワードがタイトルの前半にあることでユーザーの目に留まりやすくなり、クリック率が上がります。検索エンジンはユーザーのクリック行動まで考慮しますので、SEOにも有効です。3:hSEOに有効なタグの3つ目、「hタグ」は、ページ内において見出しの役割をするタグのことです。見出しを効果的に使うことで、ユーザーと検索エンジンどちらにもページの文章構造を正確かつ分かりやすく伝える効果があり、SEO対策に非常に重要です。hタグはh1~h6まであり、数字が若いほど重要度が上がります。h2やh3の使い過ぎに注意hタグを設置する際、使い過ぎには注意が必要です。特に、h2タグやh3タグはつい多用してしまいがちです。一概に何個までOKとは言えませんが、あくまで、コンテンツの区切りを分かりやすくすることが第一目的ということを忘れないようにしましょう。過度な設置はかえってユーザーを混乱させ、SEO対策にも悪影響が出ます。4:aSEOに有効なタグ4つ目、「aタグ」とはリンクを指定するために使われるタグで「anchorタグ」の略です。aタグの中に色々な属性値を設定することで、リンク先のURLを指定したり、リンク先との関係性を示すことができます。検索エンジンの指標の中でも、ページとページの関係性を示すリンクは大変重要です。また、検索エンジンはページのコンテンツを認識する際aタグを参照していますので、キーワードしっかりと入れてSEO対策を行いましょう。5:liSEOに有効なタグ5つ目は、箇条書きに使われる「liタグ(リストタグ)」です。コンテンツ内に箇条書きがあるとユーザーの読みやすさが上がるため、SEOにも高い効果があります。また、liタグを使うと強調スニペットにも表示されやすくなり、SEOにおいて非常に有効となります。6:alt「alt」とは画像の代替テキスト情報です。検索エンジンが画像のみでその内容を把握することは困難です。altで画像に属性付与することで検索エンジンにコンテンツの内容を正確に伝えることができ、SEOに効果があります。また、ユーザーに対してもテキストで画像の内容を補完したり、音声読み上げ機能を使用した場合の読み上げテキストとして役立ちます。SEO対策のタグ設定の注意点タグ設定を適切に行うことでSEO対策に効果がありますが、間違ったやり方をしてしまうと手間がかかるだけでかえって逆効果です。SEO対策のタグ設定を行う上での注意点をみていきましょう。noindexタグ「noindexタグ」とは、ページを検索エンジンに表示させないために使うmetaタグです。情報量の少ないページやサイトマップなどは、コンテンツが少なく検索エンジンに低品質なページと認識される可能性があります。サイト全体のSEOに悪影響を及ぼす恐れがありますので、noindexタグを使って評価の対象にならないようコントロールしましょう。似たタグページはNGSEO対策のタグ設定で、キーワードの似たタグページを作成することはNGです。タグページにピックアップした記事が重複するので、Googleがどのタグページを評価すればいいのか迷ってしまい結果として評価が下がってしまいます。SEO的には、同じキーワードや似たキーワードのタグを複数回適用することはできません。効果的にタグを作りSEO対策をしようSEO対策では、適切にタグを作ると検索順位アップに効果があります。タイトルタグやhタグ、liタグやaタグ、altタグを適切に記述することで、ユーザー、検索エンジン双方にとって価値のあるサイトになり、SEO対策にも有効です。しかし、いきなり効果的なタグ使いをしようとしても、難しいかもしれません。WordPressなどを利用しブログ記事をコツコツとアーカイブしながら、ご紹介した6つのタグを意識的に使っていきましょう。弊社では、今回ご紹介したGoogleやYahoo!といった検索エンジンのSEO対策だけでなく、世界第2位の検索エンジンであるYouTube SEOの専門家です。YouTube SEOに関するお悩みを抱えている方は気軽にお問い合わせください。その他、YouTubeのSEO対策の参考になるお役立ち資料も無料で公開しております。