スマホで見ようと思った動画が見られないことがあります。動画ファイルにはたくさんの種類があり、拡張子でそれを知ることができます。スマホに対応している動画の拡張子を知り、どうすれば見られるようになるかを理解して、より多くの動画を楽しみましょう。スマホで動画が再生できない時最近のスマホは性能もよくなり、写真だけでなく動画の再生や撮影にも対応しています。例えば友人などに送ってもらった動画が再生できないケースや、インターネットからダウンロードした動画が再生できなかったという経験がある方もいるのではないでしょうか。これは、AndroidとiPhoneでは再生できる動画の拡張子が異なるために、自分のスマホでは再生できなかったということが考えられます。この記事では、スマホで動画が再生できない時の対処法をご紹介します。iPhoneで対応している動画の拡張子4選iPhoneはApple社のiOSで動く独自仕様のスマホで、多くの動画形式に対応していますが、一部再生できない形式の動画があります。ここでは、iPhoneが対応している動画形式をご紹介します。1:m4viPhoneスマホに対応している動画形式の1つ目は、Androidでも使われている実質的なスタンダードのmp4をApple独自仕様にしたm4vです。m4vは基本的にmp4に準拠しており、再生方式が違うだけです。Appleはmp4をベースにして、他にもmp4aやmp4s、m4rなどがありますが、実際に視聴する時にユーザーが気にする必要はありません。2:mp4iPhoneスマホに対応している動画形式の2つ目は、Androidでも使われている実質的なスタンダードのmp4です。mp4形式の動画は、iPhoneやAndroidスマホ以外にもYouTube、SONYのWALKMAN、PlayStation3やWiiなどのゲーム機やWindows Media Playerにも対応しています。3:moviPhoneスマホに対応している動画形式の3つ目は、Apple社の標準の動画アプリであるQuick Timeに対応しているmovです。Quick TimeはApple社の独自仕様のため、iPhoneでの再生はできますがAndroidスマホはそのままの形式では再生できません。4:qtiPhoneスマホに対応している動画形式の4つ目は、movと同様にApple社の標準アプリであるQuickTimeに対応しているqtです。QuickTimeで作成された古いファイルはqt形式の場合が多いのですが、movと同様に使われます。Androidで対応している動画の拡張子Androidスマホでもカメラの性能が向上し、4Kや8Kの動画が撮影できる機種も出てきています。友だちと動画を共有したり、iPhoneやデジタルカメラ、インターネットからダウンロードした動画を見る機会もあると思いますが、Androidで対応している動画形式はどのようなものがあるのでしょうか。Androidスマホは機種によって再生できる動画の種類が異なりますが、ここでは標準的に対応している動画形式について見てみましょう。mp4Androidスマホで対応している動画の拡張子の1つ目は、mp4です。mp4は、iPhoneでも対応しており、PCのMacやWindowsなどでも標準で使え、ほとんどの動画再生アプリでも標準で対応している汎用性のある動画ファイル形式です。aviAndroidスマホで対応している動画の拡張子の2つ目は、aviです。aviはWindows標準の動画ファイル形式で、Audio Video Interleaveの略称です。圧縮率も高く、使えるプラットフォームも多い動画ファイル形式です。拡張子の違う動画をスマホで見る方法スマホで動画を見る場合、機種によって再生できる動画の種類が違うため、再生ができない場合もあります。ここでは、変換アプリや再生プレイヤーを使って、スマホに対応していない動画を見る方法を紹介します。動画変換アプリを使うスマホに対応していない動画を見る場合、動画の形式が変換できるアプリを使用する方法があります。アプリを使用して拡張子を変換することで、使用しているスマホに対応した動画形式になります。動画再生アプリを使うスマホに対応していない動画ファイルを見る場合、その動画ファイル形式に対応したプレイヤーがあれば、ファイル形式を変換しなくても見ることができる場合があります。動画には様々なファイル形式があり、デジカメなどで撮影した動画ファイルはmov形式が多く、Androidスマホでは再生できません。アプリストアで自分の再生したい拡張子の動画ファイルに対応したプレイヤーを手に入れることで、そのプレイヤーで見たい動画を視聴できるようになります。対応動画がスマホで再生できない時の対処法4選前までは見ることができたのに、突然見ることができなくなったなど、対応しているはずの拡張子の動画が突然見ることができなくなる場合があります。今まで見ていたはずの動画を見ることができなくなると慌ててしまいますが、スマホのシステムやアプリ同士のコンフリクトなどで、動作がおかしくなってしまうことがあります。ここでは、スマホで対応しているはずの動画が見られなくなった場合の対処法をご紹介します。1:空き容量を増やすスマホで対応しているはずの動画を見ることができない時は、スマホの空き容量を増やしてみましょう。高画質の動画はかなり容量を使うので、スマホの内部ストレージがすぐに圧迫されてしまいます。スマホの本体ストレージに余裕がなくなると、正常に動画が再生できなくなることがあります。不要なアプリやデータを削除したり、SDカードなど、外付けの記録媒体にファイルなどを移し、本体のストレージ容量を増やしてみましょう。2:ネットやWi-Fiを確認する他にも考えられることは、スマホの通信状態が悪くなっているケースです。スマホの上部に、通信状態を表示させている場合はそれを確認して、接続できているか、アンテナの受信状況が悪くなっていないかどうかを確認します。通信状態が悪くなっている場合は、スマホのWi-Fiやモバイルデータ通信を一度切断して、再接続してみましょう。受信状況を改善できれば、再生できるようになるでしょう。3:SDカードを確認するSDカードに入っている動画ファイルがスマホで見ることができない場合、SDカードが物理的な接触不良などを起こしていないか確認しましょう。SDカードを抜き差ししてみて、SDカードの端子部分が汚れていないか、接触不良が起きていないかを確認します。動画ファイルの再生ができても動きが滑らかではない、などの場合は、SDカードの性能不足や不具合が起きている可能性もあります。SDカードを変えてみて、動作を確認してみるといいでしょう。4:再起動するスマホに対応している動画ファイルなのに見ることができない場合や、以前に再生できた動画ファイルを見ることができなくなった場合は、スマホを再起動してみるのも有効です。スマホ自体がコンフリクトなどを起こしてしまっている場合や、ゴミファイルの削除ができていない場合などは、再起動をすることで不具合が解消されることがあります。動画再生に限らず、スマホの調子が悪い時は端末の再起動が有効と言えるでしょう。スマホの機種によって対応している動画の拡張子は違うことを知ろうスマホが一般的になって、携帯端末で見るコンテンツは静的なものから動画などにシフトしています。動画はビデオカメラやスマホ、デジカメなどの撮影機器や、システムやアプリによってたくさんの形式に分かれています。標準のアプリでは見られない動画も、ちょっとした工夫でどのスマホでも見ることができるようになります。スマホの機種によって、対応している動画の拡張子が違うことを理解し、見るための対策を知って、見たい動画を楽しんでいきましょう。