SNS広告を出稿しようと考える場合、有力な選択肢の一つとしてTikTokがあります。しかし、TikTokの広告にかかる費用や、どのような広告の種類があるのかが分からない方も多いのではないでしょうか。TikTok広告には4つの種類があり、それぞれにかかる費用や特徴が異なります。自社の運用目的に合ったものを選ぶ必要があるでしょう。当記事では、TikTok広告にかかる費用と配信方法ごとの相場を解説します。TikTok広告の費用対効果を最大化したい場合は、ぜひ一度Start-Xへご相談ください。>>Start-Xへ無料で相談してみるTikTok広告の費用感を種類別に解説出稿できるTikTok広告を大まかに分けると、次のとおり4種類です。広告の種類課金タイプ費用相場インフィールド広告期間契約型42万円~(Brand Premium)300万円~(ONE DAY MAX)625万円~(TopView)起動画面広告インプレッション課金型770円~/1,000回表示ハッシュタグチャレンジ期間契約型1,000万円(ベーシック)1,500万円(スタンダード)1,700万円(チャレンジプラス)2,000万円(バトル)運用型広告インプレッション課金型30円〜100円(クリック)100円〜1,000円(インプレッション)5円〜60円(再生)他にもインフルエンサーにPRを依頼する手法もありますが、ここではTikTok公式を介して広告出稿する方法のみを紹介します。1.インフィード広告インフィールド広告とは、おすすめ投稿に配信できる広告です。5〜15秒の動画広告が投稿できます。一般ユーザーの投稿動画と同じように流れるため、広告感が少なく「いいね」やコメントがつきやすいのが特徴です。気軽にシェアしてもらえる上、ユーザーの反応を直に感じられるメリットがあります。インフィード広告には、主に3つのプランが用意されています。プラン名費用相場表示される時の特徴見込める効果Brand Premium42万円~親和性の高いユーザーに、最大60秒フルスクリーンかつ音声付きで表示ターゲットへのリーチやアプリストアへの導線として役立つONE DAY MAX300万円~指定の1日のみ、ユーザーが初接触する最大60秒のフルスクリーン動画を表示おすすめ投稿の4番目に自然な形で加わるため、視聴されやすいTopView625万円~アプリ起動時に最初にインフィード動画として音声付きで再生1日1社限定で、最大60秒の全面クリッカブルな動画がフルスクリーンで流れる投稿を表示するユーザーを細かく設定できるのも、効果が見込める点といえます。契約期間はいずれも1日単位です。それぞれ表示される時の特徴や見込める効果も変わってくるので、予算感や狙いたい視聴者層に合わせて選んでみてください。2.起動画面広告起動画面広告とは、ユーザーがTikTokアプリを起動したときに表示される広告のことを指します。インフィード広告のTopViewとの違いは、起動画面広告は音声が出ない点です。静止画やGIF画像、GIFアニメーションなどにも対応しています。1日1枠のみのため、必ず見てもらえるメリットがありますが、費用が高く枠の競争率が激しいです。1,000回の表示につき約770円の課金が発生し、全体では500万円ほどといわれています。短期間の中で多くのユーザーにアプローチしたい場合、おすすめの広告形態です。3.ハッシュタグチャレンジハッシュタグチャレンジとは、企業が指定したハッシュタグをつけた動画をユーザーに投稿してもらう参加型広告です。お題となるダンスや音楽などを使用した動画を作成・投稿してもらう方式で、ユーザーが自ら参加してくれることからバズりやすいメリットがあります。ただし期間契約で実施するため、広告費が高額となりやすいところが注意点でしょう。費用相場として、1,000万円~2,000万円と言われています。プランは以下の4種類で、料金やインプレッション保証などが異なります。プラン料金相場インプレッション保証ベーシックハッシュタグチャレンジ1,000万円おすすめに3日間表示スタンダードハッシュタグチャレンジ1,500万円・おすすめとバナーに6日間表示・1日だけバナーの1番目に表示されるハッシュタグチャレンジプラス1,700万円・おすすめとバナーに5日間表示・2日間、バナーの1番目に表示されるバトルハッシュタグチャレンジ2,000万円2つのハッシュタグをおすすめとバナーに3日間表示最も安価なベーシックは、バナーなし、最初の偶数日3日間のみおすすめ表示される形式です。新規顧客が初回限定で利用できるプランのため、ハッシュタグチャレンジを試してみたい場合はベーシックから検討してみるのがよいでしょう。4.運用型広告運用型広告は、ユーザーの一般投稿に混ざって配信される広告のことです。具体例として、以下の3種類が挙げられます。課金方法費用相場クリック課金30円〜100円インプレッション課金100円〜1,000円再生課金5円〜60円運用型広告の課金形態はいずれも、それぞれの成果地点に達した分だけ課金される仕組みなので、少額から始められます。広告用プラットフォーム「TikTok For Business」には最適な形にフォーマットしてくれる機能があるため、TikTokのほか、BuzzVideoやPangleにも同じ広告を出稿可能です。また、細かくターゲティングでき、直接的なコンバージョンを狙うときに向くタイプの広告となっています。他方、自社でターゲットの設定から広告作成・配信まで実施する必要があるため、これから初めて広告を出稿する場合は注意しましょう。TikTok広告の課金形態以下では、TikTok広告の課金形態を4つ紹介します。クリック課金(CPC課金)インプレッション課金(CPM課金)再生課金(CPV課金)6s Focused View課金クリック課金(CPC課金)クリック課金(CPC課金)とは、広告がクリックされるごとに課金される形態です。運用型広告の一種で、クリックの可能性が高いユーザーを狙って広告を配信できます。トラフィック、アプリインストール、コンバージョン、コミュニティインタラクション(プロフィール訪問)など、幅広いプロモーション目的に利用できる点が特長です。インプレッション課金(CPM課金)インプレッション課金(CPM課金)とは、広告が1,000表示される度に課金される形態です。似た課金形態に「最適化インプレッション課金(oCPM課金)」があります。両者の主な違いは下表の通りです。課金形態配信挙動適したプロモーションの目的インプレッション課金(CPM課金)可能な限り多くのユーザーに広告を配信リーチ最適化インプレッション課金(oCPM課金)コンバージョンまたはアプリインストールイベントを完了する可能性が高いと判断したユーザーに広告を配信・コンバージョン・アプリインストール・リード生成・コミュニティインタラクション(フォロー)両者は運用型広告という意味では同じでも、広告を届けたいユーザーの幅が異なるので、予算や目的に応じて使い分けましょう。再生課金(CPV課金)再生課金(CPV課金)は、2秒、6秒、動画視聴完了ごとに課金される形態です。動画視聴数に応じて課金される、運用型広告の一種となります。最大限に動画の再生回数を高めたい場合におすすめの課金形態です。6s Focused View課金6s Focused View課金とは、ユーザーが動画を6秒間以上したり、6秒以内に何らかのアクションを行うことで課金される形態のことです。再生課金に比べて、より動画を深く見て、行動につながった層へ向けてアプローチできるので広告の効果は高めになります。ただし、1再生あたりの費用も上がるのがポイントです。興味のない動画広告は一瞬でスワイプされてしまうTiktokでは、ユーザーの関心を惹く、より高品質な動画広告の出稿が求められます。TikTok広告の入札の仕組みを紹介TikTok広告の入札の仕組みは、以下の2種類に大別されます。入札の種類目的課金形態目標成果単価上限(Coat Cap)・アプリインストール・コンバージョン・リード生成最適化インプレッション課金(oCPM課金)最小単価(Lowest Cost)・アプリインストール・コンバージョン・リード生成・トラフィック・リーチ・動画視聴数・インプレッション課金(CPM課金)・最適化インプレッション課金(oCPM課金)・クリック課金(CPC課金)・再生課金(CPV課金)目標成果単価上限(Coat Cap)での入札は、平均CPAが設定した目標CPA上限に近づくように調整される仕組みです。一方で、最小単価(Lowest Cost)での入札は、予算内で最も低い成果単価にて獲得できるユーザーからCV獲得するように調整されます。それぞれ対応する目的や課金形態が異なるため、自身の運用目的に沿って利用してみましょう。自社に最適なTikTok広告を選ぶ3つの基準TikTok広告の効果を最大化するためには、自社に合った配信方法を選ぶことが大切です。どのTikTok広告が自社に適しているのか、判断するための基準を3つ紹介します。重視する効果で選ぶ広告費の予算で選ぶTikTok広告を配信する目的で選ぶ重視する効果で選ぶTikTok広告に対して、費用対効果の高さとブランディング効果のどちらを重視するのか明確にしておきましょう。費用対効果を重視する場合、運用型広告のクリック課金ならコンバージョンに対してのみ課金するので、少ない予算でも出稿することが可能です。ブランディング効果を重視する場合は、インプレッション課金型や期間契約型の広告が向いています。予算があるならハッシュタグチャレンジが、予算もある程度抑えたいなら起動画面広告が選択肢に入るでしょう。広告費の予算で選ぶTikTok広告に出稿するうえで、いくらまでの予算を割けるのかを基準にする方法です。ハッシュタグチャレンジを実施したいが予算が限られる場合、初回限定のベーシックを試すのも良いでしょう。予算が少ない場合は、自分で調整しやすい運用型広告から始めたり、料金が比較的安価なインフィード広告から始めたりするといった選択肢があります。TikTok広告を配信する目的で選ぶ「TikTok広告に出稿する目的は何か」を基準に選ぶ方法です。目的の例は以下の通りです。商品やサービスの認知度を上げたい購入や資料申込みしてほしい商品やサービスの認知度を上げたい、ブランディングを目的とする場合は起動画面広告など幅広い層にアプローチできる広告が向いています。一方で購入や資料申込みなど、具体的なアクションを起こしてほしい場合は、インフィード広告や運用型広告で親和性の高いユーザーへ優先的にアプローチするほうが良いでしょう。TikTok広告の費用対効果を高めるコツ想定よりも広告費が高くなりそうだと感じたら、料金を抑える工夫を試してみましょう。無理に予算ギリギリの広告を1度出稿するよりも、少ない費用で長期的にアプローチしたほうが集客につながりやすいです。以下では、TikTok広告の料金を抑えつつ効果的に集客するコツを4つ紹介します。ターゲットをこまかく設定する運用型広告でクリック課金型を選択する複数種類の広告で割引と相乗効果を狙うTikTok広告運用に強い会社へ代行を依頼するターゲットをこまかく設定するターゲットを広くすると、見込み客や潜在顧客ではない層にまでアプローチしてしまいます。インプレション型など広告のタイプによっては、無駄な費用をかけてしまうためです。TikTok広告は年齢、性別、地域、言語、興味関心などこまかくターゲティングできるため、機能を活用してピンポイントでリーチできるようにしましょう。複数種類の広告で割引と相乗効果を狙うTikTok広告は、複数種類の広告を同時発注すると数%割引されることがあります。以下が複数発注による割引率の一覧表です。発注数割引率3個2%4個3%5個4%運営会社や代理店が一度に多くの広告を受注すれば営業コストが削減できるため、広告主にも割引で還元される仕組みとなっています。高額な広告であれば継続契約による割引も期待できるので、担当者に相談するのがおすすめです。以下が、継続契約による割引率の一覧表です。継続月数割引率3か月~5か月2%6か月~8か月3%9か月~4%複数種類の広告を同時に利用すると、それぞれが取りこぼしていたユーザー層にもリーチできる確率が高くなり、相乗効果で更に認知度拡大が狙えるメリットもあります。運用型広告でクリック課金型を選択するTikTok広告において、クリック課金型は「運用型広告」でのみ利用可能です。この方式では、クリック数に基づいて料金が発生するため、クリックがなければ費用はかかりません。そのため、たとえ広告や動画が多く表示されても、クリックされない限り料金が発生しないので、無駄な支出を防げます。予算が限られており、CVにつながる直前で課金されるクリック型ならコスパを高めて運用できるでしょう。TikTok広告運用に強い会社へ代行を依頼する自社にTikTok広告のノウハウがない場合、専門会社へ代行してもらう選択肢もあります。広告運用や最適な配信方法の選び方を熟知している専門会社なら、予算を抑えつつ費用対効果を最大化してくれます。一方、知識のない自社の人間に任せると、効果のない広告を配信するなど、必要以上の費用が生じかねません。専門会社なら効率良く運用してくれる分、広告費や人的コストの面で外注した方が安くなることがあります。また、代行依頼を検討する上で考慮したいのが、自社のインターネット広告に関する今後の方向性です。ゆくゆくは自社にSNSなどインターネット広告専門のチームを立ち上げる予定であれば、内製化も検討した方が良いでしょう。すでに専門チームがあり、TikTok広告を新たに取り入れようと計画している場合も、ある程度時間や予算に余裕があるのなら、ノウハウを蓄積するために内製化を検討する余地はあります。専門のチームを立ち上げる予定がない場合や、内製化するほど社内のリソースに余裕がないときは、外注するメリットは非常に大きいです。TikTokでのプロモートを広告代理店に依頼すべき理由を詳しく見るTikTok広告の費用対効果を最大化したいならStart-Xへご相談くださいTikTok広告にかけられる予算はどの会社でも限りがあるため、「下手に出稿して、まったく結果が出なかった」では大変です。もしTikTok広告の費用を限りなく有効に使って、成果に直結する広告運用をやりたいなら、TikTok広告のプロであるStart-Xへお任せください。500社以上のクライアントのマーケティングを成功させた実績をもとに、最適な広告プランや予算の組み方を提案いたします。運用まで一貫して依頼可能なので、自社での運用に自信がない企業様も安心してご相談ください。>>Start-Xへ無料で相談してみるStart-Xで実施したTikTok広告運用の成功事例|CPAが過去のWeb広告の1/5へStart-Xでは過去に、TikTok広告を初めて実施したクライアントのサービス登録者を、半年で11,850名も増加させた実績があります。以前まで実施されていたWeb広告のCPA(顧客獲得単価)と比べて、弊社が運用したTikTok広告では1/5まで減らすことができました。クライアントは人材業界の企業様でしたが、ターゲットを絞ることで競合を出し抜いています。予算感や結果をシミュレーションすることもできるので、お気軽にご相談ください。>>Start-Xへ無料で相談してみるTikTok広告の費用をムダにしないための注意点TikTok広告に出稿する前に、費用を無駄にしないために押さえておきたい注意点を3つ紹介します。利用できない楽曲がある広告の不具合は途中で修正できないキャンセルは一切できない利用できない楽曲があるTikTokはユーザーが自由に使用できる音楽を用意していますが、既存曲は個人利用目的に限ってフリーとなっています。企業が広告に利用する場合は、商用利用可能の曲をフリー素材から借りたりオリジナルの曲を制作したりする必要があります。オリジナル楽曲なら許諾の心配もなく利用できるうえ、ブランディングにもつながるでしょう。広告の不具合は途中で修正できない一度出稿すると、後から広告内容に誤りが見つかっても修正はできません。誤字脱字はもちろん、リンクがきちんと貼れていないなど重大な不備があったとしても対応してもらえないので、入念に確認するようにしてください。広告の配信を中断できますが、広告料金が残日数に応じて値引きされたり返金されたりすることはありません。キャンセルは一切できないTikTokは一度申込み、広告出稿の枠が割り振られると、キャンセルはできない仕組みとなっています。広告枠はTikTokに申込みメールを送ってから先着順で割り振られます。割り振られた後は期限までに広告用の動画や画像を用意して、出稿しなくてはなりません。仮に「動画制作が間に合わなかった」場合でも、出稿期限の先延ばしやキャンセルはできず、余計な広告料のみが発生することとなります。TikTok広告の費用対効果を高めてプロモーションを最適化しよう企業がTikTok広告をプロモーションに活用し始めたのはまだ日が浅いため、多くの企業でノウハウがなく、適切な運用が行えていないといったお悩みや、そもそも適切なTikTokプロモーション戦略を立てられないことも多いでしょう。特性を活かして最適なTikTok広告配信を行うには、TikTokに詳しい専門家にプロモーションや動画作成方法などを相談することがおすすめです。Start-Xは、TikTokだけでなくYouTubeなどの動画を活用したマーケティング/PR支援に強い企業です。企画・撮影・編集・効果検証まで全て対応可能で、丸投げから一部業務のみの代行も可能です。500社以上のクライアントのマーケティングを成功させてきた、動画とマーケティング/PRのプロが、目的に沿った最適なプランをご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。また、TikTokや動画活用に役立つお役立ち資料も無料で公開しております。>>Start-Xへ無料で相談してみる