近年、SNSを使って集客する「SNS広告」を活用される企業が多くなりましたよね。特にInstagramでは、若年層を中心に幅広いユーザーが利用していて、ターゲット層に絞ってInstagram内で広告を流せるので、効果を得やすい点から導入する企業が増加しています。しかし、Instagram広告を出しても「なかなか思うような効果が出ない」「お問い合わせに繋がらない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?そこで今回は、Instagram広告の”よくある失敗”について解説します。さらに、Instagram広告の効果を高める改善策も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。>>>Instagram広告についてのご質問やご相談はこちらからInstagram(インスタ)広告で見込める3つの効果自社サービスを大々的にPRしても、ターゲットユーザーに届かなければ意味がありません。そこで、Instagram広告では綿密なターゲティング機能を利用して、余計なコストを省くことができます。さらに「リソース不足でアカウント運営ができない!」といった場合でも、Instagram広告を活用することで認知向上だけでなく、ブランディングにも利用することができます。下記では、Instagram広告で陥りやすい悩みの対処法を解説していきます。特徴的なユーザー層と細かいターゲティング機能を活用できるフォロワーでない人(潜在層)へ訴求して新たな販路を開拓できる商品・サービスの認知向上やブランディングに使える特徴的なユーザー層と細かいターゲティング機能を活用できるInstagramの利用率は10~20代の若年層が多く、特に視覚コミュニケーションを重視する女性ユーザーが多いプラットフォームです。30代以降の利用者も年々増加傾向にあり、10~30代の女性に向けた広告運用を組み立てることができます。そのうえ、Instagram広告では細かく配信する層を絞ることができるため、ターゲットユーザーにピンポイントに届けることが可能です。ターゲティング機能で設定できる範囲の一例 )年齢・性別・地域・興味関心・役職・業界・勤務先、行動履歴など引用:https://www.soumu.go.jp/main_content/000887589.pdf#page=72フォロワーでない人(潜在層)へ訴求して新たな販路を開拓できるプロジェクトの初期でよくある「商品名など自社の認知度が低い」「自社アカウントのフォロワー数が少ない」といったケースでも、Instagram広告はユーザーの興味に応じて表示されるため、新たな販路を開拓しやすいといったメリットがあります。売上効果を目的にInstagram広告を利用する場合「類似商品に興味関心がある」といったフォローに至っていない潜在層にアプローチできるので、新規ターゲットユーザーの獲得につながりやすいです。商品・サービスの認知向上やブランディングに使えるInstagram広告では自社を知らない層にアプローチできるため、広い層への認知拡大とあわせて、潜在層の興味関心を惹くことができます。一貫したイメージのクリエイティブで広告運用をすることで、ブランディングに活用することが可能です。ユーザーに対するブランド認知が確立すればエンゲージメントも高まり、長期的なブランド成長につながります。Instagram広告とその他のSNS広告の効果の違いそれぞれのSNS広告の違いを踏まえた広告運用が重要であり、特にInstagram広告では、若年層の女性に向けてビジュアル的な表現で視覚的に訴求できます。一方、Facebook広告では利用者層の幅が広くターゲティングも可能ですが、利用率がInstagramと比べて低い傾向にあるため、Instagramと連携して広告運用を拡大する必要が出てくる可能性があります。下記のInstagram・Facebook広告を含む、他のSNSと比較した場合の特徴の差から、自社サービスに合ったSNS広告を選別して認知拡大を図るとより効果的です。Instagram広告とその他のSNS広告の効果の違いInstagram利用者層:10~30代前半を中心に幅広い年齢層主な特徴:画像や動画で視覚訴求が効果的Facebook利用者層:幅広い年齢層主な特徴:実名登録でターゲティング精度が高いTikTok利用者層:10~20代を中心に幅広い年齢層主な特徴:短い動画で記憶に残りやすいX利用者層:10~40代を中心に幅広い年齢層主な特徴:拡散力が高くクリックされやすいYouTube利用者層:10~50代前半など全年代にアプローチ可能主な特徴:スキップ不可の動画広告で強制的にメッセージを伝えることが可能Instagram広告の効果が出ない時によくある失敗と改善策Instagram広告で効果が見られないときに確認すべきチェック項目があります。クリエイティブの見直しも重要ですが、遷移先のLPについても課題がないか確認する必要があります。下記について、自社の広告に当てはまる点はないか、課題抽出の参考にされてみてください。ターゲットが曖昧で誰にも刺さらない広告になっている画像・動画の内容が伝わりにくいクリエイティブになっている広告と遷移先で伝える訴求内容がずれている広告と遷移先で伝える訴求内容がずれているターゲットが曖昧で誰にも刺さらない広告になっている「多くの方の目に留まってほしい」といった思いから、ターゲットを絞りきれていないケースや、ターゲティングの精度が甘いことが原因となるパターンも少なくありません。商品ニーズのあるユーザーにピンポイントで届けることを意識し、明確なペルソナ設定を実施したうえで広告を配信するようにしましょう。そうすることで結果的に、費用対効果の高い広告運用が行えます。画像・動画の内容が伝わりにくいクリエイティブになっているInstagram広告の画像の中に、文章が20%以上含まれる場合、読みづらさがあり内容がうまく伝わらない可能性があります。クリエイティブにおいて、画像内のテキスト量は全体の20%以下に留めるのが目安です。「何を本当に伝えたいか」を、事前に明確化して訴求する内容は絞りましょう。広告と遷移先で伝える訴求内容がずれているInstagramで運用している広告のクリエイティブイメージと、LP(商品ページ)の内容がずれているケースでは、流入したユーザーの離脱を招いてしまい成果につながらない結果が起きやすくなってしまいます。商品やサービス説明のズレを細部まで解消して、本質的な面を大きく伝えることが大切です。広告とLPの内容をすり合わせ、ユーザーの混乱を防ぐことで効果により貢献しやすい広告の運用が可能になります。広告にかける予算が少なすぎてターゲット層に表示されていない予算面ではInstagram広告に投資できる費用の少なさは、配信するユーザーの極度な限定につながりやすいと言えます。目安として、月3万円ほどは最低限必要と想定し、予算を捻出しておくことがベストです。弊社Start-Xでは、毎月10社限定の無料マーケティング相談や、広告運用代行からマーケティング支援まで、SNS領域についてもご相談いただくことが可能です。WEBに詳しくない場合でもわかりやすくお伝えいたしますので、SNS広告でお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。エンゲージメントを狙いすぎた内容で低い評価をつけられているエンゲージメント率が高い方が広告の最適化で、より多くのユーザーに届くことは間違いないのですが、エンゲージメントを意識しすぎて自然な誘導ができていないパターンも多く見受けられます。どれだけ多くエンゲージメント数を稼げたとしても、誇大広告を疑われてしまうとブランドイメージを下げかねないため、クリエイティブに使用する文言には注意が必要です。Instagram広告の効果が出ないとお困りならSNS広告運用のプロへご相談くださいInstagram広告でなかなか思うような効果が出ず、課題抽出や改善を繰り返したり工数を割けるリソースが自社で不足している場合、SNS広告運用経験のあるプロに任せることをおすすめします。効果実績を多く持っている企業に委託することで、自社の課題改善に対する施策をスピード重視で打つことができ、目的から逆算した戦略設計まで包括して担うことができる心強いバートナーになってくれます。弊社ではSNS広告運用を実施しており、その他下記サービスをご活用いただけます。SNS広告をはじめとする、SNSマーケティング代行の重要さについては >>SNSマーケティングは代行を依頼すべき?会社の選び方や料金相場も紹介 をご覧ください。SNS広告運用とあわせてStart-Xに任せられる領域- Web・動画広告運用- SEO/VSEO対策- SNS/YouTube運用- 採用マーケティング- マーケティング&戦略PR支援- ブランディング支援- EC・D2C支援事業- 事業開発支援>>詳細はお気軽にお問い合わせください。Instagram広告の効果を最大化するためのコツInstagram広告では、正しく改善施策を打つことで目的に対する効果が期待できます。効果が出ていない場合には、クリエイティブやターゲティングなどで、ずれが生じている可能性が高いので、あらゆる視点で分析して課題を抽出してください。リール動画やフィード投稿のキャプションなど、投稿の種類からさまざまな手法を組み合わせれば、より効果的な運用が可能となります。下記のようなInstagram広告の特性を利用して効果の最大化を目指しましょう。インスタ広告を使う目的を明確にするペルソナを設定しターゲットニーズを念入りに調査するInstagram内のフィード投稿・リール等をフル活用する常に効果の検証とクリエイティブ改善を繰り返す。インスタ広告を使う目的を明確にするKGIが「売上効果」なのか「認知拡大」なのかなど、SNS広告を運用する目的を明確にすることで運用方針がはっきりしたり、検証改善の方向性が定まってきます。目的を明確にすることで、自社のイメージや商品・サービスが、Instagram広告に合っているのかを確認することもできます。目的が明確でないまま運用や改善施策を検証することで、クリエイティブの方向性が改善検証の度にブレるなど、ブランディングにも響く可能性が出てきます。SNS広告を利用することで得たい成果や、自社が抱える悩みから目標とする指標が定まっていることが理想です。ペルソナを設定しターゲットニーズを念入りに調査するInstagram広告を運用する前にペルソナを細かく設定し、ターゲットのニーズを念入りに調査することも重要です。潜在層(フォロワーではないターゲットユーザー)に刺さる広告に仕上げるため、ニーズを把握して自社を知らない層へアプローチすることを見据えた調査を行います。ペルソナ設定後、事前調査をしてから広告運用の方針を固めていくことで、よりターゲットユーザーに刺さる広告を作成することができます。Instagram内のフィード投稿・リール等をフル活用するSNS広告は予算をかければ効果が一定見込める一方、その他の機能をうまく活用できていることがベストです。単にターゲットユーザーにリーチする広告を流し続けるだけではなく、Instagramで利用できる他の機能とかけ合わせるなどSNSを最大限活用することで、効果の上限を引きあげることが可能です。フィード・リール投稿やストーリーズ更新など、ユーザーと相性がいい投稿種類を分析します。ユーザーの属性から投稿頻度なども調整してアカウントを運用することで、結果的に効果に貢献できる自社アカウントを構築することができます。常に効果の検証とクリエイティブ改善を繰り返すペルソナ設定などの事前準備を行い、いざ広告運用を開始したとしても、すぐ目標とする効果を得られるわけではありません。長期視点で効果検証・クリエイティブ改善を、定期的に繰り返して効果の向上を図りましょう。常に効果の検証を実施して、最適化された広告をユーザーに届けることで、CVにつながりやすくなります。Instagram広告の効果測定の方法とコツを紹介Instagramでは、ビジネスアカウントに切り替えることで、設定からインサイトが確認できます。目的を明確化した際のKGIを「売上金額」とした場合、KPIには「Instagramを新たな販路にする」や「自社サイトの訪問数を増やす」などが設定されるかと思います。KGI・KPIが設定できたら、どれだけのユーザーに表示されたかが把握できる「リーチ数」や、いいねやコメントなどユーザーの熱量を可視化できる「エンゲージメント数」で効果を測定しましょう。他にも、増減が分かりやすいフォロワー数や、大体の閲覧数が確認できるインプレッション数など、さまざまな指標から自社で必要な数値を確認し、定期的にレポートを分析する必要があります。定期的な効果測定と改善・検証の繰り返しを行う、長期視点での運用がInstagram広告で効果を最大化するコツです。Instagram広告をアフィリエイトにも活用できる?結論、アフィリエイトにもインスタ広告は活用できます。広告主として代理店に登録し、インスタグラムでアカウントを運営しているインフルエンサーに、自社サービスをPRしてもらうことで認知拡大や売上効果を狙うことが可能です。自社サービスがボディケア商品であれば、美容に関する情報を発信するアカウントなど、フォロワーの属性がターゲットユーザーに近しいと思える発信者に、自社商品やWebサイトに誘導してもらうことで、より効果的に成果を得ることができます。ステマ規制の強化により、PRしてもらう際のクリエイティブには細心の注意を払う必要があるため、登録後のアフターフォローが手厚い代理店を選択したり、PR実施完了まで伴走してくれるマーケティング企業に依頼することをおすすめします。インスタグラムのアフィリエイトについて、詳細はこちらをご覧ください。>>インスタグラムでアフィリエイトを始める方法|注意点や成功のポイントを徹底解説効果的にInstagram広告を活用して販促やブランディングに役立てましょうInstagram広告の運用を始めると「思ったような効果が出ない」や「どう改善すればいいか分からない」と、さまざまな不安が生じるシーンが多くなるかと思います。ですが、Instagram広告を正しい方法で利用し、Instagramをフル活用することで効果は最大化できます。弊社Start-Xでは、Instagram広告を活用したマーケティングのご支援をしており、SNS運用やインフルエンサーキャスティング・SNS広告運用代行等、企業がInstagram広告を活用するための総合的な支援体制がございます。・Instagram広告運用を実施したい・SNS広告を活用しているけどうまくいかずに困っているといったようなお悩みを抱えている企業様がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。その他、デジタルマーケティングにお役立ていただける資料も無料で公開しています。