マーケティングを始めて、コンバージョンというワードをよく見ませんか?そもそもコンバージョンとはどのような意味なのか、どこで使うのかなど詳しくご紹介します。マーケティングの重要な指標であるコンバージョンを理解して、マーケティングを成功させましょう。コンバージョンとは?コンバージョンとはウェブ広告やアフィリエイトなどのWebマーケティングに関わっていたり、始めたりした方は、よく聞くワードです。コンバージョン(CV)とは、英語で「変える」という意味の名詞で、マーケティングにおいては、マーケティングの最終的な成果の指標として使われます。具体的には、FacebookやtwitterなどのSNSやブログでのアフィリエイト、検索エンジン上に掲載するリスティング広告などからの購入数を表します。コンバージョン率コンバージョン率とは、広告からウェブサイトへの訪問数のうち、どのくらいコンバージョンがあったかを示す割合のことです。コンバージョン率は「コンバージョン数÷ウェブサイトへの訪問数」の式で求めます。ネット広告においては、このコンバージョン率が広告の費用対効果の指標としてよく評価されます。広告を打つ目的が、商品やサービスの購入であれば、このコンバージョン率は、広告の効率と効果を表す良い指標になります。コンバージョン単価(CPA)コンバージョン単価は、打った広告からあった訪問数に対して、1つあたりのコンバージョンがいくらの価値かを示す指標です。コンバージョン単価は「広告費÷コンバージョン数」で計算します。コンバージョン数が高ければ高いほどコンバージョン単価は安くなり、比較的安い費用で集客できていることになります。つまり、コンバージョン単価が安いということは、低コストで売上を出すことができているため、利益率が高いということです。コンバージョンの種類6つコンバージョンは、前述したように、語の意味としては、変換や転換など変えることを示しますが、マーケティングにおいてのコンバージョンはいくつかの種類に分かれています。ここでは、マーケティングにおける6つのコンバージョンについてご紹介します。マーケティングの目的に応じて、使い分け、マーケティングを成功させましょう。コンバージョンの種類1:直接コンバージョンまずは、直接コンバージョンです。直接コンバージョンとは、投稿した広告を見たユーザーが、広告やランディングページ、ホームページなどから離脱をせずにコンバージョンに繋がることを指します。直接コンバージョンの場合、再訪したユーザーはコンバージョンとしてカウントされません。後述する間接コンバージョンとともに考察することで、マーケティングの効果を正しく測定し、次のマーケティング戦略に活かすことが可能です。コンバージョンの種類2:間接コンバージョン間接コンバージョンは、ディスプレイ広告からランディングページにアクセスしたユーザーがその場では離脱をし、別のページや広告からそのページへアクセスした場合にカウントされます。一度目の広告で、ユーザーの認知を獲得し、二度目にユーザーが興味を持ち自然検索をした際に得られるコンバージョンが間接コンバージョンです。Webマーケティングにおいては、直接コンバージョンは間接コンバージョンを経ていると考えるのが一般的です。コンバージョンの種類3:総コンバージョン総コンバージョンは、単純にコンバージョンをした回数そのものを示します。例えば、ユーザーの1人がコンバージョンに至った際に、資料請求やアカウント登録、メールマガジンなどの複数の系統からコンバージョンしていた場合、その系統からコンバージョンしたとみなします。そのため、獲得ユーザーは1人でも、コンバージョンは2や3といったように、そのユーザーの反応の回数になります。コンバージョンの種類4:ユニークコンバージョンユニークコンバージョンは、総コンバージョンと反対の考えをします。ユニークコンバージョンの場合、1人のユーザーが複数の系統からコンバージョンをしたとしても、コンバージョン数は1とカウントします。ユニークコンバージョンは、広告を出す目的がリードの獲得の場合に見る指標になります。総コンバージョンのように、回数を数えるのではなく、結果的に何人がコンバージョンをしたのかを示すのがユニークコンバージョンです。コンバージョンの種類5:クリックスルーコンバージョンクリックスルーコンバージョンは、SNSやアフィリエイト広告などから、広告をクリックした際に、コンバージョンとしてカウントされます。同じユーザーが広告を何度もクリックをしても、クリックスルーコンバージョンは1としてカウントされます。コンバージョンの種類6:ビュースルーコンバージョンビュースルーコンバージョンは、バナー広告やSNSのストーリー広告などのイメージ広告の効果測定に有効なコンバージョンです。Web広告を見た際に、コンバージョンをしなくても、その広告を見てから30日以内に別のサイトや広告からコンバージョンをした際に、ビュースルーコンバージョンとしてカウントされます。間接コンバージョンと似ていますが、間接コンバージョンとは違いクリックされなかった広告の効果を測定します。コンバージョンアップの対策ポイント4つ広告の効果をダイレクトに評価できるコンバージョンは、広告マーケティングにおいて、非常に重要です。コンバージョン数が上がることで、広告からの利益が発生し、より効率的に集客や販売促進が行えるようになります。コンバージョンをアップするには、セッション数を増やすこと、クリック数を増やすこと、表示回数を多くすることが必要です。ここでは、これらを踏まえて、コンバージョンを上げるための対策をご紹介します。コンバージョンアップの対策ポイント1:Webページ冒頭部に関心事を表示SEOの考え方などで、ペルソナをある程度決めていれば、表示回数を増やせます。しかし、表示回数を増やしても直接的にはコンバージョンに繋がりません。Webページを作成する際には、設定したペルソナの訴求することをさらに明確化する必要があります。ターゲットにしたいユーザーが何を求めているのかを理解し、そのターゲット層が興味を持つ内容をWebページの冒頭部で執筆しましょう。コンバージョンアップの対策ポイント2:ページ間の動線設計2つ目は、ページ間の動線設計です。興味を持ったユーザーを誘導できても、そのページでアクションがなければ、意味がありません。トップページにアクセス後、入手までに時間がかかってしまうと、ユーザーの関心は薄れていきます。興味を持ったユーザーが、さらに読みたくなるような、キョッチコピーやイメージを執筆しましょう。また、選択肢が多いと、ユーザーが迷い、ページから離脱する可能性が高まるのでやめましょう。コンバージョンアップの対策ポイント3:有料・無料コンバージョンの方法に、資料請求や相談などの申し込みを含めている場合は、その資料請求や相談などが有料なのか無料なのかで、コンバージョンの数値が大きく変わります。サービスを導入する意思のある顧客であれば、有料でも問題なくコンバージョンに繋がりますが、興味関心や認知をさせたい場合には、導入前の情報提供は無料にするほうが良いです。サービスを市場に展開したばかりであれば、コンバージョンのハードルは下げましょう。コンバージョンアップの対策ポイント4:インパクトのあるコンテンツコンバージョン率を上げるには、直帰率を減らす必要があります。直帰率は、いわばページの滞在時間であり、直帰率が高い場合は、ページからよく離脱をされているということです。ページの滞在時間を伸ばすには、動画を使用することが良いでしょう。人間は、動くものに注意が届きやすいため、静止画やテキストよりも動画に目が向き、ページの滞在時間を伸ばすことができます。動画内で、興味が湧くような内容を組み込むと良いでしょう。コンバージョン活用シーン3選マーケティング指標であるコンバージョンの活用シーンをご紹介します。アパレルや雑貨などを扱うECサイトでの小売業では、商品購入がコンバージョンの指標になったり、生命保険や投資信託などの金融商品であれば、プランの購入や資料請求、相談などもコンバージョンとして定義できます。このように、コンバージョンは、商材や市場によって、定義が分かれ活用場面も異なります。ここでは、大きく3つに分けて、コンバージョンの活用シーンをご紹介します。コンバージョン活用シーン1:ECサイト最初はECサイトです。Amazonや楽天などのECサイトの他、自社サイトでの販売をするというところが増えています。ECサイトは実店鋪を持たずとも、ネット上で販売できるためとても人気です。食品や日用雑貨などの商品から、保険や自動車、土地なども商材として取り扱えます。購入や問い合わせ件数などをコンバージョンとして設定すると良いでしょう。コンバージョン活用シーン2:企業・商品情報サイト企業・商品情報サイトにも活用できます。企業では、人材採用において、エントリー件数や採用人数などを目標にできます。商品紹介では、商品を紹介し、そこからどれほどの問い合わせや購入数を目指すかを目標として定義できます。ここでのコンバージョンは、問い合わせ件数や商品の売上がコンバージョンとして定義できます。コンバージョン活用シーン3:情報提供・コミュニティサイト情報提供やコミュニティサイトでの活用シーンもあります。情報提供・コミュニティサイトでは、基本的に会員制やメールマガジン登録などを行います。ここでのコンバージョンは、商品購入や資料請求などではなく、単純に会員登録数やメールマガジン登録者数になります。コンバージョンについて理解を深めよう今回は、コンバージョンについてご紹介しました。コンバージョンを理解することで、販売促進や会員数増加などのプロセスを考えやすくなります。Webマーケティングを行う上では、欠かせない指標となるので、より理解を深め、目標達成を目指しましょう。弊社Start-Xは総合的なマーケティング支援を得意としております。他のマーケティング支援会社と比較すると、コストパフォーマンス高く支援可能なメニューが多くございますので、何かお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。ご相談はいつでもオンラインで無料でご対応可能です。