YouTube広告を始めたい、もしくはYouTube広告の配信は始めているもののCV数が少ない、狙っている層に広告が届いていない、思うような結果が得られていないといった形でどのような設定やターゲティングをしたらいいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。YouTube広告の配信や設定においては、項目が多岐にわたるためどのように設定すればよいか悩んでいる運用ご担当者も多いことでしょう。そこで今回の記事では、YouTube広告で設定できるターゲティングの種類とその活用方法を解説していきます。YouTube広告のターゲティングに関して詳しく知りたい方は、参考にしてください。YouTube広告で設定できるターゲティングは2種類YouTube広告の効果を最大化するためには、狙ったユーザー層にリーチさせることが重要です。ユーザー層を絞り込むための方法として、YouTube広告のターゲティング設定があげられます。設定できるターゲティングは、以下の2種類です。オーディエンスターゲティングコンテンツターゲティングそれぞれの特徴と、設定できるターゲティング項目について解説していきます。■参考:動画キャンペーンのターゲティングについてhttps://support.google.com/youtube/answer/2454017?hl=ja①オーディエンスターゲティングオーディエンスターゲティングは、広告を表示するユーザーを絞り込むことができる機能です。こまかく設定できる主な項目は、以下のとおりです。ユーザー属性グループ:年齢・性別・子どもの有無・世帯年収など詳しいユーザー属性:共通の特徴を持つユーザー層(学生・住宅所有者など)興味 / 関心:カテゴリから選んだトピックに興味関心のあるユーザー層データ セグメント:広告主の動画・チャンネル・広告との接触履歴をもとに絞り込むカスタマーマッチ:オフラインも含めたデータにもとづくカスタマーへのリーチ類似セグメント:既存ユーザーに類似した新規ユーザー層へのリーチ他にも「アフィニティ セグメント」「カスタム アフィニティ セグメント」「ライフイベント」「購買意向の強いセグメント」「カスタム セグメント」などがあります。年齢や性別など身体的特徴、社会的地位にもとづいたターゲティングだけではなく、広告主の商品・サービスに似たものを検索しているユーザーなど、行動によるターゲティングも可能です。一般的には「引っ越しに興味があるユーザー」と大まかに設定する場面でも、YouTube広告のオーディエンスターゲティングなら「大学進学を機に引っ越す予定のあるユーザー」など、更にこまかく設定することが可能です。②コンテンツターゲティングコンテンツターゲティングは、広告の表示場所を設定できる機能です。表示する場所は、以下の4つの項目でこまかく設定できます。プレースメント:チャンネル・動画・アプリ・ウェブサイト・サイト内の場所トピック:選んだトピックに関連する動画・チャンネル・ウェブサイトキーワード:指定した単語・フレーズデバイス:パソコン・スマホ・モバイルなどデバイスの種類プレースメントでは、Google ディスプレイ ネットワーク上にあるウェブサイトやアプリを表示場所に指定していても、YouTube上で掲載できる場所があれば広告は表示されます。逆にYouTube上での表示を指定していても、Google ディスプレイ ネットワーク上にあるウェブサイトやアプリで掲載できる場所があれば、YouTube広告が表示されます。基本的に広告の表示場所を設定する機能ですが、トピックは「指定したキーワードに関連する動画を視聴しているユーザー」など、場所ではなく特定のユーザーを指定するターゲティング方法です。ターゲティングを効果的に活用する4つのポイントYouTube広告で、オーディエンスターゲティングとコンテンツターゲティングの2種類を最大限活用するために、押さえておきたい3つのポイントをご紹介します。ターゲットとなるユーザーを具体的に意識するYouTube広告のメリットは、想定したターゲットをピンポイントで狙えるうえ、動画によって「自分のことを言っている」と思ってもらえることです。これらのメリットを活かすためには、ターゲットとして設定したユーザー層と、実際の広告配信先がマッチしていることが重要です。大まかなカテゴリーでターゲティングすると、マッチ度の低いユーザーにまで配信してしまい、無駄な広告費がかさむ原因となります。最低限のコストでYouTube広告の効果を最大化するために、まずはターゲットとなるユーザーを具体的に設定しましょう。性別や年齢、未婚・既婚や子どもの有無、どんなライフイベントが起こっているのかなど、広告に合ったターゲットを意識してください。配信先の絞り込みをきつくしすぎないコンバージョン率の向上を考慮すると、こまかなターゲティングは重要ですが、あまりに絞り込みすぎるのも効果的とは言えません。ターゲティングは広告の表示対象や表示場所を絞り込むものであるため、条件が厳しいと表示できる対象や場所が激減してしまうおそれがあります。広告配信できるターゲットが減れば、CPAの高騰にもつながります。CPAとはコンバージョン単価(顧客獲得単価)のことで、たとえば10万円かけて配信した広告で100人のユーザーが購入してくれれば、1人あたり1,000円の費用がかかっていることになります。コンバージョン単価は低いほうが良く、広告配信時は目標のひとつとして「CPAは1回あたりいくらに抑える」と設定しておくのが一般的です。配信先の絞り込みをきつくしすぎれば、「10万円かけて配信した広告が70人にしか表示されず、コンバージョンに至ったのも10人のみ」という事態になりかねないため、適度な加減が必要です。リマーケティングする際はフリークエンシーを1回~3回にする自社サイトなどにアクセスしたことのあるユーザーへリマーケティングする際は、フリークエンシーの回数にも注意しましょう。フリークエンシーとは、一定期間内でユーザーが同一の広告に接触する回数のことです。リマーケティングに限らず、フリークエンシーを意識しないまま広告配信を行うと、ユーザーに何度も同じ広告を表示させるため「しつこい」と思われてしまいます。更にリマーケティングのターゲットに何度も同じ広告を表示させれば、一度は興味や好意的な印象をもってくれたユーザーであっても嫌悪感を与え、かえって機会損失につながります。フリークエンシーは1回~3回を目安にして、ユーザーから敬遠されることを避けることも重要です。広告の表示頻度をコントロールするときは、フリークエンシーキャップを利用して表示回数を制限しましょう。フリークエンシーキャップはキャンペーンごとに設定するもので、日単位・週単位・月単位で設定でき、ディスプレイ広告は表示回数を、動画広告は表示回数と視聴回数を制限できます。■参考:フリークエンシー キャップhttps://support.google.com/google-ads/answer/117579?hl=jaカスタムオーディエンスを活用するカスタムオーディエンスとは、キーワードやURLを自由に作成できるオーディエンスのことです。例えば、直近でGoogleで特定のキーワードを検索したユーザーを対象に動画広告を配信することができます。例えば、化粧品が商材の場合、カスタムオーディエンスで「肌荒れ ニキビ」「美白 化粧品 おすすめ」といったキーワードで検索しているユーザーを対象とすることができます。YouTube広告の運用で圧倒的に成果を出すポイントを詳しく見るYouTube広告を本格的にやるなら、専門家にご相談をYouTube広告のメリットを活かすためには、効果的なターゲティングを行うことが重要です。ターゲティングは大まかすぎても、こまかすぎても良くありません。コンバージョン率を上げることはもちろん、CPA(コンバージョン単価)を安く抑えることも、ターゲティング次第と言えます。YouTubeユーザー特有の広告に対する傾向や、YouTube広告ならではのノウハウを取り入れた効果的な広告配信を行いたいなら、専門家への相談がおすすめです。豊富な経験にもとづいた施策で、YouTube広告の効果を最大化できます。弊社では、YouTube広告の制作から広告運用まで一気通貫で対応可能です。YouTube広告を活用したいがやり方が分からない動画広告用の動画制作リソースが社内にないYouTube広告の運用方法が分からないなどのお悩みがございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。その他、YouTube広告活用の参考になるお役立ち資料を無料で公開しております。