集客やマーケティング・広報、プロモーションに効果的であることから近年注目を集めており、今や多くの企業が参入しているTikTok。やみくもに運用を続けていても、勿論のことながらなかなか再生数は伸びていかないでしょう。そこで今回の記事では、TikTokで再生回数が伸びない際の原因や再生数を伸ばしていくための対策を解説します。この記事を読めば、TikTokアカウントの再生数を伸ばすために何をすべきかが理解できるようになるでしょう。TikTokを運用されている、もしくは運用を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。TikTok動画の再生回数を確認する方法自分が投稿したTikTok動画の再生回数は、下記の手順で確認することが可能です。「マイページ」を開く投稿した動画のサムネイル左下を見る左下に書かれた数字部分が、動画ごとの再生回数となっています。数字の横にKやMと表記されている場合は、それぞれ次の意味を表しています。K:1,000回M:100万回3Mと表示されていれば、その動画の再生回数は300万回ということです。他のユーザーが投稿した動画の再生回数を見る方法TikTokは、他のユーザーが投稿した動画の再生回数も第三者が確認できるようになっています。自分以外のユーザーの動画について、再生回数を確認する手順は、下記のとおりです。確認したいユーザーのホーム画面を開く動画のサムネイル画像の左下を見る自分の動画をマイページで確認するときと同じように、左下に表示されている数字が動画ごとの再生回数です。KやMの表記ルールも同じで、たとえば12.3Kと表示されていれば、その動画は再生回数が12,300回を超えていることが分かります。TikTokの再生回数がカウントされるタイミングTikTokの再生回数は、動画が再生されたタイミングでカウントされます。ユーザーごとにカウントされるため、同一ユーザーが繰り返し視聴したとしても再生回数には反映されません。同一ユーザーが100回視聴しても、カウントされるのは最初の1回のみということです。また、TikTokは自動再生機能がありスワイプすれば次の動画が表示されるため、再生回数が比較的伸びやすい特徴があります。ここは、最近でいうとYouTubeショートやInstagramのリール動画にも同じことがいえますが優れたレコメンド機能がTikTokにも搭載されていますのでより視聴者が次の動画を再生し続けるような仕組みとなっています。TikTokの平均的な再生回数TikTokに投稿した動画の平均的な再生回数は、300~500回となっています。あくまで全ジャンルにおける平均的な数値で、実際はジャンルや投稿頻度によって大きく変わります。より詳しい目安を知りたい場合は、自分が投稿しているジャンルで競合動画の再生回数を参考にしてみましょう。再生回数0の状態が続く原因再生回数0の状態が続く原因は、必ずしもフォロワー数の多さや動画の質にあるとは限りません。TikTokは誰でもバズるきっかけを得られるよう、配慮されているSNSとなっています。初投稿の動画は約100人のユーザーに対しておすすめ表示されるため、「フォロワーが少ないから誰にも見てもらえない」事態は起こらないでしょう。最初の100人のユーザーがコメントを残したり「いいね」したりするなど、動画の反応が良ければ、より多くのユーザーに対しておすすめ表示されるようになります。仮に投稿した動画の再生回数がいつまで経っても0のままで増えない場合、アカウントや動画に問題があるか、TikTokや端末に何らかのトラブルが生じている可能性があります。アカウントや動画に問題があるケースTikTok側から何らかの問題があると判断されたり、投稿時の設定などを誤ったりすると、再生回数が正常に増えないことがあります。アカウントや動画に問題があるケースとして考えられるのは、4パターンです。①海外アカウントで日本向けに投稿しているTikTokは世界各国でサービス提供しているため、日本以外の国のアカウントも多くなっています。日本国内でも海外アカウントによる投稿ができますが、ここには問題点があります。投稿した動画は、アカウントと同じ国のユーザーへ優先的に表示されることです。もし海外アカウントから日本向けの投稿を行っている場合、以下の二重のリスクで再生回数が伸び悩んでしまうでしょう。日本ユーザーに動画がおすすめ表示されないアカウントと同じ国で日本向けの動画が注目されるとは限らない投稿直後の再生回数が伸びなければ、需要のない動画と判断されてしまうおそれがあるので注意してください。②不適切な動画とTikTokから判断されたユーザーにとって不適切と判断される内容の動画は、他のユーザーに表示されにくくなります。不適切と判断される基準は明確ではなく、投稿者が無意識で行ってしまうこともあります。基本的にセンシティブな内容(犯罪につながる、人種差別的など)は避けたほうが無難です。自分の投稿した動画が不適切と判断されているのかは、下記の手順で調べることが可能です。調べたい動画を開く動画の右下の共有マークをタップする「送信先」の欄が正常に表示されるか確認する通常の動画は、共有マークをタップすると送信先を選べるようになっています。送信先の欄が表示されない場合は、TikTokから動画が不適切と判断されているとみてよいでしょう。③TikTokの規約に違反する動画を投稿したTikTokは動画の投稿やコミュニケーションを安全に楽しむために、ユーザーやクリエイター向けにいくつかの規約を設けています。TIKTOKサービス規約https://www.tiktok.com/legal/page/row/terms-of-service/ja-JPTikTokサービス規約とコミュニティガイドラインでは、たとえば未成年者の性的搾取につながる行為や、犯罪・暴力行為、ヘイトなど、具体的な禁止行為の例が記載されているので一読するのがよいでしょう。コミュニティガイドラインhttps://www.tiktok.com/community-guidelines中にはプラットフォーム上での酒類の販売を禁じるなど、商業目的で利用するときに注意すべき規約も多いため、知らないうちに違反している可能性もあります。④アカウントをシャドウバンされている規約違反を繰り返したり、不適切な動画を多く投稿したりすると、TikTok側に悪質なアカウントと判断され、シャドウバンされることがあります。シャドウバンとは、一見すると正常にサービスを利用できているように見えますが、実際は投稿した動画が他のユーザーに表示されないようになっているなど、一部サービスが制限されている状態のことをさしています。シャドウバンされていても通知が届くわけではないため、気付きにくくなっています。すべての投稿動画で再生回数が増えていないときは、シャドウバンの可能性を考えてみましょう。TikTokや端末に原因があるケース投稿した動画やアカウント自体に問題がなくても、再生回数が伸びないときがあります。これは、TikTok側や端末自体に原因が考えられるケースです。主な原因は、次の2パターンがあげられます。①TikTokアプリに不具合が生じているTikTokアプリそのものに、不具合やエラーが生じているパターンです。再生回数以外の部分も動作が不安定になっていたり、自分以外のユーザーも同じエラーが生じたりしている場合、アプリ自体の不具合と考えられます。まずは他に同じエラーを体験している人がいないか、SNSなどで確認してみましょう。TikTokアプリの不具合に原因があるときは、公式による対応を待つしかありません。②端末の通信状況が良好ではない端末の通信状況が不安定なときも、TikTokアプリの動作に影響が出る可能性があります。通信状況に問題はないか、下記を確認してみましょう。安定したWi-Fiを使用しているか通信制限にかかっていないか端末が一時的にエラーになっていないかWi-FiからLTEや5Gに変えたり、他のWi-Fiにつなげたり、通信環境を整備するとアプリの再生回数などの表示が正常に戻ることがあるのでそんな時には一度試してみましょう。再生回数が正常にカウントされるようにする方法最も手軽に試せる対策は、同じ動画を再度投稿してみることです。TikTokも完璧なプラットフォームやSNSではないため、誤った判断で制限がかけられていたり、動画が正常に投稿されていなかったりする場合は、再投稿すると解決されることがあります。再投稿するときは、先に投稿した(再生回数が変化しない)動画は削除しておくのがよいでしょう。再投稿しても解決できない問題の場合、下記にあげる他の方法を試してみてください。TikTokアプリをアップデートするTikTokアプリがバージョンアップされている場合、古いバージョンで使用していると機能の一部が正常に働かなくなります。アプリを最新版にアップデートしてから、再度、動画の再生回数を確認してみると、きちんとカウントされていることもあるでしょう。アプリのアップデート情報はストアで確認できますが、まれにキャッシュが残っていて更新表示されていないこともあるので、確認時は一度ストアのキャッシュ削除もしておきましょう。アップデート中は通信が途切れないよう、あらかじめ通信環境や端末のバッテリー残量も確認しておくことです。通信環境を見直すWi-Fiなどインターネット通信がつながりにくくなっていると、アプリの動作にも影響がでます。再生回数の表示が正常にはたらかないときも、通信環境を安定させると改善されることがあるでしょう。無料Wi-Fiなど不安定な通信環境でアプリを使用しているときは、端末のLTEや5Gに切り替えてみるのも手です。家庭用Wi-Fiを使用しているときも、エラーとなる場合はあります。一度通信を切ってから、再度Wi-Fiに接続してみると改善されることも多くなっています。動画の質が原因となっている場合の対策方法TikTokは初投稿でもある程度の再生回数は稼げる仕組みがあるため、アカウントや動画そのものに問題がなければ、「いつまでも再生回数が0回」という動画は生まれにくいでしょう。しかし見方を変えると、一定回数に到達すれば、以降の再生回数は動画の質に左右されるとも言えます。再生回数が0回ではないが、思うように伸びないときは、動画の質の改善や投稿方法の工夫を検討してみましょう。トレンドを意識して動画を作成するTikTokで重視すべきは、トレンドを意識した動画になっているかどうかです。一度バズった動画があれば、多くのユーザーが同じ音楽やダンスで動画作成、共有を楽しんでいるのがTikTokの特徴です。トレンドは切り替わりが他のSNSと比較しても非常に早く、こまめに確認する必要があります。動画を作成するときは、現時点でどのようなトレンドがあるのか確認して、企画に盛り込むようにしましょう。人気動画に爪痕を残す動画投稿者やユーザーは、コメントや「いいね」をチェックしています。人気動画にコメントを残したり、「いいね」を積極的にしていくことも再生回数を増やすテクニックです。人気動画ならコメントや「いいね」を見る人数も増えるため、積極的に存在をアピールすることで、プロフィールにアクセスしてくれる人が出る可能性があります。多くのユーザーをプロフィールまで誘導できれば、動画の再生も期待できるでしょう。動画の投稿時間や頻度を固定する動画は、同じ時間帯や曜日に投稿することを心がけましょう。投稿するタイミングを可能な限り固定すると、「今日はあの人が何か新作を投稿しているはず」とファンが定期的にチェックしてくれるようになります。フォロワー以外にも、同じ時間帯におすすめ表示される頻度が増えれば、興味をもってもらいやすいでしょう。ハッシュタグを活用するユーザーが気になるジャンルの動画のみを見れるように活用されるのが、ハッシュタグです。ハッシュタグをたどって動画を視聴しているユーザーは多いため、投稿時は必ず活用するようにしてください。動画の内容に合ったハッシュタグをつけることはもちろん、他のユーザーが見つけやすいタグを使うことも大切です。ハッシュタグは動画1本に対して3~5個程度が適切な量となっています。多すぎれば良いというものでもないので、どのようなタグをつけるか吟味することが大切です。まとめコストをかけても良いなら、TikTokのプロモート機能でお金を払って動画を宣伝する方法もあります。しかしどうせお金を払うなら、今後の動画作成にも役立つアドバイスやサポートを得られるほうにコストを割くのもおすすめでしょう。動画作成や企画からプロに任せたり、アカウント運営に関するコンサルティングを受けたりすることも検討してみてはいかがでしょうか。弊社は、TikTokだけでなくYouTubeなどの動画を活用したマーケティング支援/PRに強い企業です。コンサルティングや企画・撮影・編集・効果検証まで全て対応可能で、丸投げから一部業務のみの代行も可能です。150社以上のアカウントを成功させてきた、動画をはじめとしたクリエイティブプロが、目的に沿った最適なプランをご提案しますので、まずはお気軽にお問い合わせください。また、TikTokや動画活用に役立つお役立ち資料も無料で公開しております。