マーケティングに携わっている方はメディア接触時間という言葉を気にしている方も多いのではないでしょうか。この記事ではメディア接触時間の近年推移、コロナ禍でのメディア接触時間の変化についてご紹介していきます。マーケティングの糸口を探している人は参考にしてください。メディア接触時間って何?メディア接触時間とは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、パソコン、スマホ、タブレットなど、紙媒体やデジタル媒体にかかわらず、それぞれのメディアに接触していた時間を表す言葉です。わかりやすい特徴として、若年層がデジタルメディア、中高年層がテレビメディア中心の生活を送っている傾向があると言われています。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/近年のメディア接触時間の推移6選テレビやラジオ、パソコンがメインのメディアだった過去と比較すると、近年ではスマホやタブレットの台頭もあってメディア接触時間も大きく変化しています。そこで、それぞれのメディアでどれくらい接触時間に変化があったのか、6つのメディア接触時間の推移について調査したのでご紹介していきます。1:テレビ今も昔も大きな影響力を持つテレビのメディア接触時間ですが、モバイル端末の充実によるテレビ離れが加速するなど大きな変化がありました。2006年のテレビのメディア接触時間が171.8分だったのに対して、翌年から右肩下がり傾向になっており、2020年には144.2分まで減少しています。年齢別では、20代~40代がテレビ離れしている傾向にあり、50代以降はテレビが多いというデータとなっていました。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/2:ラジオテレビと同様に過去のメディアのイメージが強いラジオのメディア接触時間も減少傾向にあり、2006年の44分から少しずつ下がっていき、2020年では28.9分という結果になっていました。ラジオとの接触時間を年齢別に確認してみたところ、20~50代まではほぼ同様の数字ですが、60代以降の接触時間が多いことがわかりました。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/3:携帯・スマホ現代のほとんどの人が常に所持している携帯・スマホのメディア接触時間は、時代の流れを象徴するような大幅な右肩上がりを記録していました。2006年の11分から2009年まで緩やかに増加していき、2010年、2014年を機に急激に伸び始め、2020年には121.2分という結果になりました。携帯・スマホの接触時間が大幅に伸びた背景には、動画コンテンツを気軽に視聴できるようになったことが関係していると考えられます。年齢別の接触頻度も確認してみたところ、10~30代の若い世代が圧倒的に多かったので、時代の流れを象徴する結果と言えるでしょう。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/4:雑誌雑誌メディアも減少幅こそ緩やかではありますが、時代が進んでいくにつれて減少傾向にあります。2006年の19.6分から徐々に減少していき、2020年では11.2分という結果になっていました。雑誌メディアの接触時間が減少していっている背景には、モバイル端末で雑誌が見られるようになったことが関係していると考えられます。年齢別の接触頻度としては、30~50代がほぼ横ばいで60代が少し多いという結果でした。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/5:パソコンパソコンは、現代でも多くの企業の仕事で利用する機械であることや作業効率の良さといった背景もあるため、メディア接触時間としては大幅な変化はありませんでした。2006年の56.6分に対して、2020年では64.9分という調査結果だったので、減少するどころかむしろ増えているという結果でした。接触時間の長い年齢層も確認したところ、働き盛りの20~30代が多い傾向にあったので、各企業での業務内容と関係していると考えられます。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/6:タブレット端末タブレット端末も導入する企業が増えているため、近年ではメディア接触時間も増加傾向にあります。タブレット端末の接触時間の調査は2014年からとなっていますが、初年が18.2分だったのに対して、2020年には26.4分と大きく伸びています。タブレット端末の接触時間増加も動画コンテンツの充実が背景として大きく関係していると考えられます。年齢別の接触頻度は、10~30代が圧倒的に多かったので、スマホと同様に時代の流れを象徴する結果となりました。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/コロナ禍でのメディア接触時間の変化3選時代の変化とともに各メディアの接触時間にも大きな変化が見られる中、新型コロナウィルスの影響によるメディア接触時間にも変化が見られました。コロナ禍で接触時間に目立って変化が見られたメディアは、テレビ、スマホ、パソコンの3つです。各メディアでどれほどの変化があったのか見ていきましょう。1:テレビコロナ禍でのテレビのメディア接触時間は、2019年の153.9分に対して、コロナ禍となった2020年が144.2分だったので、約10分減少したという結果でした。減少した理由としては、スマホやタブレット端末をメインに各コンテンツを楽しむ方が増えたからだと考えられます。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/2:スマホコロナ禍でのスマホのメディア接触時間は、2019年の117.6分に対して、コロナ禍となった2020年が121.2分だったので、少し増える結果となりました。コロナ禍でスマホの接触頻度が増えた理由としては、映画館に行けなくなったりしたことで、動画で視聴する人が増えたことなどが関係していると考えられます。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/3:パソコンコロナ禍でのパソコンのメディア接触時間は、2019年の59分に対して、2020年は64.9分と少し増える結果となりました。コロナ禍におけるパソコンの接触時間増加には、リモートワークを実施する企業が増えたことで、もともと自宅にパソコンを持っていなかった人が導入したことも関係していると考えられます。出典:メディア定点調査|博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所URL:https://mekanken.com/mediasurveys/メディア接触時間の推移からマーケティングへの糸口を探そう!時代が進むにつれて各メディアの接触時間にも変化が見られることから、メディア接触時間に注目しておくことでマーケティングの糸口となるヒントを得られる可能性に期待ができます。マーケティングの施策に悩まされている人は、それぞれのメディア接触時間の推移にも目を光らせておきましょう。弊社Start-Xは総合的なマーケティング支援を得意としております。他のマーケティング支援会社と比較すると、コストパフォーマンス高く支援可能なメニューが多くございますので、何かお困りごとがございましたらお気軽にお問合せください。ご相談はいつでもオンラインで無料でご対応可能です。